関東ローム層の触れられたくない過去を「穿鑿」して、いったい何が楽しいんですか!?

以下、「関東ローム層」を含む投稿。

「赤土」すなわち関東ローム層がむき出しになった風景といえば、この絵だ。

160528_01
(上)岸田劉生 作『道路と土手と塀(切通之写生)』大正4(1915)年

現在の東京都渋谷区代々木4-19の坂。

関東ローム層とはおもに台地や丘陵地など、非常に古い時代に堆積した土質です。安定していて、良好な強度を有していますが、一度乱してしまうと著しく強度が低下してしまうという特徴があります。自然状態の関東ロームであれば、地盤改良工事を必要としない場合もあります。

<知って安心!納得!!地盤の知識 ポラス暮し科学研究所について ポラス暮し科学研究所 より一部引用>
https://www.polus.co.jp/labo/jiban/

ローム層はヘタに掘り返さないほうがいいってことか。

La Revolucion De Emiliano Zapata – I Dig It(1972)
2度目の引用。

The Beatles – Dig It(1970)
2度目の引用。

Bunny Sigler – Can You Dig It(1967/12)
シングル “Follow Your Heart” のB面。

Les Brown and his Orchestra – (I Ain’t Hep To That Step But I’ll) Dig It(1940)
vocal: Doris Day and Ensemble(her first recording)

recorded in NYC November 29, 1940
“Dig it, Doris, on the vocal chorus!” Performed by Fred Astaire in the film “Second Chorus,” this Johnny Mercer-Hal Borne tune was the initial track produced at Doris’ very first commercial recording session, having joined the Brown band some weeks earlier. This 78, though, was released second, following another of her vocals from that same date.

公的機関による土地履歴調査が無料で閲覧できる。
調査項目は、台風・大雨などによる浸水域、がけ崩れ発生箇所など。

土地を買おうとする時、土地履歴(地歴)を調べることは必須だろう。
今の状態になる前、その場所は何であったのか。
田んぼか? 墓地か? 遊郭か? 刑場か? 湖沼か? 川の底か? 海か? あるいは崖っぷちか?
それによって同じ揺れでも被害が大きく違ってくる。

東京の下町は江戸初期まで葦のそよぐ広大な湿地だった。またウォーターフロントと美称されるエリアは運んできた砂利混じりの粗土とゴミで無理やり底上げした、地盤とさえいえぬユルユルの埋立地である。

とはいっても戸籍調査と同じく限界がある。
そこで注目されるのは地名、それも古い時代の地名だ。

以下、「地名の謂れ」関連の投稿。

 

地名関連の話題をいくつか拾ってみた。

2015/08/27
現在の目黒区自由が丘、緑が丘、世田谷区奥沢にあたる地域は、かつて「衾(ふすま)村」と呼ばれていたという。その由来は諸説ある。『郷土目黒』(目黒区郷土研究会発行)によれば、かつてこの地が谷に挟まれた「はざまの土地」であったことから、それが転訛して「ふすま」と名付けられたとしている。
他にも、馬が足を取られやすい湿地であったために、それが「伏馬(ふしま)」と言われ、後に「衾」へ転じたという説もある。どちらにせよ、この地域一帯は谷間にある低地で、周辺の川から水が流れ込みやすい場所だったのだ。
実際に、今でも自由が丘には水害の危険性がある。この地域のハザードマップを見ればそのことが手に取るように分かる。東急大井町線の自由が丘駅から緑が丘駅に至るまでの線・路脇を実際に歩いてみると、住宅が密集して立ち並んでいるが、ハザードマップによれば、家屋の2階まで届く2m以上の浸水が予想されているのだ。

<災害の記憶をいまに伝える 日本全国「あぶない地名」 この漢字が入っていたら要注意!(一覧表付き) 賢者の知恵 現代ビジネス [講談社] より一部引用>
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44884

『「きれいな地名」は要注意』との小見出しがついた記事。
たしかに目黒区は高低差の激しい地域で、びっくりするような急な坂がたくさんある。

2016/05/10
まずはとにかく驚いてしまうような名前の場所をまとめます。

がっかり島
行くまでに苦労する割にはがっかりしてしまうのでしょうか・・・。岩手県の宮古市、陸中海岸国立公園のリアス式海岸が続く沿岸に浮かぶ無人島です。
(以下略)

<がっかり島に鼻毛の滝!日本全国のびっくりする地名まとめ TABIZINE~人生に旅心を~ より一部引用>
http://tabizine.jp/2016/05/10/73684/

通称なのか、公的な地名なのかという部分は重要かもしれない。
地方行くと笑っちゃうようなバス停の名もけっこうあるよね。

2016/05/18
東京モンが読めない「大阪難読地名」TOP10
(選択肢は大阪府内の駅名。カッコ内の正解の通りに読めなかったものを複数回答)
http://r25.jp/life/00050731/

順位 地名(よみ) 不読率
1位 柴島(くにじま) 63.5%
2位 孝子(きょうし) 63.5%
3位 近義の里(こぎのさと) 63.0%
4位 布忍(ぬのせ) 62.0%
5位 御幣島(みてじま) 60.5%
6位 喜連瓜破(きれうりわり) 58.0%
7位 放出(はなてん) 53.0%
8位 正雀(しょうじゃく) 52.5%
9位 四条畷(しじょうなわて) 48.5%
10位 香里園(こうりえん) 42.5%

正しく読めたのは四条畷(しじょうなわて)だけだった。
でもそれほど悔しくないんだなぁ。京に縁が薄いせいか?

2016/05/24
関西人が読めない”東京難読地名”TOP10
(東京都内にある駅名14項目のなかから、カッコ内の正解を知らなかったものを複数回答)
http://r25.jp/life/00050792/

順位 地名(よみ) 不読率
1位 九品仏(くほんぶつ) 60.0%
2位 保谷(ほうや) 57.0%
3位 雑色(ぞうしき) 48.0%
4位 福生(ふっさ) 48.0%
5位 馬喰町(ばくろちょう) 46.5%
6位 舎人(とねり) 42.0%
7位 中延(なかのぶ) 38.5%
8位 経堂(きょうどう) 33.0%
9位 等々力(とどろき) 31.0%
10位 糀谷(こうじや) 30.5%

全部読めたので東京人としてホッとした。
すっかり忘れていたが、小学校のとき、糟谷(かすや)さんという人がクラスにいたのだった。

2016/05/27
観光客に道を聞かれて困る…京都在住者も読めない難読な地名
http://news.livedoor.com/article/detail/11571515/

先斗町(ぽんとちょう)は読めましたよ。
だって、子供のころ『お座敷小唄』を口ずさんでドドンパ踊ってましたもん。

2016/05/27
「大山」の文字を目にしたら、多くの人が鳥取県の「だいせん」か、各地にある「おおやま」のことだと思うだろう。鳥取の大山(だいせん)は「大山隠岐国立公園」、神奈川の大山(おおやま)は「丹沢大山国定公園」の中核として、日本有数の観光地になっている。
そこでJタウン研究所は半年にわたって、「だいせん?おおやま? どっちの『大山』に親しみがある?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総投票数916票、2015年11月26日~16年5月23日)。はたして、その結果は――。
http://j-town.net/tokyo/research/results/226674.html

昔の文人風にわざと本来の読みとは異なる音読みで作家の名を呼ばわることがあるね。

倭館市場、倭館漢方医院、倭館支店、倭館自動車、倭館小公園…。
 町には「倭」が氾濫していた。住民たちはどう思っているのだろうか。
 「子供のころ、山で遊んでいると、人骨をよく見つけたものだ。朝鮮戦争で死んだ兵士のものだろうね」と話すタクシー運転手の朴グァンド氏(59)は、倭館という故郷の名前について、「良いことも悪いことも歴史をそのまま受け継ぐべきだ。名前を変えても歴史が変わるわけではない」と語る。
 韓国陸軍に志願して入隊した崔(チェ)ビョンユン氏(24)も、「町の名前に違和感を覚えたことはありません。生まれ故郷ですから」と笑う。
 話を聞いた住民からは、「改称すべきだ」という意見を聞くことはできなかった。そもそも、倭館という名前の由来を正確に把握している人がいなかった。

<【藤本欣也の韓国探訪】日本の蔑称・倭館がなぜ地名に残っているのか? その歴史を紐解くと驚きの事実が…(1/7ページ) – 産経ニュース より一部引用>
http://www.sankei.com/premium/news/160528/prm1605280013-n1.html

現代の韓国人にとって「倭館」は「왜관(waegwan, ウェグァン)」でしかなく、その名の由来にも興味がないのだろうか。

ワシントンD.C.(ワシントン・ディーシー、英: Washington, D.C.)は、アメリカ合衆国の首都である。同国東海岸、メリーランド州とヴァージニア州に挟まれたポトマック川河畔に位置する。現代の主要都市としては狭隘で人口もさほど多くないが、超大国の政府所在地として国際的に強大な政治的影響力を保持する世界都市であり、また金融センターとしても高い重要性を持つ。首都としての機能を果たすべく設計された、計画都市である。
<ワシントンD.C. – Wikipedia>

Trade Martin – Washington, D.C.(1976)
Long Version と Short Version の2つがある。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Still, more than a few — from those up-close on the City Hall steps to those in Duncan Plaza and across Perdido Street from the building — were left wondering exactly what Kennedy was saying, according to the next day’s news reports.
In fact, it was the second time that day that the president’s words were marred by poor sound. Earlier, during wharf dedication, a pair of speakers donated to the Dock Board also “gave trouble,” although the extent of that trouble is unclear.

<JFK in NOLA Kennedy seen but not heard, thanks to City Hall glitch NOLA.com より一部引用>
http://www.nola.com/living/index.ssf/2016/05/jfk_in_nola_1962_city_hall_spe.html

ニュー・オーリンズのペルディード(パーディド)・ストリート

どう見てもパッとしない通りだが、いちおう歌にもなっている。

The Tielman Brothers – Perdido(1965)
2度目の引用。

Ella Fitzgerald – Perdido
from the album “Ella Fitzgerald Sings The Duke Ellington Song Book, Vol. 1″(1958)
歌入りバージョン。

Sarah Vaughan – Perdido(1950)
歌入りバージョン。

In 1944 these lyrics were added to the jazz instrumental which had been composed by Duke Ellington’s trombonist Juan Tizol and introduced via Ellington’s famous Victor recording

Duke Ellington and His Famous Orchestra – Perdido(1943)

The jazz standard and Ellington favorite was written by Duke’s trombonist, Puerto Rican-born Juan Tizol who also composed “Caravan.”

Duke Ellington and His Famous Orchestra – Perdido
on V-Disc 37 (1942/01/21)
perdido はスペイン語で「迷った」「迷子になった」「失った」「失われた」「ずさんな」「下品な」「行方不明」「lost」「missing」の意。

The jazz standard and Ellington favorite was written by Duke’s trombonist, Puerto Rican-born Juan Tizol who also composed “Caravan.”

New Orleans Wanderers – Perdido Street Blues

Louis Armstrong – Perdido Street Blues(1940)

 

以下、YouTubeで見かけた、地名・国名ソング。

The Kingston Trio – Everglades(1960/09/12)
フロリダ州の、ジャクソンビルと、広大な湿原で知られるエバーグレーズ。歌の体裁はブロードサイド・バラッド。
イントロから The Everly Brothers “Bird Dog” を連想した。

Singles Chart Peaks: Billboard 60, Music Vendor 62, Cash Box 80
Track was also included in the trio’s LP “String Along”

Skeets McDonald – Everglades(1960/05/02)

recorded November 19, 1959
Though it wasn’t one of their top-sellers, fans of the Kingston Trio may recall their minor autumn 1960 hit of this harrowing Harlan Howard tale. Skeets McDonald was a country music artist who had occasional chart success during the 1950s and ’60s.

Michel Dumas – Si Tu Vas À Rio(1957/08)

Claudio Ferrer – Puerto Rico

Claudio Ferrer – Virginia
アメリカのバージニア州のこと? それともタバコの商品名か?

 

追加記事

2022/09/07 06:31
巽好幸 ジオリブ研究所所長(神戸大学海洋底探査センター客員教授)
(中略)
関東ローム層については、多くの人たちが富士山など近隣の火山の噴火によって噴き上げられた火山灰が降り積もったものと思い込んでいるようだ。例えば、学研キッズネットには次のような記述がある。「関東ローム層は第四紀更新世に、箱根山・古富士山など関東西側の古い火山から噴出した火山灰(おもに南部)と、浅間山・榛名山・赤城山などからの火山灰(おもに北部)がつもったものである。」
この火山灰説が広く信じられるようになったのには、昭和時代に日本の火山学を牽引した久野久東大教授(当時)が、富士山近くで認められる火山灰が東方へ離れるにしたがって細粒化し,さらに風化変質作用が加わって関東ローム層がつくられたと結論したことが大きく影響している。この考えが中学高校の教科書にも掲載されたのだ。
一方、関東ローム層は火山灰が堆積したものではないとする考えが、1995年に早川由紀夫氏によって、日本火山学会誌に発表された。
その根拠は、
1) 関東ローム層が火山に向かって厚く、またその構成粒子が粗粒になるわけではない、
2) 活火山などの活動史や噴火規模を考慮すると、場所によっては数メートルを越える関東ローム層が噴き上げられた火山灰で形成されたとは考えられない、
3) また顕著な火山活動が起きていない時にもローム層が形成されている、
などである。
そしてこのような特徴を持つ関東ローム層は、火山近傍の裸地から風によって舞い上げられた火山性の細粒子が堆積した「風塵(レス)」であるとした。
かつて私はまさにこのような風塵を経験したことがある。川崎のマンションに暮らしていた頃、特に春にはベランダに塵が積もるので、度々掃除をする必要があった。その塵を顕微鏡で拡大すると火山ガラスなどの火山性物質が含まれていたのだ。これこそが関東ローム層をつくる風塵なのだ。
「関東ローム層=風塵」説は火山灰説より合理的であるし、観察事実とも整合的である。また私の知る限り、1995年以降に関東ローム層のでき方についての新説は発表されていない。

<信じられてきた関東ローム層の誤解:実は「火山灰」ではなく「風塵(レス)」(巽 好幸)- Yahoo!ニュース より一部引用>
https://news.yahoo.co.jp/byline/tatsumiyoshiyuki/20220907-00313461

(2022年9月8日)