PKOでもTPOでも問われる「見出し」なみ

東京新聞の見出しが他紙と際立って異なり、党派的主張丸出しだと話題になっている。

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(上左)東京新聞2015年9月18日夕刊
(上右)東京新聞2015年9月19日朝刊

マァ、北朝鮮も驚くほどの自己賛美を連日繰り返し、この世のものとは思えない薄汚い言葉で対立勢力や敵対者を罵り嘲り続ける、金満カルト集票団体の悍ましい機関紙誌よりマシか。
左翼も右翼もカルトも、自身を正義と言ってはばからぬが、なんとも愚かの極みである。

アメリカも相変わらずの正義病。アメリカ以外のどこの国も正義でないようにアメリカがイコール正義のわけがない。正義の国家、正義の団体、正義の個人などこの世に存在するはずもなく、ただあるのは人間の偉大な行為の瞬間だけだ。千万言を費やそうとも、骨肉化されない思想など空虚であり、一顧だに値しない。

アメリカが日本に関連して血を流すとすれば畢竟それはアメリカの国益を護るためであって、「日本および日本人のため」じゃない。
米中もし戦わば全面核戦争で地球滅亡となるから、アメリカは端から干戈を交える気などないのである。日本はいづれ独りで中国と戦う羽目になるだろう。

「日本は神の国だから大東亜戦争にはかならず勝つ」「粉ミルクを飲んた赤ん坊の中毒死の原因は粉ミルクではない」「イタイイタイ病・水俣病は企業の廃液が原因ではない」「四日市ぜんそくは企業の大気汚染のせいではない」「ジャンボジェット機は墜ちない」「原発は絶対安全。メルトダウンは起こりえない」
これまで我々は数えきれないほど国家に騙されてきた。
今は「自衛隊は高度な専門職だから徴兵制などありえない」。

戦前の大日本帝国陸海軍を鬼畜米英(!)のもとで再興したいというのが戦後保守勢力の大願である。役に立とうが立つまいが、徴兵制は靖国神社同様 戦前型ファシズムになくてはならない仕組みなのだ。すぐにはできんだろうが、機会を捉え、なし崩し的に導入される。お題目は「平和」と「安全」。

中共中国は戦前の大日本帝国と戦後の自民党政権、現在の自公政権をお手本としているファシズム政体である。
アメリカは建国当初よりカルト的だったが、戦後の「冷戦」、そして「9.11」をテコに「自由」「民主主義」「平和」「愛国」といった美辞麗句をかかげ、軍事的・経済的・政治的な世界覇権を掌握し、維持し続けている。
スターリンやヒトラーやチャウシェスクといった連中より欺瞞的な分だけむしろ悪質かもしれないとおれは思うね。

日本は敗北したとはいえ、国土を米軍基地に提供しているのだから、見返りに日本を護れとアメリカに要求しても、なんらオカシクはない。
が、やはり独立国としては他国の軍隊が国土に駐留しているというのはありえないことだ。つまりは日本国は名目ばかりで真の独立国ではなかったってこと。
そしてアメリカは日本に真の独立をさせないばかりか、事実上アメリカが主導する戦争に戦費拠出を要求し、今般は戦列に加われという。
日本の保守勢力はアメリカの厳命に震え上がって今般の強行突破とは相成った。

「絶対平和主義」「絶対正義」「仏意仏勅」が金看板の拝中信濃町=マノレコーも、米国での禁教を示唆され完全に腰が砕けたらしい。もとより自民の恫喝に屈してはいたが、今は与党の中でも最右翼に成り果てた(笑)

こうした正視に堪えぬドタバタ劇は世界史・日本史の常の姿には違いなかろうが、せいぜい続いてあと200年、いや100年だろうとおれはみている。

Jack Scott – What In The World’s Come Over You(1960)