「vvvウイルス」の読みは「ぶいぶいぶいうぃるす」。「スニーカーぶる~す」を思い出したよ。

 八月に、ほくは福井へ移り、二十二日、栄養失調で妹は死んだ。九月にもどって、預けてあった荷物をとりに、満池谷へ来たが、姉娘は学校へいって留守、女主人が妹の死をきき、さもおどろいたような表情をしたのが、かえって、ぼくをおどろかせた。死ぬのが当り前のように、自分では考えていたからだ。
(中略)
 ぼくの小説「火垂るの墓」は、だから舞台をかりただけで、もし、ぼくのいつわりない満池谷を書くなら、少年と少女の、それなりにロマンティックな色どり濃いものとなるだろう、しかし、ぼくには書けない。ぼくはせめて、小説「火垂るの墓」にでてくる兄ほどに、妹をかわいがってやればよかったと、今になって、その無残な骨と皮の死にざまを、くやむ気持が強く、小説中の清太に、その想いを託したのだ、ぼくはあんなにやさしくはなかった。
 今、冬枯れた貯水池をながめると、自分のこうしているのが、嘘に思えてくる、あのわずかな時間ほど、ぼくにとって、めくるめく時は、なかったし、これからもないにちがいない。

(一九六九・二・朝日新聞)

 現実の向うにある世界、その手ざわりをはっきりたしかめられ得る場所が、ぼくの好みといっていい。
 そして、これのかなえられるのは、やはり東京であろう。
 妄想世界の手がかりは、人工的であれはあるほどいい、なまじ自然の模倣や、その片鱗を残す場所、たとえば公園、並木なんてものは反吐かでるくらいきらいである。海はあくまで重く濁り、空また汚れきって、動かないでもらいたい。どのみち滅びてしまう郡市なのである。
 刻一刻と終焉に近づきつつある巨大な空間の、その幕引きに立ちあえることを考えると、ぼくは東京を離れたくない、やがて消滅してしまうこの都市を、じっくり見つづけていよう、ぼくは東京のどこもかしこも好きである、それが鉄とコンクリートとプラスティックでつくられてさえいれば。

<読売新聞社 1975年4月20日発行『The 東京』123ページ より一部引用>

衰弱、そして死。そこに呆然と立ち尽くす自分。
実体験に根ざす野坂昭如の作家としての原風景が上掲の部分から読み取れる。

その野坂が亡くなったという。

 小説「火垂(ほた)るの墓」などで知られる作家で、「焼け跡闇市派」を自任する傍ら、歌手やタレント、元参院議員として幅広く活躍した野坂昭如(のさか・あきゆき)さんが9日午後10時半ごろ、心不全のため東京都内の病院で死去した。85歳だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151210-00000019-mai-soci

「ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか……みんな悩んで大きくなった」のテレビCM、独特の早口でまくし立てた討論番組、”中年御三家”と呼ばれた歌手、参院選の落選と当選、衆院選旧新潟3区での田中角栄元首相への挑戦、ラグビーへの入れ込み……さまざまな世界を縦横無尽に走り回った。
 1974年東京地方区からの参院選立候補の時のスローガンは「二度と飢えたこどもの顔をみたくない」だった。戦後の食糧不足で妹を失った悲しみを生涯心の中に抱き続けた。二院クラブから出馬し、当選した時は、政界内部を話題にしたゲリラ的ミニコミ紙「鬼門タイムズ」を自費で発行、無料で配った。
 現職の参院議員を辞しての衆院選旧新潟3区からの立候補は、依然として政府に対し力を持つ田中元首相を「落とすため」だった。トップ当選の田中元首相の22万票に対し、6位の2万8000票に終わった。
 「四畳半襖の下張」裁判では一貫して作品の芸術性を主張。有罪が確定し、「わいせつ文書販売罪」を適用され罰金10万円を科されたが、分かりにくい法廷用語に立ち向かい、丸谷才一、吉行淳之介、五木寛之、有吉佐和子各氏らの人気作家を次々と法廷に呼び、わいせつについて語らせるなど裁判制度、法廷闘争の在り方に一石を投じた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151210-00000020-mai-soci

親交の深かった作家・野末陳平氏(83)が10日、自身のブログを更新。「野坂昭如さんが死亡されました。最近は在宅介護で大変だと聞きましたが、人は順不同でいつか死ぬのだから、感慨にふけっていても致し方ないでしょう。そろそろあたくしめが死ぬ番ではないか、とそんな気持ちになりますが、孤独死も覚悟と割りきってる自分ですから、深くは考えずダラダラと生きていきます」とつづった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151210-00000063-sph-soci

 

落し物。
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Source: Weird Picdump 39 | Funny Pictures _ EvilMilk

 

英大手新聞「The Independent(インデペンデント)」のウェブサイトが改ざんされ、閲覧者のPCが不正プログラムに感染するリスクにさらされていたことが分かった。トレンドマイクロ株式会社が9日、同社公式ブログで明らかにした。改ざん被害は日本時間の同日12時時点で継続しており、The Independentに報告して事態の収拾を図っているという。
(中略)
トレンドマイクロの当初調査では、ランサムウェア「CrypTesla 2.2.0」がダウンロードされたことを確認している。CrypTesla(別名:TeslaCrypt)は、日本では「vvvウイルス」と呼ばれて話題になったランサムウェアだ。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20151210_734703.html

なんと いま話題の「vvvウイルス」だ。
いったん感染したら不可逆で、OSから入れなおさないといけないらしい。

2015年12月6日、国内のネット上で突如「vvvウイルス」の存在が大きな話題となりました。Twitter上での話題のピークとなった 12月6日12時には「vvvウイルス」についてのツイートを1時間で 5,000件以上確認しています。トレンドマイクロでこの「ウイルス」の存在について確認したところ、暗号化型ランサムウェア「CrypTesla」ファミリー(別名:TeslaCrypt)の新しい亜種である可能性が高いものとわかりました。また、このランサムウェアを拡散する攻撃は必ずしも特に日本を狙ったものではなく、世界的にも特に大規模な拡散には至っていないことも明らかになりました。しかし、このケースに関わらず、各種ランサムウェアによる被害は国内で拡大しておりますので注意は怠らないでください。
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/12632

「注意は怠らないでください」って云われても、アンチウイルスソフトに任せるしかないでしょ。

2015/12/10
【歌詞丸パクリ?】平浩二の『ぬくもり』の歌詞がMr.Childrenの『抱きしめたい』の歌詞にそっくり!盗作パクリ騒ぎに!作詞家は沢久美!
http://b-k-diet.com/tairakouji/


(右)シングル『行っちゃ行っちゃイヤよ』沢 久美 c/w『あなたのものよ』暁佐江子 日本グラモフォン ポリドール 1967(昭和42)年4月リリース

むかしポリドールにいた沢久美という女性歌手が引退後、イベント会社を経営していて、作詞もしてるらしい。
多分その人。

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「言の葉の庭」などで知られる新海誠の新作アニメ「君の名は。」が8月に全国東宝系の劇場で公開されることが決定。
(中略)
本作は、古今和歌集にある小野小町の和歌「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」から着想を得たとのこと。
http://natalie.mu/eiga/news/168813

一瞬、松竹が往年のヒット作をリメイクでもするのかと思ったが、「。」が付いていて???
どうやらオリジナルの新作アニメ映画であるようだ。
ならお構いなしだ。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の庵野秀明が総監督・脚本を、実写映画版「進撃の巨人」「日本沈没」の樋口真嗣が監督・特技監督を務める「シン・ゴジラ」のビジュアルと特報映像が公開されました。

映画『シン・ゴジラ』公式サイト
http://shin-godzilla.jp/

http://gigazine.net/news/20151210-shin-godzilla/

『シン・ゴジラ』特報
東宝MOVIEチャンネル
2015/12/09 に公開
2016年7月29日(金)全国東宝系超拡大ロードショー

こっちは日本製の新作ゴジラ映画であるようだ。
来年の夏って、けっこう先だね。

認知症患者が屋外を歩き回る行動を指す際に用いられる「徘徊はいかい」という言葉を使わないようにしようという動きが広がっている。「あてもなくさまよい歩く」という意味が、「患者への理解を阻害する」として、介護関係者らが捜索訓練などの場で取り組み始めた。2025年には700万人に増えるとされる認知症患者。関係者は「認知症への理解を深め、自分のこととして考える機会にしてもらえれば」と話している。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=127797

ところで「言葉狩り」の言い換えはなんだろ?

 韓国経済について衝撃的なリポートを公表したのは、日本の経団連に相当する全経連。
 各業界団体に対し、日中韓3カ国の競争力に関する調査を行ったところ、日本との技術格差について「絶対的に劣勢」または「比較的劣勢」とした業界団体は、回答した24団体中17団体(65%)となり、相変わらず韓国の技術力が日本に追いつけないことを認める結果となった。
(中略)
 こうした惨憺たる結果について、リポートでは「中国の価格競争力と、日本の技術力に挟まれた『サンドイッチ』から、技術力と価格競争力をすべて失っていく『サンドバッグ』の立場になった」と自虐的な表現で危機感をあらわにしている。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151210/frn1512101140001-n1.htm

なんか言うことが極端。
ついさきごろまで日本を追い抜いたと声高に叫んでいたのに、少し調子が悪くなるとあたかも被害者であるかのように言い出す。
どうも違和感があるなぁ、おれには。

 

安倍首相が勝たせたかった改憲勢力の大阪維新を見事に勝たせた信濃町の集票力に対して安倍首相が形式的な妥協を演じてみせた、ということだな。
税収の不足分は選挙後に取り戻す肚だ。

追加記事

2015/12/12
 歌手平浩二さん(66)の曲「ぬくもり」の歌詞が、人気バンド「ミスターチルドレン」のヒット曲「抱きしめたい」の歌詞と「酷似している」などとインターネット上で指摘され、発売元の徳間ジャパンがCDの出荷停止を決め、自主回収を始めたことが12日、分かった。
 「ぬくもり」は作詞家の沢久美さんが作詞し、ことし5月に発売。平さんのCD「愛・佐世保」に収録されている。
http://mainichi.jp/articles/20151212/k00/00e/040/265000c

平浩二 – ぬくもり

  ※(追記:この動画は削除されました

 

騒ぎが大きくなる前に、ということでしょう。
本人に盗作の憶えがないということは、作詞のゴーストライターから買ったものか?
(2015年12月12日)

追加記事

(2016年1月10日)