今年は秋の訪れが遅れております。紅葉の季節はまだかなり先のようですね。
関東で紅葉といいますと日光が随一です。
日光といえば東照宮。東照宮といえば、まずは陽明門が有名です。
日光東照宮魔除けの逆柱(陽明門)
12本の柱のうち1本だけはグリという渦巻き文様が逆になっている。完璧な陽明門に魔がささないようにと故意に未完成にした、という説がある。
http://kanko.gnavi.co.jp/spot/00/9001200.html
私はこれを読んで映画『アメリカン・グラフィティ』を連想しました。
あの作品では、映画で描かれている時代には無かった曲が1曲だけ使われている。日本発売の最初のサントラ盤でライナーを書いた人が「調べたが分からなかった」とついにさじを投げたほど、いかにも昔風の歌だったんですが、実は劇中でバンド演奏したフラッシュ・キャディラックとコンチネンタル・キッズのオリジナルでした。
なぜ1曲だけそういうのを入れたんでしょうか。
あの映画はとくに際立ったエピソードが無く、いかにもありがちな出来事を積み重ねて作られています。つまり全アメリカで考えれば、ああいうことはあの時代どこかで必ずあっただろうという内容です。ですから99%、ホントにあった話といってしまってもいいくらいです。
もし全曲、往時の楽曲で占めれば瑕瑾(かきん)なく100%の事実、一種の再現ドラマとなってしまう。しかし映画は映画であり、歴史的事実とはまた違います。
そこで1曲新しいオリジナル曲を入れることで(すなわち意図的に時代錯誤することで)、あえて虚構であることを宣言し作品性を強調した。
と同時に、製作年である1973年から11年前の1962年を振り返る視点を暗示した――
そんな風に私には思えるんですが、どうでしょう。
Flash Cadillac & The Continental Kids – She’s So Fine
彼らのオリジナルアルバムでは別アレンジが収録されております。
この曲と似たタイトルは
The Falcons – You’re So Fine
The Chiffons – He’s So Fine
Roger Nichols & The Small Circle of Friends – Love So Fine
The Blackbyrds – Love So Fine
ほか、多数あるようです。
The Chiffons – He’s So Fine(1963/02)イカした彼
The Falcons – You’re So Fine(1959/03)
Initially released on the Flick label, “You’re So Fine” was picked up by United Artists for their Unart subsidiary. Joe Stubbs (brother of the Four Tops’ Levi Stubbs) would be replaced as Falcons lead singer in 1960 by Wilson Pickett.
<参考>
Ted Weems and his Orchestra – She’s So Nice(1931)
vocal: Parker Gibbs
The flip side is “This Is My Love Song”
:
以下、「アメリカン・グラフィティ」関連の投稿。
- 九月になれば more register movement
- 終りと始まり 今にして思えばあの時が・・・ more register movement
- 醜聞の印税 more register movement
- 夏の終わりと秋の気配 more register movement
追加記事
(2019年9月4日)
