日別アーカイブ: 2010/09/15 水曜日

華やぎ幻しゅう あるいは 成功の甘き香り

 京都市の製菓会社「石田老舗」の工場(2008年に移転)周辺に住む17人などが、もなかや焼き菓子の甘いにおいなどで苦痛を受けたとして、同社と市に計2100万円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は15日、においなどの被害を認め、同社に約280万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
(中略)
 住民側は、あんこなどのにおいが付くため洗濯物などを干せず、窓も開けられなかったと主張、頭痛など健康被害も訴えていた。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100915/dms1009151615019-n2.htm

においの記憶について、以前
完全復刻ではないにせよ more register movement
で少し触れたことがありました。

あるにおいを実際にかいで、忘れていた記憶がぱっと浮かんできたり、
何かがきっかけとなって、忘れていたにおいを、実際にはその場に無いのに感じたり。
後者は幻覚の一種で幻臭というやつですね。
やや近い別のにおいでも、特定のにおい(特に嫌っている物のにおい)と勘違いすることがあります。
味覚同様、嗅覚もかなりあやふやなようです。

記事の「甘いにおい」の件。
まず、建築基準法違反の工場であったのに市の責任が認められなかったのは問題でしょう。
それと、狭いところに、どんなもんでも工場は作るもんじゃありません。
「甘いにおい」はにおいの中でも我慢しやすいかもしれません。これも裁判所が「受忍限度を超えている」と認めたくらいですから、相当なものだったんでしょう。
むかしチューインガム工場の脇を通って6年間も通学してました。道路ぎりぎりまで工場の建物でしたが、「この香りはチューインガムか?」程度でした。やはり当時から工場側が気を使っていたのだろうと思います。そういうにおい対策が記事の工場でどれくらいされていたのか、あるいはまったくされてなかったのか。そうした点も気になります。

伽羅の匂と云うものは、あの伽羅蕗を煮る時の匂に何処か似ているような気がする。(略)そう云ってしまっては折角の伽羅も値打ちがないが、案ずるに伽羅蕗と云う名も匂の類似から起ったのではないであろうか。
<谷崎潤一郎『青春物語』 より一部引用>

いま私が住んでいる部屋の風呂場は、換気扇を回すと、毎夕、いいにおいが漂ってきます。
「きょうはクリームシチューだな」
「ジャガイモを使った料理らしい」
「あ、今夜は揚げ物か」
「おお、ずばり焼肉だ、いいねー」
どこかの階の家庭から、毎晩、台所の料理の香りが排出され、それがどういうわけかウチの風呂場の換気扇から吸い込まれてくる……
においをかぎながら、きっと幸せな家族なんだろうなぁ、などとひそかに想像する次第。

Mac Davis – Stop And Smell The Roses(1974/08 stereo 45 single version)

arranged by Jack Nitzsche
produced by Gary Klein
Pop Chart Peaks: Record World 5, Cash Box 7, Billboard 9 – C&W Peak: 40 – A/C Peak: 1
Mac awarded co-composer credit to trumpeter-bandleader Doc Severinsen for having originally suggested this song title to him for a possible future composition. He also recorded a different arrangement which appeared on LP

Mac Davis – Stop And Smell The Roses(album version)

星 勝 – フーズ・フー・イン・マイ・ライフタイム~人生の香り(日本語)(1972)
Who’s Who In My Life Time ~ The Scent Of Life
作詞:多木比佐夫、作曲・編曲:星勝
星勝(ほし・かつ)はザ・モップスのリードギター、ボーカルだった人。

高山ナツキ – 恋の香り(1969 ?)
作詞:大沢昌子、作曲:倉知 輝、編曲:近藤 進

9月3日
優樹菜 フジモンは「父と同じ加齢臭」
17歳差で”美女と野獣婚”とも称された新婚カップルは、木下が藤本を「すごくブチャイクな王子様。お父さんと同じ加齢臭がするが、今はないと落ち着かない」と話せば、藤本もプロポーズでガラスの靴を渡したエピソードを披露。
http://www.daily.co.jp/gossip/article/2010/09/03/0003391555.shtml

The Rolling Stones – Beast Of Burden(US:1978/08/28)
ザ・ローリングストーンズ – ビースト・オブ・バーデン
「おれは負担になるような獣みたいな男じゃない」と、女性を安心させたいようだ。

produced by the Glimmer Twins (Jagger-Richards)
Pop Chart Peaks: Cash Box 7, Billboard 8, Record World 11
Follow-up single to the Stones’ #1 hit “Miss You”. both titles from their chart-topping LP “Some Girls.”

「加齢臭」「おやじ臭」というものがある――、十年前、そういう話が出たとき、私は半信半疑でした。たとえば汗臭さのように強烈で鼻につくにおいなら別ですが、どうもフェロモン・レベルらしい。となると、むしろ着てる服の生地のにおいとか、そっちのほうがにおうんじゃないか。
人間に限らず、いかなる動物、いや生物は何らかのにおいを持ってるわけで、あんまり神経質になってもしょうがないんじゃないかと。

芳香剤や消臭剤に香りがついているのがあります。私は「無臭」あるいは結果として「無臭になる」のがいい。においをにおいで消すよりも、一回無臭状態にリセットしたい。
血液型A型の人は、香りがあったほうがいいという人が多いみたいです。「装飾」的な感覚なのかもしれません。O型はシンプル・イズ・ベストです。

英語では
花の香り、香水やオーデコロンの香りをパフューム(perfume)、フレグランス(fragrance)、
コーヒーなど食品の香りをアロマ(aroma)などと云うそうですね。
あたしゃアロマというと『コーヒー・ルンバ』、花の香りというと『シクラメンのかほり』しか思い浮かびません(笑)

Sweet Smell of Success(1957)成功の甘き香り trailer

Clarence Carter – I Smell a Rat(1969/08)
シングル “Doin’ Our Thing” のB面。
from the album “Testifyin'”(1968)

Eric Mercury – I Can Smell That Funky Music(1971/11)
from the album “Funky Sounds Nurtured In The Fertile Soil Of Memphis That Smell Of Rock”(1972)

 

追加記事

あとから気がついたんですが、今回と似たような記事をむかし別名で書いてました。

(2010年9月16日)