CCR、、、42

(上)
シングル『グリーン・リバー』c/w『コモーション』クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
シングル『トラベリン・バンド』c/w『フール・ストップ・ザ・レイン』同
シングル『雨を見たかい』c/w『ヘイ・トゥナイト』同

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)が結成されたのは1968年。
なんと42年も前のことです。

CCRはカントリー&ウエスタンを基調にした南部の泥くささが魅力。このグループが登場したとき、アメリカの音楽政策を感じましたね。67年、ニクソンの時代ですが、大統領補佐官がホワイトハウスに、全米から10人のDJを集めて話し合いをしています――麻薬やヒッピーなどによって、ダーティな音楽が流行しているが、どうにかならないかと。だから、CCRの健全な音楽は、合衆国推せんものだったんです。

糸居五郎の言葉です。

CCRは確かに保守層のウケがよかった。ちょうどブルース・スプリングスティーンがブルーカラーに人気だったように。
アメリカ人の大多数は田舎育ちですから、どう見てもパッとしないルックスに自分たちと同じ匂いを感じたでしょうし、その野趣あふれる骨太ロックは、民俗音楽であるC&Wやカントリー・ブルースと地続きのものとして違和感なく受け容れることができたと想像されます。
CCRのメンバーもどうやら自己演出として田舎臭さを出していたフシが窺えます。

ただし『雨を見たかい』のように、あからさまではないにせよベトナム反戦のメッセージを出していたりしますんで、保守層にことさら迎合的であったとは思えません。
その点、カーペンターズも同じように保守層に歓迎されたことで、ダサいとかスノッブであるとかいろいろ悪口を言われたりしましたが、彼らもまた偶然か意図してかは別として、時代の気分(保守回帰あるいは内省を求める傾向)とシンクロした「現象」ではありました。

都市の音楽ロックンロールのルーツは地方にありました。そのロックが時が満ちて氾濫し地方へ逆流していった。あるいはロックそのものが完全に一般化してしまった。
CCRの人気にはそうした側面が強かったように思います。
彼らの音楽はカントリー・ロック、サザン・ロック、あるいはスワンプ・ロックの文脈で語られることが多いのですが、より広い間口の「ルーツ・ロック」とでもいうべきものだったと私は思ってます。もちろんカントリー的要素も含みますがそれ一辺倒ではなくブルース、R&B、そして巧みに韜晦してありますがポップスの要素もちゃんとある。そして何よりもユニークでした。
やはり一時代を築いただけのことはあります。

Creedence Clearwater revival – Up around the bend(live)

Creedence Clearwater Revival – Up Around The Bend(1970/04 mono 45)
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル – アップ・アラウンド・ザ・ベンド
arranged & produced by John Fogerty
タイトルの「角を曲がって道を誤る」は「イカレたことをする(go crazy)」の間接的表現。
歌全体としてはアゲアゲの気分、高揚感を表現している

Pop Chart Peaks: Cash Box & Record World 2, Billboard 4
As Billboard and Record World were then listing both sides of a 45 single release together at the same weekly chart position rather than reflecting each side’s individual performance, the “Run Through The Jungle” flip was listed right along with “Up Around The Bend” in both periodicals. But peaking down at only #48 in Cash Box, that track–individually–does not quality to be labeled as a #2 record for purposes of this posting project.

<参考>
Barbara Eden – Bend It!
from the album “Miss Barbara Eden”(1967)

Creedence Clearwater Revival – Have You Ever Seen The Rain(1970/12 mono 45)
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル – 雨を見たかい
from the album “Pendulum”(1970/11)ペンデュラム

arranged & produced by John Fogerty
Pop Chart Peaks: Cash Box & Record World 3, Billboard 8 – UK Peak: 36 (BMRB)

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