魚眼レンズで撮るなら丸くないものがいい

 マラソンとヨットで地球一周する「アースマラソン」で完走を果たした間寛平さん(61)は21日夜、大阪市中央区の吉本興業で記者会見し「今考えると短いような気もするが、走っている時は長いですよね。地球って大きいなと思った」としみじみ語った。
 「今の体調は絶好調です」と元気な姿をアピールしたが、「もうこれで明日から走らんでいいなと思った」とほっとした表情でゴールの瞬間を振り返った。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/01/21/kiji/K20110121000097220.html

企画としての裏事情はともかく、走りきったというのは「偉業」です。
同じように走り切る体力のある人はいるでしょうけど、カネもかかるし、逆にまたカネに換えることが出来るのもタレントなればこそ、ですね。

自転している地球をそれより遅いスピードで移動する……、動く歩道をゆっくり歩いてるようなイメージです。
ならば地球が停止している場合に較べれば、自転分がプラスされて早く着けるのか?
んナわきゃねーだろ(笑)
……あるか?

 


(右)シングル『ワッハッハ』c/w『愛しているのに』リッキー&960ポンド CBS・ 1969年

リッキー&960ポンド – ワッハッハ(1969)
女性Vo.: 亀渕友香、西丘有里(=前野曜子)
2度目の引用。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

リッキー&960ポンド。当時、けっこうTVへ露出していた印象があります。
このシングル盤ジャケットと下左の金井克子のシングル盤ジャケットをデザインしたのは同一人物(おそらくCBS・ソニー デザイン室在籍の 社員デザイナー)じゃないかって気がします。

(左)シングル『それでも地球は回っている』c/w『浜辺の出来事』金井克子 1969年9月 CBS・ソニー SONA 86057
作詞:山上路夫、作曲:小林亜星、編曲:筒井広志
CBS・ソニー移籍第1弾シングル。
丸い地球のイメージからか、魚眼レンズで撮った写真を使ってますね。これを見て私はザ・バーズのアルバム『ミスター・タンブリン・マン』(1965)のジャケット(下)を連想しました。

 
 

ジャケと中身が米盤(1966/03)・英盤(1966/11)で違うローリング・ストーンズの『ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)』。
英盤(下)はバーズのデザインに似ておりました。
現在CDで出ている米盤は制作中止となったアルバム『Could You Walk On The Water?』用に撮った写真だそうです。
ドイツ盤には河原の石のジャケもあるようですね。

 

(下)キャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンドのデビューアルバム『セイフ・アズ・ミルク』(1967)もやはり魚眼レンズの写真でした。
『それでも地球は回っている』のジャケに影響してるのはこっちかな?

 

ジャケと中身が違うといえばザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの『アー・ユー・エクスペリエンスト?』(1967)。こちらは逆にイギリス先行発売(これがオリジナル盤)で、3カ月遅れの米盤(下)はご覧のとおり魚眼レンズで撮った写真(撮影とデザインはKarl Ferris)でした。

 

(下)フォー・シーズンズ、1967年5月のベスト盤(フィリップス)。魚眼レンズであることをあまり活かしてない(?)ジャケットデザイン。
当時 監視カメラってあったんですかねぇ、そんな雰囲気に見えますが・・・

 

(下)ニューヨークの黒人トリオ マクシミリアン のアルバム『マクシミリアン』(1969)。

 

(下)1965年結成のイギリスのロックバンド ジ・エンドが69年末にリリースした唯一のアルバム。
スタイルはサイケデリック・ロックで、アルバムタイトルは内観(ないかん)の意。
非常にインパクトのあるデザインですね。

 

ピンク・フロイドのアルバム『アニマルズ』(1977)のレコード盤Side 1のレーベル部分は、犬とイギリスの田園風景を魚眼レンズから覗いた眺めとなっておりました。これは曲目およびアルバムコンセプトと密接に関連する必然性があってのデザインでした。

 

(上)1998年のオムニバスCD『Strange Games and Funky Things [Vol. 2] 』。
よく見ると建物のようですね。CGなのか魚眼レンズを使った写真なのか分かりませんが、写真だとしても昔のような単純な使い方・デザインではありません。

 

スチールではなくムービーカメラに魚眼レンズをつけて撮っている動画をYouTubeで見つけました。
こういうのは使い途としてはドラマにおける異常心理の描写とかモンスターの目線とか、特殊な表現に限定されますね。

日本の家紋や昔の織物図案(正絵=しょうえ)には丸くしたものがたくさんあります。
「並べる」「散らす」までは普通に世界中にありますが、丸くないものを「丸める」デザインはちょっと珍しいんじゃないですかね。
以下はそのほんの一例です。

 

こちらは家紋における丸めた例。

 

そりゃそうと――
私が初めて「歌」で地球を意識したのは、島倉千代子の『恋しているんだもん』でした。
1961年のヒットから数年後に聞いて、
「地球も小っちゃな 星だけど」という西沢 爽のオチャメな歌詞が島倉さんの可憐さと相俟って、のちの時代の表現を借りるならば「胸がキュン」となった。

当時は、少しずつですがテレビなどで(アメリカ以外の)海外事情が伝えられるようになり、地球(世界)ということを日本人がようやく考えるようになったころです。
それでも海外を「実感」するのは、もうちょっとあと、海外パックツアーが安くなるまで待たなければなりませんでした。

フォーリーブス – 地球はひとつ

  ※(追記:この動画は削除されました

 

トワ・エ・モア – 地球は回るよ

  ※(追記:この動画は削除されました

 

GARO – 地球はメリー・ゴーランド(1972)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Song For Memories – 地球はメリー・ゴーランド
鈴木康博・山本潤子・細坪基佳

  ※(追記:この動画は削除されました

 

南野陽子 – 誰が為に地球はまわる(1990)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

速水ユリとマーブルス – 地球はル・ル・ル

  ※(追記:この動画は削除されました

 

追加記事

 

(上)1968年にリリースされたロックグループ FIRE のアルバム。
魚眼レンズで撮ってはいるが、さほど効果を上げていない。
(2015年3月11日)

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Thunderclap Newman
プロフィール:
Formed in 1969, United Kingdom,
John “Speedy” Keen (vocals, guitar, drums), Andy “Thunderclap” Newman (keyboards), Jimmy McCulloch (guitar), Jim Avery (bass).


Thunderclap Newman – Something In The Air / Wilhelmina
レーベル:Polydor – 421 472
フォーマット:Vinyl, 7″, 45 RPM
国・地域:France
リリース:1969


Thunderclap Newman – Something In The Air / Wilhelmina
レーベル:Polydor – 59 314
フォーマット:Vinyl, 7″, 45 RPM
国・地域:Scandinavia
リリース:1969


Thunderclap Newman – Something In The Air / Wilhelmina
レーベル:Polydor – 59 314
フォーマット:Vinyl, 7″, Single, Mono, 45 RPM
国・地域:Germany
リリース:1969

(2017年4月23日)

追加記事

(上)東映東京=ニュー東映『若者たちの夜と昼』(1962/04/04封切)

脚本:松山善三
監督:家城巳代治
美術:中村修一郎
照明:桑名史郎
撮影:飯村雅彦
録音:加藤一郎
音楽:平岡精二
編集:長沢嘉樹
助監督:佐藤純弥
主題歌:水原弘『こころ』『お前だけが』作詞・作曲:平岡精二
出演:中村賀津雄(のち中村嘉葎雄)、三田佳子、佐野周二、加藤嘉、清村耕次、渡辺美佐子、平尾昌章、八方ゆり、標滋賀子、水原弘

この作品には、外車のピカピカのホイールカバーに映る主人公の姿を撮ったカットがあります。
魚眼レンズのような効果で面白いですね。
この手法、先行例が思い浮かびません。

(2017年10月18日)

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