Estúpido Cupido

『Estúpido Cupido』(まぬけなキューピッド)は1976~77年にブラジルで放送されたテレビドラマ。
1960年代の同国中産階級を描いたコメディタッチのドラマで、アメリカンポップスを初めとする当時のヒット曲のポルトガル語カバーをふんだんに使い、かなり人気があったようです。

“Estúpido Cupido” Nacional (1976): Trilha Sonora
同番組サントラ盤さわり集

  ※(追記:この動画は削除されました

 

ドラマで描かれているブラジルは、ちょうどクーデターにより民政から再び軍事独裁体制に移ったころで、経済は日本と同じように目覚しい発展を遂げ、景気は右肩上がりで良くなっていた時代です。
それが、ドラマが作られ、放送された1970年代中ごろになると、経済成長にもブレーキがかかり、カネ目当ての犯罪が急増して、権力による人権抑圧も顕著になりました。
60年代と70年代で、すっかり明暗が分かれた感じです。
同じ軍事政権でも60年代の方が良かったというのが国民の率直な気持で、それが『Estúpido Cupido』には反映されてるのではないかと、私は感じましたよ。
隣国アルゼンチンの60~70年代はといえば、内紛・内戦・クーデターが重畳・継起し、見る影もないありさまでした。

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