官僚たちが主人公の連続ドラマ

ゆうべ、テレビ朝日で放送された映画『富士山頂』を見ました。
見たのは初めてです。
この分だと『黒部の太陽』が見れるのは二十七回忌か三十三回忌か・・・
『富士山頂』はいい映画でした。
感動を押し付けるようなことをしない。ストーリーでもセリフでも、抑制が利いている。
ラストシーンなどはまるで外国映画のようです。
芦田伸介演じる官僚がいい。官僚という枠の中でそれなりに信念を持って動いて、左遷される。
転勤が内定したと妻にポツリと漏らすところがいい。

官僚といえば、今夜から始まるドラマ『官僚たちの夏』はこれはぜひ見たいと思います。
きょうの昼間、その宣伝番組をやってました。
スーパーでビル・ヘイリーがビリー・ヘイリーとなっていたり、ロカビリーブームのところで、GSやモンキーダンス、ゴーゴーの映像が使われたりと、間違いはありましたが、この宣伝番組もなかなか面白かった。

当時の官僚が 特別 志が高く 熱血漢ばかりだった、あるいはそういう人が多かった、とは思えません。
日本の官僚制度は基本的に戦前の続きなわけですから。
しかし、まぁ、あの高度経済成長前夜の実際の官僚をモデルにした物語ということで、これは必見だと思います。

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面白かった。感動すらしました。
が、文句も少々あります。
「日本人の誇り」だとか「侍」といった言葉が何度も出てきて鼻についた。そういう言葉は重要なところでポツリと言うから意味があるんです。かえって安売りにならないように本屋は気をつけるべきでしょう。
気になった言葉といえば「過労死」。これ、昭和30~32年ごろ、使われてましたかね?
それと主人公が熱血漢・硬骨漢すぎてリアリティに欠ける嫌いがある。せっかく佐藤浩市が演じてるのに勿体ない。
省内の派閥がまるで主義・主張の違いだけによって形成されてるかのように描かれてますが、これも実態とは異なるところでしょう。
商店街の電信柱がコンクリートだったのはいただけません。国会議事堂の前がまだ原っぱだった時代ですから都心の商店街でも当然 木の電柱です。
一番いけないのはエンディングテーマの歌がせっかくのいいムードをぶち壊すこと。タイアップだとか権利関係の裏事情があるにせよ、この内容であの歌じゃ、ただの青春ドラマになってしまいます。
それとも元から官僚版の青春ドラマにするつもりだったのかしらん?
(2009年7月6日)

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