ピケティウィッチ

1970年ごろに活躍した「ピケティウィッチ」はイギリスのポップグループで、トニー・マコーレイ(Tony Macaulay)の作品も歌ってますが一聴それらしくなく、どちらかというとクセのないサラリとした印象です。
それというのもプロデュースのイニシアチブがマコーレイとのコンビで有名なジョン・マクレオド(John MacLeod)のほうにあったそうで、大衆の好みの最大公約数を的確にキャッチした、いかにもあの時代のサウンドらしい仕上りになってます。
出来としては中の上々、あるいは上の下くらいでしょうか。

Picketywitch – You Got Me So I Don’t Know(UK:1969/07/25)

Pickettywitch – That Same Old Feeling(UK:1970/01/23, US:1970/04, mono 45)恋はフィーリング
Composer: Tony Macaulay, John Macleod
レコーディングはこちらが The Fortunes 盤より後で、発売は先となった。
2度目の引用。

produced by John MacLeod
Pop Chart Peaks: Cash Box 40, Record World 52, Billboard 67 – Easy Listening Peak: 34 – UK Peaks: 5 (NME, MM, BMRB), 6 (MN)
Early success for English vocalist Polly Brown, who fronted the group on their best-known hit. In the U.S. this release competed with the also-mid-charting version by The Fortunes.

Pickettywitch – Maybe We’ve Loving Too Long(UK:1970/01/23)永すぎた春

Pickettywitch (It’s Like A) Sad Old Kinda’ Movie(UK:1970/06/05)

Pickettywitch – Baby I Won’t Let You Down(UK:1970/10/16)

Pickettywitch – Waldo P. Emerson Jones(UK:1971/02/26)

Pickettywitch – Summertime Feeling(UK:1971/06/25)

Pickettywitch – Days I Remember(US:1971/06)

Pickettywitch – Bring A Little Light Into My World(UK:1971/09/24)

Pickettywitch – Number Wonderful(UK:1972/02/11)

Pickettywitch – The Power And The Glory(UK:1973/07/06)

New Pickettywitch – Love Me Just A Little More(UK:1975/05/16)

<参考>
The Fortunes – That Same Old Feeling(US:1970/04 stereo 45)
フォーチュンズ
2度目の引用。

arranged & conducted by Garry Sherman
produced by Noel Walker & Billy Davis
Pop Chart Peaks: Record World 56, Cash Box 59, Billboard 62
The song’s popularity was split between this Fortunes release and the version by Pickettywitch.

<参考>
Candy Apple – That Same Old Feeling(1970)
カナダのスタジオ・ミュージシャンによるセッションで、固定的グループではないそうだ。
2度目の引用。

<参考>
The Foundations – That Same Old Feeling(1969)
この曲の最初の録音。
ファウンデーションズはイギリス版ノーザン・ソウルとでも称すべきグループだった。
2度目の引用。

<参考>
The Volumes – That Same Old Feeling(1966)
同名異曲。

ピケティウィッチ」への0件のフィードバック

  1. 板倉弘志

    おー、ピケティウィッチ。私もマコーレイ作品大好きです。
    偶然かさっきまで会社から帰宅するまでのカーステレオのCDは
    トニーバロウズのボーカル集でした。
    ピケティって全体の見た感じがペドロ・アンド・カプリシャスみたいで笑っちゃいました。
    日本人が好むサウンドですねー。いい!!

    返信
  2. eiji 投稿作成者

    当時一時代を築いた方々も今では御老体。歳月は残酷です。
    何でも若いときにやっとかないといけませんね。

    そりゃそうと、
    1966、7年ころまではイギリスでも、自然発生的にバンドを組んでアマからプロになったような人たちと、楽理的素養があってしかも実力もセンスもあるプロのミュージシャンの、その作るものの落差が明らかでしたが、70年くらいから差がだんだん縮まってきたように思います。
    たぶん音楽がビッグビジネスと認識されて、高度な音楽教育を受けた若者たちが業界をめざすようになったからなのでしょう。
    そうなると同じ英語圏ということでアメリカという大きなマーケットも狙えるイギリスは断然強いですね。
    マコーレイやトニー・バロウズが関わった作品はアメリカでも高セールスを記録したものが多い。ただその影響ということでは、私はまだその痕跡を見つけてないんですけどね。
    日本ではチューリップ(1970年結成)の最初のころとか、あるいは当時の筒美京平のアレンジにうっすらと感じられますが、それが影響されたものなのか、同時代のサウンドの単なる共通性なのか、判断しかねるところです。

    マコーレイ=マクレオド(マクリードの表記もありますね。マクロードはつづりが違ます)作品では1969年の「バッド・オールド・デイズ(In The Bad Bad Old Days)」で、彼ら世代が十代の恋を振り返る「回顧」のスタンスを持つに至ったことに、世代としての成熟が認められて、作品の出来の良さとともに、あたしゃ感慨無量な思いに浸っちゃいます。
    これがキンクスだと、アルバム『THE KINKS PRESENT SCHOOLBOYS IN DISGRACE(不良少年のメロディ)』のように50年代ロックンロール、ドゥーワップのパロディという手法になってしまう。
    いずれにせよ、戦後世代はあのころ大人になったということでしょう。

    日本では「演歌」という逃げ場がありますけど、イギリスにおいて彼ら世代が「今」うたう歌がどういうものなのか、少し気になります。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です