「若草の祈り」の監督

ライオネル・ジェフリーズが亡くなった。83歳だった。
BBCはライオネルがイギリスの南にあるプール市の老人ホームで亡くなったと報じている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、ライオネルはロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマチック・アーツで勉強をし、1987年には映画『マイ・フェア・レディ』の基になったジョージ・バーナード・ショウの戯曲「ピグマリオン」のブロードウェイの舞台でピッカリング大佐を演じたとのこと。映画では、『渚の青春』『ならず者一家』『キャメロット』などに出演。
http://www.cinematoday.jp/page/N0022637

この人が出ている映画を何本か見てるのに、正直顔がまったく思い浮かびませんでした。
イギリスでは大ベテランの俳優、そして監督としても広く知られています。
アメリカ資本の映画にもけっこう出てますね。

(右)角川文庫 E.ネズビット著、岡本浜江訳『若草の祈り』昭和47年1月第四版
1970年の監督作品(初監督作品?)『若草の祈り』は日本でも好評でした。
この映画の原題・原作名は『The Railway Children』(鉄道っ子)といい、英国の女流作家エディス・ネズビットが1906年に上梓した児童文学の傑作でした。
ロシアのスパイと疑われて突然収監されてしまった父親の無実を、三人の姉弟が思いがけなくも晴らすことになり、親子が再会を果たすという感動のストーリー。
原作では子どもたちの作る「詩」が面白く、印象的でした。
背景には政治権力の理不尽さや捜査当局の横暴さがあるのですが、そのあたりは社会主義作家であった夫のヒューバート・ブランドとともに社会主義団体であるフェビアン協会の設立に尽力したというネズビット女史ならではのもの、だったのかもしれません。

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