- お名前ソング、追悼ソング(1) more register movement
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- お名前ソング、追悼ソング(5) more register movement
- お名前ソング、追悼ソング(6) more register movement
漣健児訳詞の『トランジスター・シスター』って聴いたことありますか?
歌の中に、当時の若手人気歌手の名がたくさん出てきて、これがなかなか面白いんです。
九ちゃんは坂本九、加代ちゃんは森山加代子、みどりちゃんは田代みどり、では謙ちゃんはというと、飯田久彦と同じコロムビア所属の北原謙二でした。
そういうふうに人気スターの名前がいくつも登場したり、曲名やそのさわりが出てくるパターンは、
想い出のレコード/サンディ・セルシィ
ディア・ミスター・D.J./ティナ・ロビン (再発時に「プレイ・イット・アゲイン」のタイトル)
恋の片道切符/ニール・セダカ
ティーンエイジ・ヘヴン/ジョニー・シンバル
ロックンロール・リヴァイヴァル/ファイヴ・ディスクス
ヒット・パレード、ニュース、天気予報とスポーツ放送/マーク・ダイニング
想い出のレコード/サンディ・セルシー
ミスター・ソングライター/コニー・スティーヴンス
ウェルカム・トゥ・ザ・パーティ/ピクシーズ・スリー
みんなで踊ろうよ/ビッグ・ディー・アーウィン
タックスマン/ザ・ビートルズ (当時のハロルド・ウィルソン英首相[労働党党首]と野党第1党のエドワード・ヒース保守党党首)
覚えているかい/ザ・ビーチ・ボーイズ
スイート・ソウル・ミュージック/アーサー・コンレー
ロックン・ロール天国/ライチャス・ブラザース
ロックン・ロール天国/ロニー・キンボール
思い出のロックンローラー/ジェーン・バーキン
思い出のガーデン・パーティー/リック・ネルソンとストーン・キャニオン・バンド
メイク・ミー・ルーズ・コントロール/エリック・カルメン
It’s The Same Old Jazz(Momma!!)/Teresa Brewer(1957)
Don Diddly/Bobby Rio
One Of The Guys/The Viscounts (ザ・ヴァイカウンツと読みます)
Make A Record, Man/The Markeys featuring George Morton(1958)
Queen Of The Hop/Bobby Darin(1958)
Teen Age Wedding/Mel Tillis(1958)
Top Ten Rock/Fuller Todd(1958)
New Fad/Deane Hawley(1959)
Got A Girl/The Four Preps(1960)
Ev’rybody’s Cryin’/Jimmy Beaumont(1961)
King Bee/Jana D’Ora
I Ain’t Ready Yet/Carole & Cherry
She’s Got Soul/Barry Gordon(1961)
Celebrity Twist/Rod McKuen(1961)
One Of The Guy/Vinnie Monte(1962)
Teenage Hall Of Fame/The Aztecs(1962)
Music City/The Pleasures(1963)
Advice To Folksingers/Rod McKuen(1963)
Golden Records/Judy Thomas(1964)
Celebrity Twist/Rod McKuen
I’ve Thought About Living/Frankie Lee (Tommy SandsとBobby Darinの名前)
Everybody’s Got A Dance/Ronnie Dio And The Prophets
Rock’n’roll I Gave You All the Best Years of my Life/Kevin Johnson
Wasn’t It a Wonderful Summer/Danny Winchell(1966)
Boogaloo(Soul)Party/The Brothers Two(1968)
青春の詩/よしだたくろう(1970)(「キンチャン!」はたぶん萩本欽一だろう)
Rock & Roll Revival/The Five Discs(1972)
The South’s Gonna Do It/The Charlie Daniels Band(1974)(サザン・ロックのアーチスト名)
Hit Records/Kursaal Flyers(1975)
Do You Remember/Long Tall Ernie & The Shakers(1977)
Boogie Woogie Baby/Udo Jürgens(1977)
Looking For An Echo/Kenny Vance & The Planotones cf.映画『奇跡の歌』(1998)
Lesley/Muck And The Mires (レスリー・ゴーア讃歌)
Cobra Twist/大瀧詠一
すてきなヒットソング/ダーク・ダックス (作詞・作曲:竹内まりや)
涙のヴァケーション/Mi-ke
50 Years Of Rock’n’Roll/Peter Kraus(2004)
The Flares – Rock And Roll Heaven – Part I, Part II(1962/01)
Co-written by group member Aaron Collins, founding member of the Cadets/Jacks
ゴスペル調なのに、歌マネが織り込まれる、なかなかの力作。
Anthony And The Sophomores – Play Those Oldies, Mr. Dee Jay(1963/03)
Artie Wayne – Where Does A Rock & Roll Singer Go?(1963/09)
Eric Burdon and The Animals – Monterey(US:1967/11, UK:1968/05/17)モンタレー
from the album “The Twain Shall Meet”(1968)
バンドが参加したモントレーポップフェスティバルについて歌った叙事詩的作品。バンドやミュージシャンの名が多数折り込まれている。
(debuted late ’67) 1968 Pop Chart Peaks: Cash Box 10, Billboard 15, Record World 17 – UK uncharted
This complex track was written in tribute to the famed Monterey International Pop Festival of June 1967 in which the Animals were among the performers. For more background, see the song’s Wikipedia page: https://en.wikipedia.org/wiki/Monterey_(song) )
Reunion – Life Is A Rock(But The Radio Rolled Me)(1974/08 stereo 45 single version)
1950~60年代ロック讃歌で、曲名、歌手名、レコードレーベル名、地名、歌詞の一部などが韻を踏みながら寿限無やオッペケペのように並ぶ、いわばオンビートのラップ。
83年にトレイシー・ウルマンがカバーしている。
Marc Bellack & Paul DeFranco
Pop Chart Peaks: Cash Box 7, Billboard 8, Record World 9 – UK Peak: 30 (NME)
Memorably clever pop music tribute by a group of studio musicians and vocalist Joey Levine (of “YummyYummyChewyChewy” fame). For the extended version, complete with readable lyrics
Reunion – Life Is A Rock(But The Radio Rolled Me)(1974 mono radio promo 45)
Marc Bellack & Paul DeFranco
Pop Chart Peaks: Cash Box 7, Billboard 8, Record World 9 – UK Peak: 30 (NME)
Memorably clever pop music tribute by a group of studio musicians and vocalist Joey Levine (of “YummyYummyChewyChewy” fame). For the extended version, complete with readable lyrics,
Tracey Ullman – (Life Is A Rock) But The Radio Rolled Me
トレイシー・ウルマン – ラジオでロックンロール
from the album “You Broke My Heart In 17 Places”(1983)夢みるトレイシー
など、50・60年代へのリスペクト、オマージュ、オード(頌賦)、アンセム(頌歌・讃歌・奉祝曲)、追悼ソング、トリビュート・ソングに多く見受けられる特徴のひとつでした。
(青空一夜が歌った『タイトルくずし』というのがあります。これは全35曲のヒット曲の題名を綴った歌詞なのですが、ちゃんと歌になってるんですね。増位山太志郎の『昭和
The Torreadors – Do You Remember(Part One) / Do You Remember(Part Two)(1966)
Reunion – Life Is a Rock(But the Radio Rolled Me)(1974/08 stereo 45 single version)
リユニオン – ロックは恋人
オハイオ・エキスプレスと1910フルーツガム・カンパニーのメンバーが集まって作ったグループで、歌手・グループ名、曲名、レコード会社・レーベル名、プロデューサー名等々、およそ往時のラジオから聞かれたであろう言葉が羅列されています。
例えばこういうのもそうです。
(左)クレイグ・ダグラスの『恋のヒット・パレード』(1962/10)
ゲイリー・クリス『二人のメロディ』の英国カバー盤。
レコードショップから聞こえてくるのは二人が夢中になった恋の歌、ラジオをつけても流れてくるのは二人が大好きだった切ない失恋の歌、あゝ辛くなるからやめてくれ、というシチュエーションで、当時のヒット曲名や詞のフレーズがたくさん出てきます。
ゲイリー・クリス盤にボビー・ヴィーの『サヨナラ・ベイビー』が歌として、つまりメロディ込みで”引用”されてるのに対し、クレイグのヴァージョンでは曲名だけでメロディーはスルー。
イギリスのほうが著作権意識・遵法意識が高かったということでしょうかね。
(右)ロック・アンド・ロール・ダブル・バブル・トレイディング・カード・カンパニー・オブ・フォラデルフィア・19141の『バブル・ガム・ミュージック』(1969/03)
こちらはさしずめバブルガムミュージックの手前味噌なPRソングといったところ。
Tommy Boyce
Bobby Heart
Monkees
Grateful Daed
Herbie Alpert(=Herb Alpert)
などの仕掛け人や人気グループの名前のほかに、『サイモン・セッズ』『ヤミー・ヤミー・ヤミー』の曲名が登場します。このうちハーブ・アルパートについては「もう古い」と否定的意味合いで名を挙げてます。つまりブッダ・レコードとしてA&Mレコードにケンカを売ってるわけですね。
プロデュースと作詞・作曲は『あたしのボーイフレンド』(歌=ジ・エンジェルズ)で知られるジェリー・ゴールドスタインとボブ・フェルドマンでした。
(左)スターランド・ヴォーカル・バンドの『ヘイル!ヘイル!ロック・アンド・ロール!』(1977)
ディック・クラークのドキュメンタリー映画『ロックの歴史』に使われた、彼らの3枚目のシングル。
ジョニーB(グッド)、ペギー・スー、(ヘルプ・ミー)ロンダなど、ロックンロールのタイトルや詞に登場する人名を織り込んだ、アバ風サウンドのロックンロール讃歌でした。
この曲では、引用され詞に織り込まれたのは人名だったわけですが、
コーラスのハミングや囃し言葉を織り込んだものでは『ミスター・ベースマン』、『シビレさせたのは誰?』、『イエスタデイ・ワンス・モア』などが有名ですし、
当時流行のダンスの名前とそのステップを取り入れたものでは、『シェイク・ア・テイル・フェザー』や『ダンス天国』あたりがよく知られています。
- パパフー・ママフーの謎 register movement Part3
- ダンスは済んだ? (2) 續 more register movement
- ダンスは済んだ? (1) 續 more register movement
- ダンスにおいで register movement Part3
- Everybody’s Got A Dance But Me register movement Part3
- 水泳選手が睡魔に襲われるとき more register movement
ジャズの世界では、伝承歌や童謡のメロディをほんのちょっと引用するということがよくありますね。
それ以外のジャンルでも、他曲を部分的に折り込む場合があります。
例えば、瀬戸口藤吉の『軍艦行進曲』には東儀季芳作曲『海行かば』(信時潔の『海行かば』とは別のもの)の旋律が出てきますし、
東海林太郎の『麦と兵隊』には『佐渡おけさ』、
岡晴夫の『港のエトランゼ』には『蛍の光』、
春日八郎の『あれから十年たったかなァ』にはドヴォルザーク 新世界第2楽章『家路』、
藤島桓夫『カラスなぜ鳴く』には「七つの子」、
美空ひばりの『哀愁波止場』には『五木の子守唄』、『ポトマックの桜』には『さくらさくら』、
井沢八郎『あゝ上野駅』と高橋京子の『花のローカル列車』にはW.S.Hays作曲の『故郷の廃家』、
北原謙二『日暮れの小径』には『通りゃんせ』、
石原裕次郎の『逃亡列車のテーマ』には『戦友』、
ザ・スプートニクス『霧のカレリア』には『カチューシャ』が、
AKB48『10年桜』には『仰げば尊し』が、
それぞれ挟み込まれています。
美黛 – 飛快車小姐
途中、唱歌『汽車』が出てきます。
これらはメドレーとは違う、いわば「織り込みソング」とも云うべきものです。著作権切れでない楽曲を織り込む場合は、当然 著作者や版権を管理している音楽出版社の許可が必要となります。盗用・流用・パクリが盛んだった江戸期の戯作文学のようなわけにはいきません。
レゲエ~ラップ~ヒップホップ音楽では、リスペクトやオマージュを口実とした実質パクリや、デジタル処理という物理的工程を必要とするサンプリングという手法が今も健在のようです。サンプリング音楽のオリジナル部分をサンプリングしたら、やっぱり訴えられるんでしょうね。
アニマルズの1stアルバム(1964)の劈頭を飾る『ストーリー・オブ・ボ・ディドリー』には説明的に他曲が引用されます。いやあれは、学術的な引用、といえるかもしれません。
何を引用するか、人名か、題名か、メロディか、、、それは自由なんですが、There is nothing new under the Sun(日の下に新しきものなし)とはいえ、くれぐれもAt your own riskで(自己責任で)お願いします。
サンプリングは この際 除外するとして、ここではトリビュート・ソングにおけるお名前ソング(人名織り込みソング)と追悼ソングの違いについて少しばかり考えて見たいと思います。
まず、お名前ソングですが、先に挙げましたアーサー・コンレーの『スウィート・ソウル・ミュージック』などはその典型です。
この曲はサム・クックの『イエー・マン』をオーティス・レディングが改作したもので、
クレジットは Arthur Lee Conley, Otis Redding, Sam Cooke となっています。
詞には
Lou Rawls
Sam and Dave
Wilson Pickett
James Brown
といった人気者たちの名前、そしてオーティス自身の名も登場し、彼らのエキサイティングなソウルミュージックで皆がゴーゴーを踊る、という1966~67年の状況をあたかもリポートしてるかのような内容でした(イントロが『荒野の七人』に似てますネ)
Arthur Conley – Sweet Soul Music(1967/02/01)
アーサーコン・レー – レッツ・ゴー・ソウル
<参考>
Sam Cooke – Yeah Man
Composer: Sam Cooke
途中、サム・クックがセリフとして「ハッハッハッ」と笑っている。
from the album “Shake”(1965)RCA Victor LPM-3367
1st Recording Of “Sweet Soul Music” as “Yeah Man”
Well, maybe it’s more like _one-half_ of the’first recording’ which debuted on Cooke’s posthumous “Shake” LP in January 1965. As the story goes: when Arthur Conley was preparing to record “Yeah Man,” it was Otis Redding who decided to re-write Cooke’s lyrics and rename the song as “Sweet Soul Music.” While it did become a major hit in 1967, only Redding & Conley were shown on the label as co-writers; but following legal action, Cooke’s name was later added to the composer credits.
ノヴェルティ系のダンスチューンで大活躍したおとぼけ顔のルーファス・トーマスも、『(If There Were No Music)Sweet Soul Music』というファンク調の曲を録音していまして(作詞曲のクレジットはF.Cousseart)、
アーサー・コンレーの『スウィート・ソウル・ミュージック』の題名とアイデアを借りて、BBキング、アル・グリーン、オーティス・レディング、ジャニス・ジョプリンらを登場させておりますが、
ルーファス・トーマスは『If There Were No Music』という別の曲も歌っていて、ややこしいことこの上ない。
(そもそもあの半ズボンおじさんは、売れた自作曲にパート2作るのが趣味でしたからネ・・・あ、、『(If There Were No Music)Sweet Soul Music』が『If There Were No Music』の続編、イヤ、解決編ってことか ! ? )
私はもう何だか煩わしくなってしまい、お名前ソングだのルーファス・トーマスだのは考えないようにしまして、ここ数年はすっかり忘れたんですけど、冒頭の『トランジスター・シスター』を聴いてる最中に、どっからか大きな石が池へ飛び込んできたかのように、急にそのことが思い出されちゃいまして・・・。
ルーファス版の録音時にはオーティス・レディング(1967/12/10 歿)もジャニス・ジョプリン(1970/10/04 歿)も死んでましたから、
アーサー・コンレー版はお名前ソング、ルーファス版はお名前+追悼の合わせ技ソング、と云えるんじゃないでしょうかね。
ということで、次はお名前ソングと被(かぶ)る部分の多い、追悼ソングについてです。
追悼ソングは、立て分けとしては 葬送儀礼の一部である宗教音楽(キリスト教ではレクイエム)とは別の、あくまで大衆音楽の範疇のものです。
ただ我々は、ニューオリンズではついに葬儀変じて祝祭となるを見、すでにゴスペルのソウルに”転ぶ”地響きを聴くに至ってます。
ことほどさように近代においては宗教音楽が大衆化し、大衆音楽が新たに宗教的役割を獲得するのはさして珍しくなく(そうした現象を私は”正邪の更新”と呼んでいます)、
信仰心といってもそもそもが多種多様で深浅・厚薄・軽重(けいちょう)がありますし、教義を離れて楽曲としての芸術性を鑑賞するというのも日本人的には「アリ」ですから、堅苦しい定義はとばして、ここでは「個人を偲ぶ歌」とでもしときましょう。要は気持ちの問題ってことで。
- お葬式プラザ:死の総合研究所(デス・ウォッチング):死とレクイエム 1990.06
- 中之島のBOW:葬送の音楽
- がんの診断や治療に関心のある方のための部屋:宗教と音楽研究
- 大仏さまもうっとり 東大寺大仏殿でオーケストラ演奏–人民網日文版–2005.10.17
- dslenderブログ: 葬儀のBGM
- 一夢庵:怪しい話Ⅱ-249 「葬送行進曲」
- バッハの部屋:バッハの”Jesu, meine Freude”とは
- セカンド・ライン – Wikipedia
一般論として、死んですぐ出すとしたら、当然 追悼の意味合いが強いでしょう。あるいは話題になってるうち売っちまえというレコード会社側の思惑もあるかもしれない。
死後、五年十年たってから出すとしたら、歌をデッチ上げるに当たって、すでにアイコン化している歴史的人物のその名を拝借する、という企(たくら)みであるやもしれません。
実在した人物の名が使われてる楽曲で、明らかにその人の追悼ソングといえるものを二、三、挙げるとすれば、
アイ・リメンバー・クリフォード/リー・モーガン、ほか
ジャンゴ/MJQ
キャノン・ボール/ウェザー・リポート
スリー・スターズ/トミー・ディー(ルビー・ライト、エディー・コクランらが競作)
ジャスト・ライク・エディ/ハインツ
マリリン・モンローのバラード/シェナンドア・スリー
アブラハム、マーティン・アンド・ジョン(魂は今も)/ダイオン(=ディオン)(1968)
その替え歌の
コール、クック&レディング/ウィルソン・ピケット
なんかは間違いなくそうでしょう。
Hershel Almomd – The Great Tragedy(1959/03)
Holly, Valens, Bopper tribute
Ray Campi – The Man I Met(A Tribute to The Big Bopper)(1959)
Mike Sarne – Just Like Eddie
Simon & Garfunkel – A Simple Desultory Philippic(Or How I Was Robert McNamera’d Into Submission)簡単で散漫な演説
from the album “Parsley, Sage, Rosemary And Thyme”(1966)パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム
“I learned the truth from Lenny Bruce”(大切なことは全部レニー・ブルースから学んだ)という歌詞があります。1981年、ボブ・ディランも『レニー・ブルース』という曲を歌ってます。
Al Kooper with Carlos Santana – Sonny Boy Williamson ソニー・ボーイ・ウィリアムスン
from the album “The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper”(1969/01)『マイク・ブルームフィールド&アル・クーパー/フィルモアの奇蹟』
time: 6:04
ロックに多大な影響を与えたシカゴ・ブルースの雄サニー・ボーイ・ウィリアムソンII(1965/05/25沒)。その死去の衝撃を歌っている。
ちなみに Don Fardon の “(The Lament Of The Cherokee)Indian Reservation” は 1968/04 のリリース。
Robert Lee – The Ballad Of Bruce Lee(JP:1975)
ロバート・リー – 亡き兄ブルース・リーに捧げるバラード
from the album “The Ballad Of Bruce Lee”(US:1975, JP:1976)亡き兄ブルース・リーに捧げるバラード
◆ ◆ ◆
Commodores – Nightshift(1984/12/18 tereo 45 single version)
コモドアーズ – ナイトシフト
ジャッキー・ウィルソン(1984/01/21死去)、マーヴィン・ゲイ(1984/04/01死去)の追悼ソング。
歌詞にも Marvin, Jackie の名がある。
produced by Dennis Lambert with Jeremy Smith & Peter Wolf
Pop Chart Peaks: Billboard 3, Cash Box 4 – R&B Peak: 1 – A/C Peak: 2 – UK Peaks: 2 (NME, MM), 3 (Gallup)
This Grammy-winning performance from their same-named 1985 album release was a musical tribute to recently-departed Marvin Gaye and Jackie Wilson, and it also marked The Commodores’ final appearance on the pop Top 40 charts.
Commodores – Nightshift(album version)
コモドアーズ – ナイトシフト
from the album “Nightshift”(1985)ナイトシフト
◆ ◆ ◆
“Everybody Knows Your Name” Trade Martin’s tribute to Rick Nelson(1986)
1985年大晦日に飛行機事故で亡くなったリッキー・ネルソンの追悼歌。
Alvie Self – We Miss You Marty Robins(1988)
マーティ・ロビンスは1982年12月8日に亡くなっている。
Mike Berry & The Western All Stars – A Tribute To Buddy Holly(2004)
タイトルに人名はありませんが、
グッドバイ・ポーク・パイ・ハット
はレスター・ヤングを追悼した曲。
レフト・アローン
はビリー・ホリデイに捧げられた曲でした。
演奏仲間や自分の名を冠した「~’s ~」みたいな曲名はゴマンとありますが、死後は「追悼」として奏される場合も考えられます。
Andy Kirk and His Twelve Clouds of Joys – Mary’s Idea
Alto Saxophone, Baritone Saxophone: John Williams
Banjo, Guitar: William Dirvin
Clarinet, Alto Saxophone: John Harrington
Directed By, Sousaphone: Andy Kirk
Drums: Edward McNeil
Piano, Arranged By: Mary Lou Williams
Tenor Saxophone: Lawrence “Slim” Freeman
Trombone: Allen Durham
Trumpet: Edgar Battle, Harry Lawson
Violin: Claude Williams
エルヴィスが急逝した1977年には世界中で数多くの追悼ソングが発表されたもんです。兵役に就いた時ですら”行かないでソング”が出されたくらいですから当然ですかね。
では、これはどうでしょう?
ホー・チ・ミンのバラード/高石ともや (作詞・作曲:イワン・マッコール、訳:高石友也。1969/10 発売)
指導者を崇拝し英雄視する傾向は右翼・左翼・宗教問わず全体主義体制を目指す運動にありがちでして、残念ながらこの歌も例外ではありません。しかしバラード、英雄叙事詩としては傑作の部類でしょうね。
実況録音(1969/09/06 大阪フェスティバルホール)のこのレコードが発売される少し前にホー・チ・ミンは亡くなりましたが(1969/09/02 歿)、曲が出来上がった時はまだ生きてたはずです。歌詞にも追悼の言葉はありませんし。
ということは追悼ソングでないものが、たまたまタイミングの問題で実質 追悼盤になってしまったケースですねこれは。
高石ともや – ホー・チ・ミンのバラード(1969/10)
作詞曲:イワン・マッコール、日本語詞:高石友也
Ewan MacColl – The ballad of Ho Chi Min
Ewan MacColl – The ballad of Ho Chi Min(live)
Composer: Ewan MacColl
Barbara Dane -The Ballad of Ho Chi Minh
La Ballade De Ho Chi Minh(Bài ca Hồ Chí Minh)
Ballade de Ho Chi Minh(French Version)
Bài ca Hồ Chí Minh (bao cand 2010) – Hồ Quỳnh Hương
Hồ Quỳnh Hương Fanclub
2010/08/30
追悼ソング、日本の楽曲では
トニーは今も生きている/大木伸夫
これはあまり知られてませんが、赤木圭一郎を追悼する内容でした。
ソー・ロング・サチオ/ザ・スパイダース
かまやつひろしが作詞・作曲・編曲し、多重録音でボーカル、全楽器演奏をこなしたという点でもJ-POP史上に特筆されるべき作品です。
フランシーヌの場合/新谷のり子
は、追悼歌であり反戦歌であり、ブロードサイド・バラッズ、ニュース歌謡の要素もあります。
ジェームス・ディーンにはなれなかったけれど/岡林信康 (1994/04)
ジェームス・ディーンを引き合いに出してはいますが、自分よりも後に生まれ先に逝った若者のカリスマ 尾崎豊(1992/04/25 歿)に対する、これは鎮魂歌でありました。
セピアカラー/一世風靡セピア
アーネスト・ヘミングウェイ、ジェームス・ディーン、ジョン・レノンの3人それぞれの事績と歿年を詞に組み込んでいるこの歌は、鎮魂曲を装ってはいますが、実体はダンディズムへの熱い憧憬(しょうけい)の吐露ではないでしょうか。
ただそうした憧れはあんまりマジメに語っちゃうと『ボギー!俺も男だ』の主人公みたいに、こっけいなアナクロニズムと思われかねませんからせいぜいご注意を・・・ですから自戒をこめて!
サヨナラHERO/コブクロ
歌詞には「RC」とだけありますが、先日亡くなった忌野清志郎の追悼歌です。
名を入れるかどうかは絶対条件ではないという好例でしょう。

(上)1956年、米コーラルから発売されたジェームス・ディーン(1955/09/30 歿)を追悼するLP『THE JAMES DEAN STORY』。
エデンの東、ジャイアンツ、理由なき反抗のテーマ音楽や、
JIMMY, JIMMY / Jimmy Wakely and His Orchestra
HIS NAME WAS DEAN / Jimmy Wakely and George Cates Orch. and Chorus
WE’LL NEVER FORGET YOU / Narration by Gigi Perreau
JAMES DEAN / Jimmy Wakely and George Cates Orch. and Chorus
THE BALLAD OF JAMES DEAN / Dick Jacobs and His Chorus
といったオリジナルのインスト曲を、
STEVE ALLENとGIGI PERREAUのナレーションでつないでいくという形式になってます。
1957年の同名の映画とは関係ありません。
ジャケットに一切日本語がないので輸入盤かと思いきや、よく見ると裏面下にNippon Grammophon Co., Ltd.の文字が。すなわち日本グラモフォンですが、グラモフォンの最後の「e」が抜けちゃってます。脱字ってやつですかね。
自動車事故で逝った若者を偲ぶア・カペラ(無伴奏)曲、ビーチ・ボーイズの『ア・ヤング・マン・イズ・ゴーン』(1963)には名前は出てきませんが young star や without a cause の歌詞からジェームス・ディーンへのトリビュートであることが分かります。ちなみにこの曲はフォア・フレッシュメンの『Their Hearts Were Full Of Spring』の替え歌です。
