クリスマス・ソング

 

11月も早や下旬となり、巷ではいよいよクリスマス商戦へ突入する時期を迎えました。
長びく景気低迷、ますます広がる買い控えの中で、小売業・サービス業は四苦八苦しております。
お客の方だって家計は火の車、ボーナス減額でローンの支払いがどうなるか分からないキビシイ状況。それこそ神に祈りたいくらいでしょう。
ここはひとつクリスマスにかこつけて、七面鳥でもカラ揚げでも何でも食って、せいぜい飲んで騒いで、
景気浮揚のきっかけにでもしたいですなぁ。
どうしたんですぅ、みなさん? お通夜じゃないんですから。
さぁご陽気に、パーッといきましょうパーッと!

Herbie Hancock – Deck The Halls
ハービー・ハンコック&チック・コリア – ひいらぎ飾ろう
from the album Various “Jingle Bell Swing”(1999)ジングル・ベル・スウィング
from the album Various “Jingle Bell Jazz”(1981)

Arranged By: Jay Cee
Bass: George Duvivier
Drums: Ed Shaughnessy
Guitar: Al Caiola
Piano: Chick Corea, Herbie Hancock
Producer: Teo Macero
Saxophone: Frank Wess
Trombone: Jimmy Cleveland
Trumpet: Woody Shaw
Vibraphone: Dave Carey

クリスマス・キャロル「ひいらぎ飾ろう」。
まだハービー・ハンコックがキリスト教徒だったころの録音でしょうか。
ほんとうにカッコイイ曲ですね。
あたしゃこれが好きでねぇ~。

The Ventures – Sleigh Ride(1965/11/08)
ベンチャーズ – 楽しい橇すべり
from the album “The Ventures’ Christmas Album”(1965)ベンチャーズ・イン・クリスマス/ベンチャーズ クリスマス・アルバム/ベンチャーズのクリスマス・パーティー
produced by Joe Saraceno

45 release from the LP “The Ventures’ Christmas Album.”
Issued on Dolton single 312 and LP 2038
The Leroy Anderson standard was first popularized in 1949 in a recording by The Boston Pops.

ベンチャーズのクリスマス・アルバムは私の愛聴盤の一つです。
どの曲もいいんですが、なかでもこの「楽しい橇すべり」が一番いい。
あたしゃこれが好きでねぇ~。

The Beach Boys – Little Saint Nick(mono)
ビーチ・ボーイズ – リトル・セイント・ニック
from the album “The Beach Boys’ Christmas Album”(1964/11/16)ビーチ・ボーイズとクリスマス
Time: 1:58

The Beach Boys – Little Saint Nick(1963/12/09)
Time: 2:00

arranged and produced by Brian Wilson
Pop Chart Peaks: Cash Box 69, Music Vendor 121 Billboard Christmas Chart Peak #3

シングル・バージョンとクリスマス・アルバム・バージョンがある「リトル・セイント・ニック」。
心地よいミディアム・テンポがいいですね。
あたしゃこれが好きでねぇ~。

キリスト教徒がクリスマスで騒ぐのは前夜祭(クリスマス・イヴ)までで、クリスマス当日は静かに過ごすのが通例となっています。
基本的には、両親の家(うち)とか田舎へ帰る、いわゆる帰省シーズンのヤマで、クリスマスの翌日にはまた戻って、各自、1月1日から働き始めるという、日本とはそのへんが大きく違ってます。

ザ・キング・コール・トリオは、1946年前半に、初めてこの曲を録音した。その後、コール自身が要請し、所属レーベルであったキャピトル・レコードの反対を押し切って、同年のうちに、小規模なストリングスを入れて2回目の録音が実現し、こちらのバージョンがポップ・チャートでもR&Bチャートでも大ヒットとなった。(中略)
4回目の録音
このバージョンは、クリスマスの時期になるとラジオでしばしば流されるものとなっており、おそらくこの曲の最も広く知られたバージョンである。
(中略)
もともとは、コールの初期のヒット作をステレオで再録音したLP『The Nat King Cole Story』のために行なわれた録音であったが、後に、1960年のクリスマス・アルバム『The Magic of Christmas』の再発に際して、「世の人忘るな (God Rest Ye Merry Gentlemen)」との差し替えで収録された。アルバム名も曲名と同じ『The Christmas Song』に改題されたこの再発盤は、1962年に発表され(モノラル Capitol W-1967、ステレオ Capitol SW-1967)、現在も同じ内容でCDが出ている。

<ザ・クリスマス・ソング – Wikipedia より一部引用>

Nat King Cole – The Christmas Song(Merry Christmas To You)(Ralph Carmichael Version)
from the album “The Christmas Song”(1962)

from the album “The Christmas Song”(1962)Capitol Records W1967

Conductor: Ralph Carmichael
Producer: Lee Gillette

Nat “King” Cole – The Christmas Song(Merry Christmas To You)(1954/10/18 Nelson Riddle version)
orchestra conducted by Nelson Riddle

Recorded in 1953 but not issued until late’54, this updated version of the famous 1946 King Cole Trio hit stays faithful to the spirit of the original arrangement, but is enhanced by the more sophisticated recording technology, a fuller orchestral sound, and Cole’s maturing vocal style. Then in 1961 he would record his commonly-heard stereo version of “The Christmas Song,” conducted by Ralph Carmichael.

The King Cole Trio – The Christmas Song(Merry Christmas To You)(1946/10/14 original best-seller version)
vocal, Piano: King Cole
Bass: Johnny Miller
Guitar: Oscar Moore
with String Choir conducted by Charles Grean

Cole initially recorded the Mel Torme-Bob Wells tune with only the usual Cole jazz trio instrumentation (in a version not issued in the U.S. at the time), but made the career-altering decision to try it again with some added orchestration. It’s that second one, heard here, that featured strings for the first time on a Cole single and became one of the most famous performances in recording history. This version reached #7 on Billboard’s pop sales chart and returned every year until 1954, when it was replaced by a new recording that featured Nelson Riddle conducting a similar arrangement. Cole’s final remake was an early’60s stereo recording conducted by Ralph Carmichael. The trio’s original Capitol single of “Route 66” is also included in this 1946 collection.

The King Cole Trio – The Christmas Song(Merry Christmas To You)(1946 trio-only version, then-unissued)
“The Christmas Song… Naked”というところでしょうか。

recorded June 14, 1946
1st Recording Of “The Christmas Song”
Composed by Mel Torme and Bob Wells in the heat of a 1945 summer day, the holiday standard received its first studio recording via this intimate June 1946 trio arrangement by Nat King Cole, accompanied only by Oscar Moore (guitar) and Johnny Miller (bass). Though Capitol Records was leery about possibly alienating Cole’s enthusiastic jazz following, he convinced them to allow a re-do with the added accompaniment of four strings, a harp, and drum. It was that second version–recorded in August–that was released and became a major late-1946 success, while this initial trio-only track remained unissued in the U.S. until it was accidentally chosen for inclusion in the 1989 Rhino CD “Billboard Greatest Christmas Hits 1935-1954.”
Cole recorded his third studio version of “The Christmas Song” in 1953 backed by Nelson Riddle’s orchestra and his fourth in 1961 conducted by Ralph Carmichael

作者必ずしも最良の表現者にあらず。これ前に言いましたっけ。
クリスマス・ソングの代表格「ザ・クリスマス・ソング」もそうでしょう。
この曲の創唱者はナット・キング・コールで、1946年にヒットさせています。
今ではスタンダードとして、いろんな人が歌ったり演奏したりしてますね。
クリスマス・ソングで1曲選べといわれれば、私は迷わずこれを挙げます。
この歌の際立った点は、歌詞がクリスマスシーズンの街の様子、人々の様子を叙事詩的に扱ってるところと、メロディがハイブロウな展開であること。ココロはモダンジャズ、ですか。
ちなみに歌詞に「エスキモー」という言葉が出てきますが、今もそのまま歌われています。

 

Mel Torme and Judy Garland – The Christmas Song(TV live)
performed this duet on the Judy Garland Show in December, 1963.

「ザ・クリスマス・ソング」はロバート・ウェルス作詞、メル・トーメ作曲。歌手であるメル・トーメ自身、のちに録音しています。前歌(ヴァース)が印象的ですが、私はナット・キング・コールに軍配を上げたいと思います。
上の映像はジュディ・ガーランドと共演しているかなり珍しいものです。

The Christmas Song – A Cappella Jazz Multitrack (SSATB) by JB Craipeau
jibcraip
2008/12/27

一人多重録音の王者山下達郎も定めしご嘉納くださることでしょう。
音感の優れた人でないと、こういう作業はむずかしい。あなた、チャレンジしてみますか?

The Raven’s Renditopn Of: White Christmas(1948)
The Ravens – White Christmas
SP盤 “Silent Night” のB面。

recorded c. October 1948
The group’s distinctive bass voice of Jimmy Ricks is featured on this R&B hit that inspired the similarly-arranged and better-known Drifters recording of 1954. See also the flipside “Silent Night.

The Drifters – White Christmas(1954/11)
featuring Clyde McPhatter and Bill Pinckney

Bill Pinckney and Clyde McPhatter are featured on this famous R&B treatment of the Irving Berlin standard, inspired to some extent by the 1948 recording of the song by The Ravens (also posted to this channel).

大滝詠一が「お正月」をこのスタイルで録音したのは皆さんご存知のとおり。
下のリンク先は新しいライブ映像ですが、発表時のスタイルを忠実に再現していて、感動モノです。

Charlie Parker – White Christmas
live broadcast recording, 25th December 1948 from The Royal Roost, New York City, with Kenny Dorham, trumpet, Al Haig, piano, Tommy Porter, bass, Max Roach, Drums.
チャーリー・パーカーのホワイト・クリスマス。
メロディはほとんどいじってないですね。

サイモンとガーファンクルの「きよしこの夜」は、トム・クレイの「世界は愛を求めている」に影響されたものでしょう。

ベトナム反戦派のミュージシャンであるサイモン&ガーファンクルの楽曲『きよしこの夜』で、クリスマスを祝うサイモン&ガーファンクルの歌声の背後に当時全米で起きた悲惨な出来事のニュースを読み上げるニュースキャスターの声が流れているが、これはウォルターの声である。またニュースの内容は音声コラージュではなく、録音前の2~3ヶ月間に起きた悲惨なニュースをポール・サイモンが集めて原稿にしウォルターに依頼して朗読してもらったものであった。
<ウォルター・クロンカイト – Wikipedia>

Simon and Garfunkel – 7 O’Clock News / Silent Night
サイモンとガーファンクル – 7時のニュース/きよしこの夜
from the album “Parsley, Sage, Rosemary And Thyme”(1966)パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム

Sugar “Chile” Robinson – Christmas Boogie(1950)
冒頭『ジングル・ベル』。

11 year-old piano-playing prodigy Frank Isaac Robinson

◆    ◆    ◆

Lionel Hampton and his Orchestra – Boogie Woogie Santa Claus(1950)
vocal: Sonny Parker

Patti Page – Boogie Woogie Santa Claus(1950/10)
orchestra conducted by Jack Rael
シングル “The Tennessee Waltz” のB面。
パティ・ペイジのロックン・ロール。
パティ・ペイジといえば一連の「ワルツ」もので知られてる、ポピュラー歌手。
こんな”黒っぽい”ジャンプ・ナンバーを歌ってるのは、アニタ・オデイあたりを意識してのことでしょうか。
この人の歌では「オールド・ケイプ・コッド」が昔から好きで、サラ・ボーンやローズマリー・クルーニーでヒットした「テンダリー」、エロール・ガーナーの「ミスティ」とともに、中学生のころ、よく聞いてました。
冒頭『シングル・ベル』を引用。

recorded c. October 14, 1950.
Here’s that famous Patti Page 78 with her version of Mabel Scott’s 1948 Christmas hit on one side, and on the other….some country waltz written by Pee Wee King (the title escapes me, but if I think of it, I’ll be sure to let you know).

Mabel Scott – Boogie Woogie Santa Claus(1948)
SP盤 “Every Little Doggie Has Its Day” のB面。
冒頭『シングル・ベル』を引用。

Popular R&B Christmas hit, also posted to this channel in the 1950 version by Patti Page, found on the flipside of her early issues of “Tennessee Waltz.”

◆    ◆    ◆

William Bell – Everyday Will Be Like A Holiday(1967/11/20)
ウィリアム・ベルがブッカーT.と作ったクリスマス・ソング。

The Hearts Of Soul – Everyday Will Be Like A Holiday
from the album “The Hearts Of Soul”(1969)

The Groovers – Everyday Will Be Like A Holiday(1969/12)

 

クリスマス・ソング」への0件のフィードバック

  1. いたちゃん

    ああ、もうクリスマスが近付いたんですね。一年は年齢分の1。どんどん縮まっていきます。
    この二週とも聞き逃していました。でもなぜか前の週(アイラブゲイシャ・ウィガッタ忘年会)と翌週(セ・サ・新春新人シャンソンショー)はチェックしていました。
    いつもラインナップをみるたびに今まで絶対CD化されていないでしょうし、これからもCD化されないだろう音源ばかりの感があります。

    返信
  2. eiji 投稿作成者

    やぁやぁ、どうも。
    そぞろに寒くなってきましたね。

    巣鴨地蔵通商店街にあるベンチで、老人たちが「年寄りには暑い夏も寒い冬もいらないね」なんてボソボソしゃべっておりました。
    私も最近はなんだかそういう感覚に近くなってきたような(笑)

    それでもここ数年、神宮外苑絵画館前にあるイチョウ並木の黄葉と落葉の時期がどんどん遅れてるというのは気になります。子どもの頃は、今時分はもっともっと寒かったんじゃなかったか。

    > 前の週(アイラブゲイシャ・ウィガッタ忘年会)と
    > 翌週(セ・サ・新春新人シャンソンショー)はチェックしていました。

    残っている制作ノートにはそのタイトルが書いてありませんでしたが、言われてハタと思い出しました。たしかに、そういうタイトルでした。
    いやーなんかハズカしいなぁ。あの頃の感覚が甦ってくるようです。

    > 今まで絶対CD化されていないでしょうし、
    > これからもCD化されないだろう音源ばかりの感があります。

    「SONO-COLOアワー」については、大滝詠一の番組「ゴー!ゴー!ナイアガラ」を強く意識していたことは確かです。あちらの「クリスマス特集」でかけなかったものをかけようとか、あっちが「クレージーのクリスマス」の曲部分だけ流したら、こちらはその直前のコント部分も使おうとか、、、
    ま、巨人に挑む一寸法師の心持ちとでもいうんでしょうか。

    多様な音源を使ったのも、初めはそういう気持ちからでした。
    映画のセリフ、非売品のソノシート、SPレコード、はては他局のテレビ番組・ラジオ番組の音まで駆使して、デッチ上げている。
    ですからもともと表立っては放送できない種類のものではあったわけです (^^;;

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  3. 真田タケト

    こんにちは、eijiさん。突然ですが、質問があります。
    実を言うと、中学のときに聞いた「ジングルベル」、とてもよかったので、もう一回聞きたいのですが、誰が歌ってるのか分かりません。
    特徴は、
    1:歌詞は2番まで。
    2:英語詞で、女性が歌っている
    3:2番で転調する
    以上です。上記特徴のあるジングルベル、分かったら教えてください。
    あと。これは記事の感想ですが、いやあ、いろんな種類のクリスマスソングがあるんですね。日本では山本リンダやブルー・コメッツがうたっているとは。また、ビーチボーイズも歌っているんですね。ことしも、クリスマスソングを聴きながら、いちいちうきうきしています。
    それでは。素敵なクリスマスを過ごしてください!

    返信
  4. eiji 投稿作成者

    真田さん、はじめまして!
    このブロクの筆者、菅佐原英二(すがさわら・えいじ=eiji)です。
    コメントありがとうございます。

    昔聞いた「ジングルベル」の歌唱者をお探しとのこと。
    日本ではこの20年、「ジングルベル」の録音数は確実に減ってるはずです。オリジナルのクリスマスソングでないと、歌手も音楽出版社も事務所もJASRACも儲かりませんからね。
    海外ではどうなんでしょうか、さすがに分かりませんが、録音物としての「ジングルベル」は世界中で1万テイクは軽く超えると想像されます。
    3つの特徴を教えていただきましたが、これだけだと情報不足で、大海で針を探す(大海尋針)ような感じです。
    もっともジャズだったとかC&Wだったとか判明しても、積極的にクリスマスソングを聞いていない私にはピンと来ないかもしれません。

    すでにご存知かもしれませんが、以下のようなサイトが何かヒントを与えてくれるかもしれませんね。

    Merry Christmas,Baby
    http://www.ne.jp/asahi/mcb/shiga/
    日本のクリスマスソング
    http://christmasx.hp.infoseek.co.jp/

    これに懲りずに、また気が向いたらコメントよろしくお願いいたします。
    では、「もう」というか「そろそろ」というか、「よいお年を!」

    返信

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