旧チェコスロバキアのROCK/POPS(1)

旧チェコスロバキアは1989年11月16日に始まった「ビロード革命」によって共産党独裁体制が崩壊。
1990年、複数政党制による自由選挙が行われました。
1993年にはチェコとスロバキアに分離し、それぞれ独立しております。
まずはプラハ市民に敬意を表して、プラハの春の映像をフィーチャーしておきましょう。

Battle of Prague (1968)

チェコといいますと、これも以前
抵抗する歌姫たち more register movement
で紹介した
『ヘイ・ジュード』のチェコ語版を歌った女性Marta Kubišová(マルタ・クビショヴァ)がいました。
クビショヴァが弾圧された理由は欧米の歌を歌ったからではありません。
地下放送局で反ソ・自主独立のメッセージソング『マルタの祈り』を流してソ連への抵抗を鼓舞し、さらに『二千語宣言』に対する署名の撤回を拒み続けたからでした。
欧米の歌やそれらしい楽曲を歌った人たちは、実はそれ以前にも、以後もたくさんいたんです。
だからそれが理由じゃない。
クビショヴァもチャスラフスカも決して信念を枉げませんでした。その生きざまが人々の心を打ったであろうことは想像に難くない。

以下のリンク先は、旧チェコスロバキアの国営放送Česká televizeの音楽番組『Bigbít(BIG-BEAT)』の回顧特集。
これを見ると同国では西側と同じようにエルビスやニール・セダカやビートルズが席巻していたことが分かります。
ものすごく貴重な映像がふんだんに使われているので、オールディーズファンは必見です。

 

Vulkán – Musím táhnout svůj vůz dál(1968)
チェコのソフトロック

Milena Zahrynowská – Nezaváhej(1970)

Jitka Molavcová – Dám Ti Růži(1972)

 

Marta Kubišová

Marta Kubišová – Cesta(1968)

Marta Kubišová – Ring O Ding(1969)

Marta Kubišová – Tajga Blues 69(1969)

 

Pavel Bobek

Pavel Bobek – Oh, Ruby, nechtěj mi lásku brát(1969)

 

Martha A Tena
Martha Elefteriadu と Tena Elefteriadu のデュオ。

Martha A Tena – Život Je Jen Náhoda(1969)
Martha A Tena Elefteriadu

Martha A Tena – Přijď(1969)
Martha A Tena Elefteriadu

Martha A Tena – Přání Děravé Loďky(1969)
Martha A Tena Elefteriadu

Martha A Tena – Když Má Srdce Půst(1969)
Martha A Tena Elefteriadu

Martha A Tena – Bouře(1970)
Martha A Tena Elefteriadu

Martha A Tena – Píseň Pro Vás(1970)
Martha A Tena Elefteriadu

Martha A Tena – Srdce Na Dlani(1970)
Martha A Tena Elefteriadu

Martha A Tena – Večerní Ukolébavka(1970)
Martha A Tena Elefteriadu

 

Helena Vondráčková

Helena Vondráčková – Jdi O Dům Dál(1969)

Helena Vondráčková – Kam Zmizel Ten Starý Song(1971)
メラニーの “What Have They Done to My Song Ma”(傷ついた小鳥) をカバー。

Helena Vondráčková – Bim Bum Rána(1971)

Helena Vondráčková – Kam zmizel ten starý song(1972)
Z filmu – Zpívající film 1972

Helena Vondráčková – Fanfán(1971)

Helena Vondráčková, Karel Štědrý – Nejkrásnější sál(1969)

 

以下、「チェコ」「スロバキア」「プラハ」を含む投稿。

旧チェコスロバキアのROCK/POPS(1)」への2件のフィードバック

  1. 丸太の首

    あなたは、東欧の真の現代史のわかる人です。欧米の歌やそれを模したポピュラー音楽そのものは、国営テレビの番組でも普通に流されるくらい同国にあふれていた、という前提を踏まえてはじめて、彼女の歌に込められた抵抗の意味が分かるんだろうと思います。日本で選挙にも行かない人が、自由とか権利とか言って他国の独裁政権を批判するのは随分ばかげていないか・・・それよりは、『彼らと同じようにビートルズを楽しむ』ほうがよほど歴史の勉強になる

    返信
    1. 菅佐原 英二 投稿作成者

      丸太の首様

      書き込み有難うございます。
      このブログを書いております菅佐原英二と申します。

      おっしゃるとおりで、有権者がもう少ししっかりしていたら、
      おそらく日本は黙っていても世界からお手本とされるような、そしておそらく世界一裕福な、そういう国になっていたと思われます。

      私は将来についてやや悲観的なので、国際情勢も世界経済も地球環境も、今後終末に近づいていくんじゃないかという、あきらめ半分の気分ですが、
      それでも言うべきことは口を塞がれるまでは言い、やれることはやっていこう、それが今の子どもたちに対する責任じゃないかという気が致しております。

      ご覧いただき ありがとうございました。

      返信

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