日別アーカイブ: 2009/09/26 土曜日

信じた人々の末路

 信の世界に偽詐ぎさ多く、疑いの世界に真理多し。試みに見よ、世間の愚民、人の言を信じ、人の書を信じ、小説を信じ、風聞を信じ、神仏を信じ、卜筮ぼくぜいを信じ、父母の大病に按摩あんまの説を信じて草根木皮を用い、娘の縁談に家相見かそうみの指図を信じて良夫を失い、熱病に医師を招かずして念仏を申すは阿弥陀如来あみだにょらいを信ずるがためなり。三七日の断食に落命するは不動明王ふどうみょうおうを信ずるがゆえなり。この人民の仲間に行なわるる真理の多寡を問わば、これに答えて多しと言うべからず。真理少なければ偽詐多からざるを得ず。けだしこの人民は事物を信ずといえども、その信は偽を信ずる者なり。ゆえにいわく、「信の世界に偽詐多し」と。

<福沢諭吉『学問のすゝめ』「十五編 事物を疑いて取捨を断ずること」 より一部引用>
http://www.aozora.gr.jp/cards/000296/files/47061_29420.html

2日に行われた仮釈放をめぐる審問。アトキンス受刑者も病床に横たわって出席した(CNN) 米犯罪史上悪名高いカルト集団「マンソン・ファミリー」の元メンバーで、約40年前に女優シャロン・テートさんを刺殺し、服役中のスーザン・アトキンス受刑者(61)の仮釈放許可申請が、2日に却下された。
(中略)
アトキンス受刑者は昨年3月に末期の悪性脳腫瘍と診断され、5月15日に余命半年以下と宣告されたものの、12月7日の結婚記念日を越した。
http://cnn.co.jp/showbiz/CNN200909030030.html

 1969年の米女優シャロン・テート惨殺事件を実行したカルト集団の元メンバーで、終身禁固刑で服役中だったスーザン・アトキンス受刑者が24日、カリフォルニア州の刑務所内の医療施設で脳腫瘍のため死去した。61歳だった。州当局が25日発表した。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20090926022.html

事実でないことを信じ込むと多かれ少なかれ、ロクなことにはならないということでしょう。
疑うことを知らない善人ほど、被害者となりやすく、また加害者になりやすい。
宗教裁判や魔女狩りを行なった昔のキリスト教、明治維新~戦前に日本人をマインドコントロールした国家神道、マルクスや毛沢東の共産革命思想、ヒトラーのナチズム、北朝鮮の主体思想、オウムもそうだし、先般大敗した宗教政党などもその域に達しているようです。
自分たちは偉大だ、なんて連中は、そもそもまともじゃありません。
信じること、尊敬、崇拝、帰依帰命を要求する話には要注意です。
信じることは美徳でも何でもありませんからね。
その意味では民主主義や反戦平和思想、昨今はやりの「友愛」などというのも、端から丸々信用せず、そういうものを唱える人たちが何をするのか、しているのか、しっかりと監視していかなければなりません。
当事者のアナウンスを真に受けず、利害関係のあるメディアの情報を鵜呑みにしないで、
どこまでも自分の眼と耳で直接しっかりと確かめることが大切です。

服役中のマンソン・ファミリーの面々はその後の時代の風を感じることなく、1960年代のままの精神世界を保持している、と推察されますが、個人的にはうらやましい部分もあります。
だって70年代以降はもう私の時代ぢゃありませんから。

The Who – Relay(UK:1973/01/05)
The Who – The Relay(US:1972/11/25)
ザ・フー – 奴らに伝えろ!
“Spies, they’ve come and gone”
スパイたちが行ったり来たり
Don’t believe your eyes
“You’re telling only lies”
自分の目を信じないで
嘘しか見えてないから
といった歌詞がある。
権力者たちのメディアを利用した精神支配に抗うものとして、音楽にのちのインターネット的な役割を見出している、かのような内容。

(debuted late ’72) 1973 Pop Chart Peaks: Cash Box 33, Record World 35, Billboard 39 – UK Peaks: 19 (NME), 21 (BMRB, MM)
produced by Glyn Johns & The Who
The original UK release was simply titled “Relay.”

追加記事

 「北朝鮮による人権侵害啓発週間」初日の10日、拉致被害者の家族会・救う会のセミナーが開かれ、脱北した元北朝鮮の統一戦線部の幹部が「77年当時、世界各国から子どもを拉致して工作員にするようキム・ジョンイル総書記の指令が出ていたと聞いた」と初めて証言しました。
 「(工作員養成の)現地化教育は大人になってからでは難しいので、全世界から子どもを拉致してきて、子どもに北朝鮮の教育をして北朝鮮のスパイとして使おうと。『海外で工作活動が終わって帰るときに拉致をしろ』という指令が工作員に出て、世界各地、日本だけでなく各地域から子どもが拉致される事例が多かった」(元北朝鮮統一戦線部幹部 チャン・チョルヒョン氏)
 北朝鮮の元統一戦線部幹部のチャン・チョルヒョン氏は横田めぐみさんが拉致された77年、「キム・ジョンイル総書記の指令により、世界各国から子供を拉致した事例があったと聞いたが、子供の工作員教育が上手くいかず、かわりに北朝鮮の女性工作員が外国人との間に子供を産み、工作員とする方針に変更された」と述べました
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4899378.html

教会とかお寺とか神社とか 親が信じてる宗教・信仰の「場」に 判断力のない子どもを連れていって参加させるのも、実は同じ行為なんです。つまり「洗脳」「マインドコントロール」。
アメリカの小学校で国家に忠誠を誓わせてるのも同様の仕儀。
私は永らくそうした行為に反対を表明してきましたが、なかなか理解してもらえません。

D. J. Rogers – Love Brought Me Back(1978/05)
タイトルは「愛が私を連れ戻した」の意。

(2011年12月10日)