大原麗子さん死亡か
2009/8/6 21:40
女優大原麗子さんの自宅で女性が死んでいるのが見つかった。警視庁が大原さんとみて身元確認中。
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldFlash/2009/08/2009080601000965.html
女優の大原麗子さん(62)が6日、東京都世田谷区の自宅で亡くなっているのが見つかった。
警視庁成城署幹部によると、大原さんの弟が大原さんと連絡が取れないことから、同日午後7時頃、同署員とともに、大原さんの自宅に行ったところ、2階寝室のベッドで大原さんがあおむけの状態で死亡していた。遺体の状況から、死後2週間以上が経過しているとみられ、同署では病死の可能性が高いとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090806-00000982-yom-ent
60年代のイカす女がまたひとり旅立ちました。
映画会社はいくつもあったのになぜ東映に入ったのか、東映でなければもっと個性を活かせるいい作品に早くめぐり合えていたんじゃないか、そんな気が致します。
当時の東映現代劇はヤクザ、ホステス、トルコ嬢(今でいうソープ嬢)、町の愚連隊、詐欺師、そのほかエゲつない銭儲けに血道をあげている連中を主人公にした映画が多かった。大原麗子が出たシャシンだけでも「夜の悪女」「かも」「いろ」「ダニ」「女犯破戒」「夜の牝犬」「尼寺(秘)物語」等々・・・
いやはやタイトルだけで、ぜったい見たくなります。極めつけは「(秘)トルコ風呂」ですから。
主にそういうのに、二番手、三番手の脇役女優として大原麗子は出ておりました。“夜の帝王”辰っちゃんとの共演も多かった。
東映が谷ナオミ、東てる美で「怪猫トルコ風呂」(大原麗子は出てません)を配給するのは「(秘)トルコ風呂」から7年後のことです。残念ながら企画力の貧困は否めません。日本映画の衰退をまんま体現してるかのようです。
東映『喜劇、トルコ風呂王将戦』(1971/08/26封切)
脚本:松本功、鳥居元宏
監督:渡辺祐介
撮影:鈴木重平
音楽:八木正生
出演:山城新伍、菅原文太、瞳麗子、大原麗子、岡八朗、潮健児、谷村昌彦、三島ゆり子、京唄子、鳳啓助、西川きよし、丸平峰子、集三枝子、山田みどり、小林千枝、渡辺やよい、小島恵子、原英美、紙谷外美、尾花ミキ、高木恵子、三枝美恵子、若山ゆかり、北村英三、由利徹
あらすじ:
男子一生の志を立て、五本の指に入る大実業家を夢みる東次郎は、あらゆる職業を転々としたもののさっぱり芽が出ず、逆に尾羽打ち枯らして大阪十三に流れて来た。無一文の彼は「極楽トルコ」の招待券を拾い、それを手に「極楽トルコ」の客となって、その名器イボ八によってミストルコの玉子のヒモになり、彼女のアパート桜荘にもぐりこんだ。桜荘には、ミストルコの千枝、明美、ゆかり、加代子等がヒモの正ちゃん、鉄男、有馬等と住んでいた。次郎も人生再出発を期して、ヒモとしての生活を始めた。
大原麗子は緑魔子・谷隼人主演の東映1966年の「非行少女ヨーコ」にも出演しています。
これは私としては日本脱出願望ものの系譜の中に位置づけたい作品ですが、60年代不良少女映画ということでいえば、加賀まりこの日活「月曜日のユカ」が1964年、夏純子の日活「不良少女魔子」は1971年、ヨーコはちょうどその中間に位置する、メルクマール的存在でありました。
佐久間良子をマドンナ役に迎えた渥美清の「喜劇 急行列車」にも出てましたが、これも脇でした。
実に勿体ない。もっとも“大輪の華”佐久間良子の圧倒的な存在感の前では致し方ないでしょうけど・・・
けっきょく東映は大原麗子を映画女優としては活かせなかった。
それは女優のキャリアからすれば時間のムダでもありました。
大原麗子が「いいおんな」「かわいいおんな」のイメージを確立し、お茶の間の人気を博したのはテレビドラマへの出演があったからです。現代劇はもちろん時代劇でもテレビの演技のほうが、がぜん生彩に富んでおりましたね。
ちょうど東映を退社して渡辺プロに移籍した71年ころ。この移籍で女優運も俄然上がった観がありました。
レコードでは「ピーコック・ベイビー」ですか。
美女のオンチというのは、またチャーミングだと思いますよ。
ただひとつ、孤独死、しかもこの暑さで2週間というのが哀れでなりません。
きれいなまま、女優人生の『楽日』を迎えさせてあげたかったと思います。
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大原麗子さん 死後2週間ではなかった
東京・世田谷区内の自宅で死亡しているのが見つかった女優・大原麗子さん(享年62)が数日の間に亡くなっていたことが7日、警視庁成城署の調べで分かった。検死官の検分によると、大原さんの遺体に腐敗が進行した跡は見られず、きれいな状態だったという。警視庁は「夏の暑い時期、2~3日でも腐敗は進む。2週間というのはあくまで、弟さんが大原さんと連絡がつかなった時間」と死後2週間であったことを否定した。
http://www.daily.co.jp/newsflash/2009/08/07/0002208711.shtml
夏場は「2~3日でも腐敗は進む」のに「遺体に腐敗が進行した跡は見られず、きれいな状態」。
それで死後「数日」の見立ては、矛盾してるようにも聞えます。
クーラーつけっぱなしだったとか?
(2009年8月7日)
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6日に自宅寝室で亡くなっていたのを発見された女優の大原麗子さん(享年62歳)の行政解剖が7日行われ、3日に病気で亡くなっていたことが分かった。遺体はこの日、葬儀を前に都内の斎場で荼毘(だび)に付された。8日に東京・世田谷区の自宅で密葬が執り行われる。後日、かつての共演者らが中心となって「お別れの会」が開かれる予定だという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090807-00000316-sph-ent
畢りましたね。棺を蓋いて事定まる。「名女優」「演技派」は少しちがう気がします。
確かな演技力を持った人であることは言うまでもない。
実に、チャーミングな女優さんでした。
(2009年8月8日)
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2012/12/08
テレビ東京が制作を進めている大原麗子の生きざまを描いたスペシャルドラマが暗礁に乗り上げているという。
大原が62歳で亡くなったのは09年。ドラマ化が持ち上がったのは昨夏の三回忌のことで、原作は大原と親交が深かった芸能リポーター、前田忠明氏のドキュメント「大原麗子 炎のように」(青志社刊)である。
制作がストップしている一因は今年9月にも発表される予定だったキャストがいまだに決まっていないこと。
(中略)
また、登場人物がすべて実名で、物語の信憑(しんぴょう)性を増すことには役立ってはいるが、どこまで踏み込んで描いていいのかという点がネックとなっているようだ。
「今回のドラマは登場人物に現役で活躍する俳優など有名人が多い。そのため、プライバシーの問題もあり、トラブルが起こる可能性もある。視聴者が興味がある元夫の渡瀬恒彦、前夫の森進一らとの結婚生活を描くのは難しい。実際、やるにしても表現するのはかなり厄介です。登場人物に脚本を見せて承諾をとるやり方もあるが、これは手間と時間がかかる。最終的には試写を見せて納得してもらうことになるでしょうが、その段階で揉めたら、目も当てられません」(芸能評論家の金沢誠氏)
http://gendai.net/articles/view/geino/140011
私としてはやはり60年代の風景・風俗、その”描かれ具合”が気になります。
(2012年12月11日)
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2009年8月に亡くなった故・大原麗子さんの人生をドラマ化する「女優 麗子 炎のように(仮題)」で、麗子さん役を内山理名が務めることが発表された。テレビ東京系にて3月、ゴールデンタイムで2時間超放送される。
本作は、芸能ジャーナリスト前田忠明が自ら取材、調査し書き上げた「大原麗子 炎のように」を原作に、麗子さんの弟・大原政光さん監修の下、ドラマ化する作品。麗子さんと主演に抜てきされた内山は、ドラマで共に明治時代の小説家・樋口一葉を演じていたという縁もある。
http://www.cinematoday.jp/page/N0049363
収録 始まるようですね。
(2013年1月16日)
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(2017年8月28日)
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昭和42年 大原麗子さん(20) pic.twitter.com/XssVIxZze1
— 昭和スポット巡り (@showaspotmegri) April 1, 2021
(2021年4月1日)
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1968(昭43)
いずれ国民的大女優となる初主演映画
タイトルだけで完璧にアウトな東映作品
本作出演の事実を抹消している関係書籍も多い
ヒロイン”卵子”役 誰だかわかりますか? pic.twitter.com/BaokyMXpkX— 和丸号 (大塚和之) (@kazumarugou) January 18, 2023
(2023年1月18日)

