二十四条知ってるかい

憲法をフォーク曲で紹介 CD付きの本を出版
 シンガー・ソングライターきたがわてつさん(50)が、フォーク調の曲に乗せて、憲法の硬い言葉を伸び伸びと歌ったCD付きの本「日本国憲法前文と9条の歌」(あけび書房、1470円)を出版した。
 きたがわさんは22年前に前文の歌を発表。今年、新たに9条の歌をつくり、前文とセットにした。
「最近、憲法についての議論が増えているが、多くの人は(中身を)よく知らない。憲法をもっと知って、前向きな議論をしてほしい」というのが制作の動機。
 全国で憲法を歌い続け、今年は既に40カ所を回った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040501-00000025-kyodo-soci

歌としての出来はどうなんでしょうか? 聞いてみたいですね。
法律をテーマにした歌、あるいはその周辺に位置する歌には、

憲法音頭(チョンホイおんど)/市丸
二十四条知ってるかい/守屋浩
刑法第212条/瑞紗(みずさ)マリヱ
恋愛は自由です/美空ひばり
言論の自由/RCサクセション

などがあります。
いづれ『わたしを作った101曲』でご紹介するつもりです。
憲法をアートロックで表現した羅生門のアルバム『日本国憲法《平和 自由 愛》』がワーナーからリリースされたのは1971年の9月だったそうですが未聴です。メンバーに近田春夫がいたとか。聞きたいですねぇ。

 

そうそう法律漫談のミスター梅介を忘れちゃいけませんね。シングル『酔いどれブギウギ』では何法の第何条に違反してるかという例のネタが出てきます。

法律ではなく、宗教的戒律ということでいえば、
The Teen Commandments」(ポール・アンカ、ジョニー・ナッシュ、ジョージ・ハミルトン四世)
これは「モーゼの十誡」のTenにTeenをかけた、今でもよく使われる言い回しで、いわゆる「Don’ts(べからず集、勿れ集)」。

Paul Anka-George Hamilton IV-Johnny Nash – The Teen Commandments(1958/11)
orchestra and chorus conducted by Don Costa

Pop Chart Peaks: Billboard 29, Music Vendor 34, Cash Box 46
Remember….at the FIRST MOMENT!

Nickie Lee – The Ten Commandments Of Man(1967/01)

Thou Shall Not Steal」(ディック&ディーディー)(キティ・ウェルズ)(ウェリング・ソウルズ)
汝盗むなかれ。君のハートを盗んじゃうゾ、ッテナ具合です。
ディック&ディーディーは男女の掛け合いではなく、男声・女声の二重唱という、本格的なデュエットを聞かせてくれます。

Dick and DeeDee – Thou Shalt Not Steal(1964/10)

(debuted late ’64) 1965 Pop Chart Peaks: Billboard 13, Record World 14, Cash Box 16
John D. Loudermilk’s composition was the duo’s fifth and final national top 40 hit.

John D. Loudermilk – Thou Shalt Not Steal(1962/02)

produced by Chet Atkins
recorded January 9, 1962
1st Recording Of “Thou Shalt Not Steal”
Loudermilk’s songs sold millions of records over the years…but as sung by others rather than by himself. In this case it was Dick and DeeDee who later scored with “Thou Shalt Not Steal”

恋に落ちることの表現で「心奪われる」というのは万国共通でしょう。

Lee Sellers – If You Try To Steal My Baby(1964/07)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Jimmy Hughes – Steal Away(1964/05)

produced by Rick Hall
Pop Chart Peaks: Record World 11, Cash Box 12, Billboard 17
Jimmy was a cousin of fellow R&B performer Percy Sledge, and this was his most popular release.

Sue Winford – If You Try To Steal My Baby(1963/11)
日本盤シングル(1964/06)ではA・B面入れ替えで “Who Was That Girl” がA面。

Frank Sinatra – My Heart Stood Still(1963)

“My Heart Stood Still” is a 1927 popular song composed by Richard Rodgers, with lyrics by Lorenz Hart for the musical A Connecticut Yankee (1927), where it was introduced by Constance Carpenter and William Gaxton.

Bernadette Carroll – My Heart Stood Still(1962)

Tony Bellus – Robbin’ The Cradle(1959)

Bruce Adams – Can I Steal a Little Love(1957)

Artie Shaw and his Orchestra – My heart stood still(1939)

Broadway Nitelites – My Heart Stood Still(1927)
vocal: Franklyn Baur

Ben Selvin as Broadway Nitelites
Rodgers & Hart tune from the Mark Twain-inspired “A Connecticut Yankee,” which played for one year on Broadway and also produced the song “Thou Swell,”

こちらは「盗まれた」というより「奪われた恋」という感じの歌。

Miss LaVell – Stolen Love(1960)

 

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1990年、学生援護会の女性向け週刊就職情報誌『Salida(サリダ)』のテレビCMで、高橋幸宏氏と仙道敦子さんが鼻歌で「職業選択の自由、アハハン…」と歌ってたのを憶えておいででしょうか。それはもちろんCMのために作られたもので、『憲法第22条の歌』という立派なタイトルも付いておりました。
コピー担当は一倉 宏(いちくら・ひろし)氏。氏の代表作のひとつとなりました。
(2005年2月13日)

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「憲法音頭」を再現 平和日本の 花の笠♪ 長野県民の集い
 古いすげ笠さらりとすてて 平和日本の 花の笠♪――。幻の「憲法音頭」が再現されました。二十九日、長野で開かれた憲法九条守る県民の集いで、中野市九条の会の十七人が披露しました。
 「憲法音頭」は憲法公布直後の一九四六年十二月、芦田均元首相を会長として結成した憲法普及会が、新憲法をさまざまな形で国民に普及する一環としてつくったもの。作曲は中野市出身の中山晋平でした。憲法普及会の活動が終わり、何十年とたつうちにレコードも失われ幻になっていました。
 それが十年ほど前に、中野市の中山晋平記念館で遺族から寄贈された資料のなかからレコードが見つかったことから中野市九条の会が振り付けの図解を踊りの師匠に見てもらい復活させました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-04-30/05_02_0.html

高校のとき、クラスに音頭(おんず)君という人がいたことを思い出しました。

「憲法音頭」については、TBSの「筑紫哲也NEWS23」が1993年4月29日、30日、5月3日の3回にわたって特集を組んで紹介しております。
それによりますと、

●A面 新憲法施行記念国民歌(憲法普及会制定)『憲法音頭(チョンホイおんど)』
制作:日本ビクター(PR97)
吹き込み日:1947(昭和22)年5月8日
作詞:サトウ・ハチロー
作曲:中山晋平
編曲:小沢直與志
歌:市丸、波岡惣一郎、日本ビクター合唱団
●B面 新憲法施行記念国民歌(憲法普及会制定)『われらの日本』
制作:日本ビクター

ということのようです。SP盤のレーベルが何故か日本コロムビアなのですが、おそらくこれは、当時、日本コロムビアがスタジオを日本ビクターに貸していたからではないか、と思われます。

そのレーベルに印刷されている曲名「憲法音頭」の「憲法」の文字に「チョンホイ」とルビが振ってあります。これはどういう意図からでしょうか? たとえば北京語では「憲法」はシエヌ・ファと読むそうです。ではチョンホイは朝鮮語でしょうか? その方面は不案内で私には皆目ワカリマセン。
歌詞のはやし言葉は「チョンホイ、チョンホイ、チョンホイナ」。
サトウ・ハチローがなぜこういう詞にしたのか。あるいは彼は新憲法の内容に不満でも懐いていたのでしょうか?
「NEWS23」ではそのあたりには触れられておりませんでした。
(2005年4月30日)

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還暦ジュリー9条賛歌 80曲6時間ライブ
2008年11月29日23時4分
 還暦を迎えた沢田研二さんのコンサート「人間60年・ジュリー祭り」が29日、大阪市西区の京セラドーム大阪で開かれた。ザ・タイガースのボーカルで1967年にデビュー。40年以上のキャリアから「勝手にしやがれ」など計80曲を6時間以上にわたって熱唱し、約2万2千人の観客をわかせた。
 休憩を挟んだ第2部の9曲目に、最新アルバムに収録されている自作詞の憲法9条賛歌「我が窮状」を披露。スタンドに1100人のバックコーラスを従える演出で、「我が窮状 守りきりたい」と歌い上げ、ファンも合唱した。
http://www.asahi.com/culture/update/1129/OSK200811290115.html

この世代の人で昨今急に政治に目覚めた人たちには、タイムマシンに乗ってるような人が多く見受けられますね。これまで投票すら行かなかったタイプです。
まず社民党を応援しようとしますが、その旧態依然たる頑迷固陋な左翼ぶりに程なく幻滅し、ラブ&ピース的・地球環境守ろう的な取り留めのない、なんらの実効性も望めない主張に落ち着きます。
世代としての限界でしょうね。
(2008年11月30日)

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(2010年3月6日)

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明治に人権尊重「五日市憲法」 皇后さま強く感銘
2013年10月20日 朝刊
 皇后さまは20日、79歳の誕生日を迎えられた。宮内記者会の質問に寄せた回答文書で、明治憲法の施行に先立って東京・奥多摩地方で起草され、基本的人権尊重や教育の自由などに触れた「五日市憲法草案」について、「世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います」と強い感銘を受けたことを明らかにした。
 皇后さまは昨年1月、天皇陛下と東京都あきる野市の五日市郷土館を訪れ、展示されている草案を視察した。
 文書では、今年印象に残ったこととして憲法論議が盛んに行われたことを挙げ、これに関連して、視察時に草案から受けた印象を思い起こしたとしている。
 草案は、小学校の教員や農民たちが話し合いを重ねて書き上げた。皇后さまはこうした経緯に触れるとともに、同様の民間の憲法草案が日本各地で作られていたと郷土館で説明を受けて「長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するもの」と印象に残ったと記している。
 五日市憲法草案 東京・奥多摩地方の五日市町(現あきる野市)で1881(明治14)年に起草された民間憲法草案。204条から成り、基本的人権が詳細に記されているのが特徴。自由権、平等権、教育権などのほか、地方自治や政治犯の死刑禁止を規定。君主制を採用する一方で「民撰(みんせん)議院ハ行政官ヨリ出セル起議ヲ討論シ又国帝(天皇)ノ起議ヲ改竄(かいざん)スルノ権ヲ有ス」と国会の天皇に対する優越を定めている。1968年、色川大吉東京経済大教授(当時)のグループが旧家の土蔵から発見した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013102002000120.html

(2013年10月20日)

追加記事

(2013年11月29日)

追加記事

(2017年11月23日)

 

この記事の旧版はこちらです。
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