2021/08/11~08/20 九州北部・中国・近畿を中心に大雨続く(2)

【8月16日】

2021/08/16 18:10
気象庁によりますと、日本付近に停滞を続ける前線の活動が活発になり、九州には西の海上から再び発達した雨雲が流れ込み、断続的に非常に激しい雨が降っています。
午後5時までの1時間に鹿児島市喜入で33ミリの激しい雨を観測しました佐賀県と熊本県、長崎県、それに鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
(中略)
西日本や東日本の各地で記録的な大雨となっていて、今月11日の降り始めからの雨量は佐賀県嬉野市で1000ミリを超えわずか1週間足らずで平年の年間降水量の45%余りに達しています。
また、72時間に降った最大の雨量は▽長崎県の雲仙岳で848・5ミリ▽熊本県山鹿市で750・5ミリ▽福岡県大牟田市で729・5ミリ▽広島市三入で501ミリ▽長野県南木曽町で395・5ミリなどといずれも観測史上最も多くなり、多いところでは平年の8月1か月分の3倍を超える雨量となっています。
九州や広島県などの中国地方を中心にすでに地盤が緩み、川の水位も高くなっています。
今後、ふだんよりも少ない雨や短い時間で土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水が発生するおそれもあり、非常に激しい雨が降り続くと災害が多発する危険性もあるため厳重な警戒が必要です。

<九州で非常に激しい雨 西~東日本も災害の危険性高まるおそれ | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210816/k10013205441000.html

 

 

2021/08/17 01:16
国土交通省が16日午後2時時点でまとめた大雨による被害の状況です。
(中略)
九州地方や中国地方などの9つの県で国が管理する江の川や六角川など36の河川で氾濫が発生しました。
内訳は、
▽佐賀県で11、
▽福岡県で7、
▽広島県で6、
▽岐阜県で5、
▽熊本県で3、
▽大分県で2、
▽島根県、滋賀県、福井県でそれぞれ1つの河川です。
このうち、広島県が管理する多治比川と入野川では堤防の決壊が確認されました。
広い範囲で浸水した佐賀県の六角川沿いでは、武雄市など5つの市と町で一時、少なくとも5000ヘクタールが浸水したということですが、ポンプなどによる排水が進み、16日午前9時ごろにすべて解消したということです。
(中略)
また、土石流や崖崩れなどの土砂災害は、17都府県で67件確認されています。
都道府県別に見ると、
▽長崎県で16件、
▽広島県で11件、
▽長野県で7件、
▽福岡県と熊本県で5件、
▽佐賀県で4件、
▽千葉県と富山県でそれぞれ3件、
▽鹿児島県、石川県、東京都でそれぞれ2件、
▽大阪府、京都府、滋賀県、岐阜県、静岡県、福島県、高知県でそれぞれ1件となっています。
住宅の被害は、
▽全壊が3棟、
▽半壊が2棟、
▽一部損壊が12棟となっていて、被害状況の確認が進められています。

<大雨被害 河川氾濫36河川 土砂災害67件 国交省まとめ(16日)| NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210816/k10013205701000.html

2021/08/17 01:19
長崎県
▼西海市で14日の夜14日、近所の人の様子を見に行った民生委員の女性など、70代の女性2人が用水路で見つかり、その後、死亡が確認されました。
また、▼雲仙市で13日、住宅2棟が土砂に押し流されて59歳の女性が死亡し、夫と娘の2人の行方が分からなくなっています。
このほか、別の1棟に住む60代の男性が左足を骨折するなどの大けがをしました。

長野県
▼岡谷市で15日早朝に土石流が発生し、住宅にいた5人が巻き込まれ、全員が救助されましたが、41歳の母親と小・中学生の息子2人の合わせて3人が死亡し、40代と10代の男性2人が軽いけがをしました。
また、▼須坂市では14日自宅から避難してきた80代の女性が避難所で転倒して手にけがをしたということです。

広島県
▼東広島市で14日、田んぼの様子を見に行った80代の男性が帰って来ないと通報があり、警察や消防が行方を捜しています。
また、▼庄原市で13日、住宅の裏山が崩れて敷地に流れ込み、50代の男性が一時、土砂に埋まり、腰や太ももを打撲するけがをしたということです。

熊本県
▼人吉市の球磨川で14日、船の様子を見に行った70代男性の行方が分からなくなっていて、警察や消防が捜索しています。

福岡県
▼添田町で15日、住宅に土砂が流れ込み、この家に住む75歳の女性が足の骨を折る大けがをしたということです。
▼北九州市では80代の男性が足を滑らせ転倒し、左肩を打撲するけがをしたほか、▼みやま市では乗用車を運転していた70代の男性が道路の一部が崩落しているのに気づかずに車ごと転落し、足を打撲するけがをしたということです。

<大雨被害 6人死亡 4人行方不明 8人けが (16日18:30時点)| NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210816/k10013205451000.html

 

【8月17日】

2021/08/17 09:57
気象庁によりますと、日本付近に停滞を続ける前線に向かい、湿った空気の流れ込みが再び強まっていることから、九州には次々と発達した雨雲がかかっています。
午前9時までの1時間には
▽佐賀県が伊万里市に設置した雨量計で71ミリの非常に激しい雨を観測したほか、
▽長崎県松浦市で32・5ミリ、
▽福岡県朝倉市で30・5ミリのそれぞれ激しい雨が降りました。
また、九州以外でも太平洋側を中心に局地的に雨雲が発達していて、午前9時までの1時間には、国土交通省が和歌山県有田市に設置した雨量計で50ミリの非常に激しい雨を観測しました。
午前9時までの24時間に降った雨の量は、鹿児島市喜入で332・5ミリと観測史上最も多くなっています。
佐賀県、長崎県、福岡県熊本県、鹿児島県、それに和歌山県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか、鹿児島県の万之瀬川は南さつま市にある観測点で氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」に達し、県と気象台は、午前7時40分、氾濫危険情報を発表しました。
総雨量1100ミリ超年間降水量半分程度も
西日本や東日本の各地ではすでに記録的な大雨となっていて、今月11日の降り始めから17日午前9時までの雨量は
▽佐賀県嬉野市で1153ミリ、
▽長崎市長浦岳で1130・5ミリ、
▽福岡県大牟田市で938・5ミリ、
▽鹿児島市喜入で598ミリ、
▽広島市三入で516ミリなどと、
わずか1週間足らずで、平年の年間降水量の3割から半分近くに達しているところもあります。

<九州 年間降水量の半分に 西~東日本も危険性急に高まるおそれ | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210817/k10013206921000.html

 

【8月18日】

2021/08/18 18:24
広島 西区の土砂崩れ現場「撤去できた土砂3割程度」(15時すぎ)
(中略)
62河川で氾濫 土砂災害は全国130件(14:30時点 国交省まとめ)
国土交通省が午後2時半までにまとめた大雨による被害の状況です。
九州地方や中国地方などの12の府と県では、国や都道府県が管理する62の河川で氾濫が発生しました。
(中略)
また、土石流や崖崩れなどの土砂災害は、24の都府県で130件確認されています。
(中略)
佐賀 大町町 “地滑りのような兆候”で4地区に避難指示(12:40)
(中略)
岐阜 八百津町 17日の突風被害 町が調査「被害は30棟以上」
17日午後3時半ごろ岐阜県八百津町で突風が発生し、野上地区にある白髭神社では、拝殿の4本の柱が折れ木製の瓦屋根が落ちました。また神社周辺でも被害の情報が相次いで寄せられ、町が調査したところ、これまでに野上地区と伊岐津志地区で住宅の屋根が飛ばされたり窓ガラスが割れたりする被害が30棟以上確認されたということです。
(中略)
今回の大雨によるとみられる人的な被害をNHKがまとめたところ、これまでに8人が死亡、3人が行方不明、12人がけがをしています。
(中略)
島根 出雲市 国道9号に亀裂 通行止め(11:00ごろ)
(中略)
鹿児島 日置市 側溝で倒れていた80代女性 死亡確認
鹿児島県によりますと、17日午後6時半ごろ日置市吹上町で80代の女性が自宅近くの深さ50センチほどの側溝で倒れているのが見つかりその後、死亡が確認されました。
(中略)
長崎 雲仙市の土砂崩れ現場の遺体の身元判明
今月13日、長崎県雲仙市小浜町で土砂崩れが発生し50代の女性が死亡した現場で、17日に遺体で見つかった1人は行方不明になっていた娘の森優子さん(32)と確認されたと県が発表しました。
(中略)
福岡 宇美町 のり面崩落し道路ふさいだと通報(9:40)
(中略)
将棋「王位戦」第4局 佐賀県から大阪に会場変更し開始(9:00)
(中略)
広島 三原市の住宅の裏山崩れる けが人なし (7:30)
(中略)
和歌山市の住宅街で土砂崩れ 住民が自主避難(5:30)
(以下略)

<【時系列まとめ】大雨被害や影響 各地の状況は(18日)| NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210818/k10013209521000.html

 

【8月19日】

2021/08/19 10:33
停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本と東日本は大気の状態が非常に不安定になり、この時間は四国や近畿などで雨雲が発達しています。
午前10時までの1時間には兵庫県が洲本市に設置した雨量計で33ミリの激しい雨を観測しました。
(中略)
また、今月11日の降り始めから午前9時までの雨量は、
▽長崎県雲仙岳で1291・5ミリ、
▽佐賀県嬉野市で1178・5ミリ、
▽広島市三入で565・5ミリに達し、
嬉野市などでは、すでに平年の年間降水量の半分を超えています。

<前線停滞 近畿や四国で断続的に非常に激しい雨 災害に厳重警戒 | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210819/k10013211131000.html

2021/08/19 16:26
前線の影響で、西日本と東日本は大気の状態が不安定になり、近畿や四国では断続的に非常に激しい雨が降っています。
(中略)
広島市安佐南区 土砂の撤去作業
(中略)
広島 安芸高田 浸水の病院で復旧作業
(中略)
広島 北広島町 仮設集積所に災害廃棄物運び込み
(中略)
佐賀 武雄 地滑りのような兆候 47世帯に避難呼びかけ
(中略)
徳島 阿南 桑野川の水あふれ道路浸水(8時20分ごろ)
(中略)
長崎 雲仙土砂崩れ 行方不明の父親の捜索再開(8時すぎ)
(中略)
大雨被害の住宅 20府県 4755棟(8時まとめ)
総務省消防庁によりますと、今月11日からの大雨で被害を受けた住宅は、これまでに分かっているだけで、九州を中心に20の府県で合わせて4755棟に上っています。
このうち、▼全壊は、▽長野県で6棟、▽長崎県で4棟、▽山口県と佐賀県でそれぞれ1棟の合わせて12棟確認されています。
また、▼半壊は、▽広島県、福岡県、大分県でそれぞれ3棟、▽佐賀県で1棟の合わせて10棟となっています。
(中略)
長崎市青山町 土砂崩れ(7時ごろ)
(中略)
諫早市小長井町の有明海沿岸では、今回の記録的な大雨で地元の川や佐賀県や福岡県などから流れ出たと見られる流木やよしなどの枝が漂着しています。

<【時系列まとめ】大雨被害や影響 各地の状況は(19日)| NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210819/k10013211261000.html

 

【8月20日】

2021/08/20 10:59
気象庁によりますと、上空の寒気と南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本と東日本では大気の非常に不安定な状態が続いていて、この時間は、九州南部や四国、東海などで雨雲が発達しています。
午前10時までの1時間には宮崎県が都農町に設置した雨量計で55ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでの雨で徳島県、愛媛県、それに鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
また、山口県では氾濫危険水位を超えている川があります。
今月11日の降り始めから20日午前10時までの雨量は
▽長崎県雲仙岳で1293・5ミリ、
▽佐賀県嬉野市で1178・5ミリ、
▽広島市三入で569・5ミリなどと記録的な大雨となり、嬉野市などではすでに平年の年間降水量の半分を超えています。
西日本と東日本では20日は局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みで、九州南部では昼すぎにかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

<九州で断続的に非常に激しい雨 土砂災害や川の氾濫に厳重警戒 | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210820/k10013212901000.html

2021/08/20 20:38
国土交通省が20日午後1時半までにまとめた今月11日からの大雨による被害の状況です。
(中略)
九州地方や中国地方などの15の府と県では、国や都道府県が管理する58の河川で氾濫が発生しました。
内訳は、島根県で11、福岡県で10、広島県で8、岐阜県で6、佐賀県で5、京都府と熊本県でそれぞれ4、山口県で3、大分県で2、愛知県、福井県、滋賀県、高知県、徳島県、鹿児島県でそれぞれ1つの河川です。
また、今回の大雨では、排水が追いつかずに浸水する「内水氾濫」が合わせて23の河川で発生しました。
内訳は佐賀県で15、広島県で6、島根県、山口県、福岡県でそれぞれ1つの河川です。
(中略)
土石流や崖崩れなどの土砂災害は、27の都府県で215件確認されています。
都道府県別に見ると、佐賀県で36件、長野県で31件、広島県と長崎県で26件、熊本県と鹿児島県で18件、富山県で9件、福岡県で8件、千葉県、三重県、兵庫県、和歌山県、徳島県でそれぞれ4件、岐阜県と高知県でそれぞれ3件、東京都、石川県、静岡県、京都府、鳥取県、島根県でそれぞれ2件、福島県、新潟県、愛知県、滋賀県、大阪府でそれぞれ1件となっています。

<大雨 15府県で58河川が氾濫 27都府県で215件の土砂災害発生 | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210820/k10013214871000.html

2021/08/20 21:21
長崎県
▽雲仙市で13日、住宅2棟が土砂に押し流され、このうちの1棟に住む59歳の母親と32歳の娘の2人が死亡、父親の行方が分からなくなっています。
また、別の1棟に住む60代の男性が左足を骨折するなどの大けがをしました。
▽西海市では14日、用水路の中で70代の女性2人が死亡しました。
長野県
▽岡谷市で15日に発生した土石流に、住宅にいた5人が巻き込まれ、41歳の母親と小・中学生の息子2人の合わせて3人が死亡、40代と10代の男性2人が軽いけがをしました。
また、
▽須坂市では14日、自宅から避難してきた80代の女性が避難所で転倒して手にけがをしました。
鹿児島県
▽日置市で17日、80代の女性が自宅近くの側溝で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
広島県
▽東広島市で14日、田んぼの様子を見に行って行方が分からなくなり、18日に、広島市の川で遺体で見つかった80代の男性について、東広島市は、20日に今回の災害で亡くなったと判断しました。
また、
▽庄原市では13日、住宅の裏山が崩れて敷地に流れ込み、50代の男性が一時、土砂に埋まり、腰や太ももを打撲するけがをしました。
熊本県
▽人吉市の球磨川で14日、船の様子を見に行った70代の男性の行方が分からなくなり、警察と消防が捜索しています。
佐賀県
▽神埼市で14日、70代の男性が土砂崩れで倒れてきた木に足を挟まれて軽いけがをしました。
▽佐賀市では13日に、80代の男性が設置されていた止水板につまずいて転倒し、軽いけがをしました。
また、14日に60代の女性が階段で転倒したほか、60代の男性が自転車で走行中に転倒し、いずれも軽いけがをしました。
福岡県
▽添田町で15日、住宅に土砂が流れ込み、この家の75歳の女性が足の骨を折る大けがをしました。
▽北九州市では、80代の男性が足を滑らせ転倒し、左肩を打撲するけがをしたほか、
▽みやま市では、乗用車を運転していた70代の男性が、道路の一部が崩落しているのに気付かずに車ごと転落し、足を打撲するけがをしました。
岐阜県
▽東白川村で雨漏りの修理をしていた60代の男性が屋根から転落し、腰や右足に軽いけがをしたということです。
(中略)
今回の記録的な大雨で、広島県東広島市で田んぼを見に出かけて行方が分からなくなり、18日に広島市中区の川で遺体で見つかった80代の男性について、東広島市は災害により亡くなったと判断しました。
今回の大雨による死亡の認定は、広島県では初めてです。

<大雨 9人死亡 2人行方不明 13人がけが (20日18時)| NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210820/k10013214881000.html

 

【8月26日】

2021/08/27 13:54
今月11日から続いた大雨による全国の農林水産業の被害について農林水産省がまとめたところ、26日時点で37の道府県で被害が確認され、被害額は合わせておよそ386億円に上ったことがわかりました。
具体的には森林や林道などの被害が171億円、農地の損壊やため池や水路をはじめとする農業用施設の被害が166億円、農作物などへの被害が45億円となっています。
農林水産省はヘリコプターを使って上空から調査を行うなど自治体と協力し被害の把握に努めていますが、まだ調査が続いている地域もあり、被害額は今後、さらに膨らむ見通しです。

<8月大雨による農林水産業の被害 37道府県で約386億円に | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210827/k10013226601000.html

 

【9月12日】

2021/09/13 19:48
先月中旬から下旬にかけて日本付近に前線が停滞し、南からは暖かく湿った空気が流れ込み続けて西日本や長野県などで記録的な豪雨となりました。
特に九州北部や中国地方では発達した雨雲が長期間にわたってかかり続け、先月11日から26日までの期間中の降水量が
▽長崎県雲仙市で1360ミリ、
▽佐賀県嬉野市で1334・5ミリなど1000ミリを超える観測地点が相次ぎ、
平年の年間降水量の半分前後に達しました。
また、
▽広島市でも530ミリと平年の8月1か月分の4倍を超える記録的な豪雨となり、各地で川の氾濫や土砂災害が相次ぎました。
この要因について、気候の専門家などで作る気象庁の「異常気象分析検討会」は13日臨時で会合を開き、分析しました。
それによりますと、先月、北半球では2つの偏西風がロシア東部と朝鮮半島付近でそれぞれ大きく蛇行し、日本列島はオホーツク海と、南にある2つの高気圧に挟まれる形となりました。
その結果、西日本から東日本にかけて前線が停滞し続け、そこに南や南西から大量の水蒸気が流れ込んで前線の活動が活発化し、広い範囲で断続的に雨が強まって大雨となりました。
全国の気象庁のアメダスで観測された雨の総量は、26日までの16日間で27万640ミリと、甚大な被害となった3年前の「西日本豪雨」を超えました。
また通常、8月は南の太平洋高気圧が日本の北側まで張り出し晴れて厳しい暑さとなる日が多くなりますが、検討会は偏西風が南に大きく蛇行したことで上昇気流が起きやすく、雨が長期間続いたと分析しました。
さらに、地球温暖化による気温の長期的な上昇で大気中の水蒸気の量が増え、降水量が増えた可能性を示す分析結果も得られたとして、検討会では一連の大雨を「異常気象といえる」と指摘しました。
検討会の会長を務める東京大学の中村尚教授は「『異常気象』と言って差し支えない状況だった。総降水量は西日本豪雨を上回る状況となったほか、梅雨の後半のような状況になり季節がずれている点でも異常であったとみなせる」と話していました。
また、今後も同じような異常気象は起こりえると指摘したうえで「地球温暖化の影響で水蒸気量が着実に増え、これまでにない雨量が各地で観測される可能性が以前よりもはるかに上がってきている」と述べました。
3年前の「西日本豪雨」を超える総雨量
西日本を中心に広い範囲で雨が降り続いた先月の豪雨は気象庁の全国にある観測地点の雨量を合計した値が3年前の西日本豪雨を超えました。
データからは短時間の猛烈な雨や非常に激しい雨の回数はそれほど多くなくても、雨が長期間にわたって降り続いたことで災害のリスクが高まっていった「長雨」の特徴が見えてきました。

<8月の記録的大雨「異常気象といえる」気象庁検討会 | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210913/k10013257861000.html