ロシアは北海道を、韓国は対馬を、中共中国は尖閣諸島・沖縄を「本来は自国領」と言って憚らない。
つまり「機会あらば侵略する」ってこと。
領地争いは人類史とともにあるから何ら珍しくはないけれども、そのために大勢の人が死ぬという現実がある。
で、これはお互い様の話だけれども、徴兵で最初に取られるのは若者だ。その国の未来を担う大切な層を死地に追いやり殺人を強制するのだから、それ自体、国家にとっては相当な自傷行為に等しい。
一方、干戈を交えるとなると、それぞれの政府から自国・友好国の兵器・軍需産業へ大金が動く。利権を握る政治家にはキックバックが必ずある。もちろん負ければすべてを失うので、小国の政府にとっては一か八かの大勝負ということになろう。
政府が国民をその気にさせるには、帰属意識を鼓舞し、敵への憎悪・嫌悪を煽り、それでも足りなければ信仰的報奨をも用意する必要がある。天国へ行けるイスラム自爆テロや靖国で会おうなんて話はまさにそれ。
これからは、温暖化による異常気象の被害が拡大し、領地争いのみならず、水や食糧の奪い合い、はたサバイバルで戦争になる時代。当然、グローバル経済も崩れゆくなかで、日本人も再び戦争に巻き込まれる可能性がいや増している。
筋を通して戦争するか、道理を枉げても回避するか、どちらがより良い選択かはケース・バイ・ケースで断定は出来ない。何をバカな、戦争が良い選択であろうはずがなかろうが、妻子が賊に襲われている時に、背を向けてブルブル震えているわけにもいかないのが現実。
あの金満カルト集票法人がまたしてもその主張を自ら裏切って大きく右へハンドルを切ったのも政治権力の旨味に毒されたばかりではなかろう。
そんなこんなで、日本の近未来、日本の若者のこれからは甚だ剣呑である。
先づはそうした現状をよく理解して、自国崩壊、戦争をできるだけ先延ばしできる政党へ一票を投じざるべからずだ。
もはや老い先短いおれが言えることはそんなところか。
幸運を祈る。