Immigration」タグアーカイブ

五族いまだ「和」ならず

ドイツのメルケル首相が最近、「多文化主義は失敗した」と述べ、論争を呼んでいる。各民族の文化を尊重する多文化主義は移民政策の理想モデルとされてきたが、移民を受け入れてきた国々で1990年代から文化摩擦が相次いで表面化。ドイツでも米中枢同時テロ後、イスラム原理主義への警戒心が強まり、金融危機やその後の財政危機で仕事や年金が移民に奪われるとの懸念が高まっていることが背景にある。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101019/erp1010192125014-n1.htm

「多文化主義」で思い出すのは傀儡国家満洲国。そのスローガン「五族協和」の建前はまさに多文化主義。
しかし元より日本人と日本文化が世界最高だと当時の日本人は信じて疑わなかったわけですから、「五族協和」は世界を誑(たぶら)かし欺(あざむ)き騙(だま)すための虚言でしかなかった、ということになります。
その口車に乗せられて満蒙開拓を志願した人たちは、そりゃもうヒドい目に遭った。
いつの時代でも政府の言うことを真に受けるとロクなことはありません。

北欧スウェーデン南部にあるマルメ市の警察は23日、同市居住の移民を狙った連続銃撃事件が昨年からこれまでで15件も起き、同一犯の仕業の可能性があるとして捜査していることを明らかにした。容疑者は捕まっていない。死亡者が出ているのかも伝えられていない。
CNN系列の地元テレビTV4は地元警察の情報として、犯行は周到に準備されて暗闇を利用して行われ、犯人には土地勘があると伝えた。首都ストックホルムでは1990年代、レーザー照準付きのライフル銃で移民を標的にする銃撃事件が起きたが、今回の連続発砲はそれ以来の凶悪事件となっている。
一部の犯行は過去数週間内に起き、21日夕にはアパートの窓越しに撃たれた移民の女性2人が負傷。地元紙ダーグブラデットによると、同じアパートの住人は夜になって照明をつけるのが怖いとの不安を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000001-cnn-int

移民と移民排斥は人類史とともにあったというべきでしょう。
本質はだから昔と変わらないけれども、単純労働の担い手としての移民受け入れがどれほど危険か、これまでマスコミはあまり伝えてはきませんでした。
昨今は偽善的博愛主義の欧米各国がいよいよ悲鳴を上げておりますね。

個別的文化があるから国家が成立するわけで、そこに宗教も文化も、言語までも異なる人々が入ってくれば、それだけで摩擦が起こるのは当然です。
日本でも、夜中まで騒いでいるとか、ちゃんとゴミ出しをしないと言って、外国人に腹を立てる人は多いでしょう。
景気の良いときはいいけれども、悪くなれば真っ先に切られるのは外国人労働者です。
失業時の生活保障や帰国費用、生活資金がなければ犯罪に走らざるをえない。
そういうことになればますます外国人労働者への風当たりも強くなって、終いには対立の構図となってしまいます。
加えて外国政府の意を受けた侵略の下準備であるとか、宗教テロの問題もありますからね。

一衣帯水の韓国と日本でさえ、これだけ人間が違うのかと驚かされます。
今の日本社会は、考え方の異なる外国人を広く受け入れるような状況にはなってないと思われます。もしそれができるようなら、すでにそれはこれまでの「日本社会」でなくなっているわけで、「進歩」か「解体」か人によって見解は異なれど、変質であることには間違いなく、それを国民が本当に希むのかどうか、政府はちゃんと説明しなければいけません。

いま東京では街を歩けば中国語の会話が聞こえます。それほど中国人が多く日本にいるということです。こういう時期ですから観光客がほとんどいないにもかかわらず、そういう状態になっている。
彼らは本国政府に逆らうことはできません。オリンピックの聖火リレーのときに見せた留学生の異常な集団行動がまたぞろ再現されないとも限らない。そのへんをよくよく考えないと、この国の安全、日本人の安寧は保たれないでしょう。

ではご想像どおり、レッド・ツェッペリンの『移民の歌』をどうぞ。

Led Zeppelin – Immigrant Song(US:1970/11/05, stereo 45)
レッド・ツェッペリン – 移民の歌
from the album “Led Zeppelin III”(1970)

produced by Jimmy Page
(Debuted late ’70) 1971 Pop Chart Peaks: Cash Box 8, Record World 10, Billboard 16
An international hit (though not in the UK), this remains one of the group’s best-remembered titles.

Lucifer’s Friend – Ride The Sky(Germany:1970)

ほぼ同時期に発表されたドイツのハードロックバンド、ルシファーズ・フレンドの楽曲「Ride The Sky」が「移民の歌」に酷似しており、ルシファーズ・フレンドが盗用したのではないかと疑惑もあがっていたが、彼らは「Ride The Sky」をレッド・ツェッペリンがリリースする前からライブで演奏していた。

<移民の歌 – Wikipedia より一部引用>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E6%B0%91%E3%81%AE%E6%AD%8C

<参考>
谷岡ヤスジ – ヤスジのオラオラ節(1971)
日活=ダイニチ映配『谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座』(1971/03/20封切)主題歌

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Graham Nash & David Crosby – Immigration Man(1972/04 mono 45)
グラハム ナッシュ/デイヴィッド クロスビー – イミグレイション・マン
入国審査官に止められた男の歌。レッド・ツェッペリン『移民の歌』(1970)に続けて聴きたい。

produced by David Crosby, Graham Nash & Bill Halverson
Pop Chart Peaks: Record World 25, Cash Box 31, Billboard 36
From the duo’s debut album, this was the only Nash-Crosby Top 40 single.