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やっと来たかと思うと足早に去ってゆく。だから春の顔をじっくり見た奴はいないんだ

春立ちぬ 冬の裾野 染める菜の花
 「立春」の4日、昨年末以降厳しい寒さと豪雪に見舞われていた日本列島は上空に暖かい空気が入り込み、大阪の最低気温は2・5度と、平年より少し高い朝を迎えた。ここ1週間は厳しい寒さが緩み、3月中旬の暖かさになるという。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110204/trd11020414170012-n1.htm

二十四節気の一つ「立春」の4日、山陰両県は高気圧の勢力が強まり、日中は3月中~下旬並みの気温を記録し、暦通り暖かな一日となった。
(中略)
 最高気温は島根県の川本で平年を6・7度上回る12・8度となった他、益田13・4度、大田12・7度、松江と米子12・2度と、各地で平年を5度前後上回り、今年最高を記録した。
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=524367179

藤山一郎の1931(昭和6)年『丘を越えて』、1933(昭和8)年『僕の青春』の「青春」には「はる」とルビが振られております。
春というと真っ先にそれが思われます。。
季節の春と、人生の青春を重ね合わせるのは、どうやら万国共通のようですね。
思春期のことを日本じゃ昔は春機発動期(しゅんきはつどうき)と云ったそうですが、なんか田んぼで耕運機でも動き出すみたいなイメージです。

戦前に流行った春の歌。
こんな感じですか(四季それぞれを各コーラスでうたうパターンの曲は除いてあります)

春のやよい(1885)
日本初の音楽教科書『小学唱歌集』初編 第15番「春のやよい」
明治の響き
2021/09/09

ヴェニスの船歌
ヴェニスの舟唄(1926)
作詞:後藤紫雲、作曲:高木青葉
倍賞千恵子 – ヴェニスの舟唄
アルバム『大正の流行唄(はやりうた)』(1968)所収。

宝塚少女歌劇 月組 – すみれの花咲く頃(1930)
作曲:Franz Doelle、日本語詞:白井鐡造、編曲:高木和夫
『パリゼット』(1930)主題歌。

市丸 – 濡れつばめ(お小夜恋慕の唄)(1933/06)
作詞:湯島みか、作曲:松平信博
松竹下加茂映画「濡れつばめ」主題歌。

王人美 – 漁光曲(1934)
作詞:安娥、作曲:任光
映画『漁光曲』(1934)主題歌。

李香蘭 – 青い月の夜に(1940/05)
作詞:島田磬也、作編曲:杉原泰蔵(※当時のクレジット)

有島通男 – 春まだ浅く(1936/04)
作詞:石川啄木、作編曲:古賀政男
日活『情熱の詩人啄木』(1936)主題歌。

服部富子 – 早春再来(1940/04)
作詞:島田磬也、作曲:陸奥明、編曲:能代八宮脇春夫

  ※(追記:この動画は削除されました

 

田端義夫 – 梅と兵隊(1941/01)
作詞:南條歌美、作編曲:倉若晴生

 

李香蘭 – 夜來香(1944)
作詞曲:黎錦光
発売:百代唱片公司(上海)

山口淑子 – 夜来香(1950/02)
作詞曲:黎錦光
日本語詞:佐伯孝夫、編曲:服部良一

山口淑子 – 夜来香
『東京の休日』(1958)
ショウ構成:山本紫朗

鄧麗君 – 夜來香
from the album “鄧麗君金曲選 vol.3″(1970)

陳娟娟 – 夜來香

张燕 – 夜来香(2006/03/01)

 

YouTubeで聴く春の音楽(童謡・唱歌・純邦楽ほか) more register movement
で選んだ歌には、冬の終わりの時期に春を待つ内容のものがありました。
戦後の歌で、この系列に入るのは、たとえば、

春はもうすぐ/N S P
春/イルカ
春一番/キャンディーズ
Hi-Hi-Hi/あおい輝彦
春が来る前に/ゴールデンボンバー
ひだまりLiving/真鍋和(藤東知夏)
「あいのうた」/米倉千尋

自分のふるさとは今ごろは春だが、今いるソ満国境は猛吹雪だ、と歌っているのは

岡 晴夫 – 国境の春(1939/02)
作詞:松村又一、作曲:上原げんと、編曲:杉井幸一

俺にはもう春などというものは縁がないなというのは

春日八郎 – ギター流し(1953)
作詞:矢野 亮、作曲:家吉田矢健治、編曲:白石十四男

次の2曲は正反対の気分です。

よしだたくろう、よしだけいこ – 春の風が吹いていたら
よしだけいこ=四角佳子
アルバム『伽草子』(1973/06/01)所収

泉谷しげる – 春のからっ風(1973/11/10)
アルバム『光と影』(1973/09/25)

たくろうのが春のそよ風、春風駘蕩なら、
泉谷のは春の嵐。
春といっても事情はさまざまです。

春愁(しゅんしゅう)という言葉があります。
春なのになんだかブルーな気分になる、気がふさぐ、
それだけでなく、なにやら狂おしく、衝動のようなものさえも感じる、そういう感覚でして、季語にもなってます。
石原裕次郎の歌でズバリ『春愁』というタイトルの曲があるようですね。
私はむかしから、この系列を春愁系歌謡と呼んでるんですよ。

石原裕次郎 – 春愁(1968/02)
作詞:荻原四郎、作曲:上原賢六、編曲:山田栄一

森 進一 – 襟裳岬(1974/01/14)
作詞:岡本おさみ、作曲:吉田拓郎、編曲:馬飼野俊一

  ※(追記:この動画は削除されました

 

よしだたくろう – 春だったね
作詞:田口淑子、作曲:吉田拓郎
アルバム『元気です。』(1972/07/21)所収。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

五つの赤い風船’75 – すぷりんぐ・そんぐ
作詞曲:中川イサト
アルバム『五つの赤い風船’75』(1975/08/01)

愛をそっと/LOOP CHILD
赤いスイートピー/松田聖子
赤いスイートピー/CHiYO (カバー)
薄紅の春の中/因幡 晃
車と女/キリンジ
告白します、春だから/たつやくんとマユミーヌ
こもれ陽/かぐや姫
坂道ペダル/AHUSAI
さよなら春の日/くるり
白もくれん/サエラ
春宵情歌(さくらバージョン)/丹下桜
春雷/さだまさし
スプリング・サンバ/大場久美子
惜春会(せきしゅんかい)/堀内孝雄
春一番が吹く頃/AKB48(team B)
春色/持田香織
春うらら/松元環季
春ウララ ルララ/LOONIE
春乙女/岩崎宏美
春風~いつか桜の下で~/Hi-Fi CAMP
春風とあなたとランチ/森口博子
春恋唄/タオルズ
春便り/かりゆし
春と君のシンフォニー/C&K
春なのに/柏原芳恵
春は黄金の夢の中/Kalafina
春の雨/冠 二郎
春の雨/HIGHWAY61
春のうた/Jisong
春のかたみ/元ちとせ
春の岸辺で逢いましょう/岩崎宏美
春のセンセーション/キンモクセイ
春の爪痕/serial TV drama
春の願い/藤澤ノリマサ
春の夢/川嶋あい
春の夜に/手嶌葵
春春春/PENGIN
春メロ/ミドリ
春よ、来い/松任谷由実
春 ラ!ラ!ラ!/石野真子
花道/ザ・マスミサイル
陽だまり/佐藤ひろ美
陽だまりの中へ/美郷あき
北海道シャララ/カントリー娘。
ほらね、春が来た(ターンテーブル・ミックス)/うしろ髪ひかれ隊
また恋に落ちましたね/岩崎宏美
未来予想図II/中西保志
無限回廊/古手梨花(田村ゆかり)
もう森へなんか行かない/クミコ
B.G.M/ASKA
Brand New Day/HOME MADE 家族
Daphne/ALI PROJECT
Dream ~The ally of~/rino
regret/今井麻美
・・・・・・

竹内まりや – 人生の扉(2007/08/08)
作詞曲:竹内まりや、編曲:山下達郎、センチメンタル・シティ・ロマンス
アルバム “Denim”(2007/06/23)所収。
CDシングル『チャンスの前髪』カップリング曲。
協和発酵(現協和発酵キリン)CMソング。
テレビ東京系 新春ドラマスペシャル『娘の結婚』主題歌。

稲垣潤一 – 人生の扉(Duet with 白鳥英美子 & 白鳥マイカ)
編曲:佐藤 準
アルバム『男と女-TWO HEARTS TWO VOICES-』(2008/11/19)所収。

サエラ – 人生の扉
菊地由利子(vo.)高橋朋子(p.)
アルバム『うた ~by 60 sixty 歌謡曲編』(2010)所収。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

 

英語では 歌にもよく出てくる “spring fever” という言葉。
浮き立つ感じだけかと思ったらさにあらず。

【スプリング・フィーバー】
spring fever
春先になって(性的)エネルギーが高まってホルモンのバランスが崩れ、それが身体および精神にさまざまな症状となって現れるもの。症状が強く表れるものは季節性情動障害(SAD)に分類される。一方で、エネルギーが低下して鬱状態になる場合もスプリング・フィーバーと呼ばれる。

<spring feverの意味・使い方|英辞郎 on the WEB より一部引用>
https://eow.alc.co.jp/search?q=spring%20fever

Lester Sterling Spring Fever Rock(Jamaica:2005)
シングル “Cream Of The Crop” のB面。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Reggie And Percy Thomas Spring Fever

Mezzoforte – Spring Fever(UK:1984/05/04)

Fever – Spring Fever(1980)

Loretta Lynn – Spring Fever(1978/05)

Orleans – Spring Fever(1977/04)

Sheen – Spring Fever(Germany:1976)

The Metallic Moog Band – Spring Fever(Netherlands:1975)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Wolf – Spring Fever(UK:1973/03/16)
シングル “Wolf” のB面。

Joi – Spring Fever – Part 1(1971)

Gino Washington – It’s Winter(But I Have Spring Fever)(1971)

Tim And Jean – Spring Fever(1968)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

The Clippers Featuring: Bobby Robinson – Spring Fever(Part 1)(1971)
Brothers Of Hope – Spring Fever(Part 1)(1970/05)
Music Makers – Spring Fever(Part I)(1968/05)
Gamble レーベルが演奏者名を変えてしつこくリイシュー(笑)
冒頭、波音・海鳥のSE。インスト曲。

Johnny Young – Spring Fever
from the album “It’s A Wonderful World”(Australia:1967)
オランダ生まれの豪州歌手。

Jim Cook And The Fersalaires – Spring Fever Blues(1966)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Tony Pass – Spring Fever(1966/06)
2度目の引用。

Elvis Presley – Spring Fever
エルヴィス・プレスリー – 春は悩まし
from the album “Girl Happy”(1965/03/01)フロリダ万才(米1965/05/07公開)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

David, And The Boys Next Door – Spring Fever(1965)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Sonny & Orch. – Spring Fever(1965/10/07)
シングル Sonny & Chér “The Letter” のB面。
インスト曲。

Gary Frye – Spring Fever(1965/05)

  ※(追記:この動画は削除されました

 

The Sweet Three – Spring Fever(1966/04)

Caesar And Cleo – Spring Fever(Canada:1964)
シングル “The Letter” のB面。

Camarata – Spring Fever(1962/07)
シングル “Like Lost” のB面。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

The Ramsey Lewis Trio – Spring Fever(1962/04)
シングル “Blue Spring” のB面。

The “Nu” Beats – Spring Fever(1961)
シングル “Carlotta” のB面。

The Velvets featuring Virgil Johnson – Spring Fever(1961/05)
ザ・ヴェルヴェッツ – スプリング・フィーバー
シングル “Tonight(Could Be The Night)”(夢のお月様)のB面。
Composer: Roy Orbison

Little Willie John – (I’ve Got) Spring Fever(1961/04)

Vilas Craig And The Kollege Kings – Spring Fever(1959)

Ernie Freeman – Spring Fever(1956/08)

Grandpa Jones And Minnie Pearl – Spring Fever(1955/04/14)

Jimmie Maddin – Spring Fever Blues(1954)
シングル “Play Ball” のB面。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Estelle Parsons – Spring Fever
from the CD album Blossom Dearie, Gloria De Haven, Phyllis Diller, Estelle Parsons, Charles Rydell, Nancy Andrews, David Burns “Ben Bagley’s Harold Arlen Revisited”(1994)
ブロードウェイ・ミュージカル『Life Begins at 8:40』(1934)のナンバー。

 

日本では、ほんわかムードだったり浮かれてる歌は底が浅いように思われるのか、どうも数が少ない気がします。

石野真子 – 春 ラ!ラ!ラ!(1980/01/01)
作詞:伊藤アキラ、作曲:森田公一、編曲:竜崎孝路

<参考>
Country Joe McDonald – Breakfast For Two(1975/11)
♪ウー、ウラッラ

produced by Jim Stern with Bill Belmont & Joe McDonald
Pop Chart Peaks: Billboard 92, Cash Box 103, Record World 129
His only solo single to appear on the Hot 100

<参考>
Faces – Ooh-La-La(1973/06/06)
from the album “Ooh La La”(1973)

<参考>
The Young Hearts – Oo La We(197/12)

<参考>
Bobby Callender – I Can’t Get Over You(Ooh, la la, la la)(1967/03)
Composer: Bobby Callender

◆    ◆    ◆

<参考>
Os Poligonais – Uala Ualalá
from the album “Os Poligonais”(Brazil:1964)

<参考>
Jorge Ben – Uala Ualalá
from the album “Samba Esquema Novo”(1963)
Jorge Ben – Uala Ualalá

<参考>
Gordon MacRae – C’est Magnifique(1953)
orchestra conducted by Axel Stordahl
Song from the Cole Porter Broadway musical “Can-Can.”
タイトルは “That’s wonderful” “It’s beautiful” の意。
♪ウーラララ…

四季折々風情あり、とはいっても酷暑極寒は身に応えます。
春が一番待ち遠しいのはやっぱり北国の人々でしょうねえ。
一陽来復は冬至の話ですが、つらく厳しい時期が終って、ようやく陽の光の暖かさを実感できるのがこれからの季節。
そういう意味では日本の春の歌、この曲に止めを刺すんじゃないでしょうか。

北国の春 タイ語 คอยวันจะได้เจอ
曲名 コーイ・ワンチャ・タイ・チュー
歌手 ホット・ペッパーズ・シンガーズ

北国の春 チベット語 ༼བུ་མོ་ང་འི་ཕ་ཡུལ།༽

北国の春(タイ語)

北国の春(ミャオ語)

薰妮 – 故鄉的雨 北国之春(中国語)

余天 – 榕樹下 北国之春(中国語)

鄧麗君 – 我和你 北国之春(中国語)

<参考>
Pat Boone – The Wang Dang Taffy-Apple Tango(1959/02/25)
パット・ブーン – ワン・ダン・アップル・タンゴ
シングル “For A Penny”(愛の打明け)のB面。
orchestra & chorus conducted by Billy Vaughn
ウラララ……という部分がある。春の歌ではない。

Pop Chart Peaks: Cash Box 61, Billboard 62, Music Vendor 93
Flip side of Pat’s #23 charting ballad “For A Penny”

 

追加記事

(2017年11月7日)

追加記事

(2022年10月16日)