2019/08 アマゾンの熱帯雨林で発生した火災件数、観測史上最多に

2019/08/22
INPEの20日の発表によると、アマゾンではこのところ、2013年の観測開始以降最速となるペースで火災が発生。今年の発生件数は7万2843件と、前年同期から80%以上増えた。
アマゾンはしばしば「地球の肺」と呼ばれ、大気中の酸素の20%を生み出している。地球温暖化の進行を遅らせるのに不可欠とされ、数え切れないほど様々な種類の動植物が生息する。面積は米国の約半分で、世界最大の熱帯雨林となっている。
ソーシャルメディア上の画像や映像には、森林から巨大な煙が立ち上り、炎が通過した場所に黒い焼け跡が残る様子が捉えられている。
欧州連合(EU)の衛星観測プログラム「コペルニクス」は、煙がブラジルを横断して大西洋岸に到達したことを示す地図を公開した。煙はブラジルの半分近くを覆っており、隣国のペルーとボリビア、パラグアイにも流れ込んでいる。
環境団体は、熱帯雨林を危険にさらした責任はボルソナーロ大統領にあると指摘。ボルソナーロ氏が環境規制を緩和し、森林破壊を促進したと批判している。
ボルソナーロ氏は元軍人で、選挙戦ではアマゾンの経済的潜在力を生かして景気を回復させると公約していた。
数週間前には、意見が対立したINPEトップを解任。6月の森林減少が前年同月比で88%増加したとのデータを巡り、INPEトップは正当性を擁護したものの、ボルソナーロ氏は「うそだ」と主張していた。

<CNN.co.jp – アマゾン熱帯雨林、記録的なペースで火災発生 ブラジル調査 より一部引用>
https://www.cnn.co.jp/world/35141616.html

2019/08/22
 米CNNなどによると、ブラジルのアマゾン川流域に近い熱帯雨林で大規模な森林火災が発生しており、被害が拡大している。
 ブラジルの森林火災としては記録的な規模となっており、20日には煙と灰が現場地域から2500キロ以上離れたサンパウロ市にも届き、日差しを遮る状態になったという。

<アマゾン熱帯雨林で記録的森林火災 温暖化への影響懸念 – 産経ニュース より一部引用>
https://www.sankei.com/world/news/190822/wor1908220019-n1.html

2019/08/22
ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領は21日、非政府組織(NGO)の環境団体が火をつけているのではないかと発言した。証拠を求められても、答えなかった。
環境保護団体は、ボルソナロ氏が森林伐採・焼き畑を奨励しているとして非難を強めている。国際環境団体グリーンピースのマルシオ・アストリーニ氏は、森林伐採と火災が以前より増えているのは、ボルソナロ大統領の「反環境政策の結果だ」と批判した。
一方でボルソナロ氏は、環境団体への政府補助金を削減したことへの腹いせに、NGOがアマゾンで放火している可能性を口にした。

<アマゾン熱帯雨林で火災相次ぐ 大統領はNGO批判も証拠示さず – BBCニュース より一部引用>
https://www.bbc.com/japanese/video-49430150

2019/08/22
INPEは8月15日に衛星画像によってアマゾン盆地で発生した新たな火災9507件を報告しました。熱帯雨林の火災は何千キロも離れたサンパウロにも影響を及ぼしており、都市をスモークが覆っています。サンパウロの住人は「日中なのに暗い」という都市の状態を語っています。
(中略)
INPEによると、アマゾンでは1分ごとにサッカー場1・5個分の熱帯雨林が燃えているとのこと。
この火災の原因を作ったとして非難されているのが、ブラジル大統領であるジャイール・ボルソナーロ氏。ボルソナーロ氏は元陸軍大尉で、アマゾンの経済的可能性を探ることでブラジルの経済を回復するという公約を掲げている人物です。ボルソナーロ氏のもとブラジルの環境庁は予算削減を余儀なくされ、業者が伐採をしやすくなる形で罰則が緩和されました。
(中略)
このような批判に対し、ボルソナーロ氏は「アマゾンの火災の責任はNGOにある」と訴えています。ボルソナーロ氏は、アマゾンの火災はブラジル政府を困らせるために環境NGOが始めたことだという持論を展開し、「私の意見としては、アマゾンの火災は、お金を失ったNGOによって始められたのではないかという疑問があります。この目的はブラジルに問題を与えるためです」と製鋼産業の議会で語りました。また、ボルソナーロ氏は「アマゾンの火災が撮影できたのは、団体がカメラを片手に火をつけたからだ」とも語っていますが、「証拠はあるのか?」という問いかけに対し「文書的な記録はない」と返しました。

<アマゾンが記録的な速さで炎上し気候変動に壊滅的な打撃を与える可能性がある – GIGAZINE より一部引用>
https://gigazine.net/news/20190822-amazon-rainforest-fire/

2019/08/22
ローラは22日、インスタグラムを更新。黒煙が立ち昇る森林火災の写真などをアップし「昨日はとてもショックをうけました。今ブラジルでは、大規模な山火事が3週間続いています。なのにこの件はほとんどのメディアが取り上げていません。今ブラジルではもう80パーセント近くの森林が消えています」と書き出した。
続けて「アマゾンの森林は地球の20パーセントの酸素を生み10パーセント近くの生き物が生息しています。毎日ニューヨークシティの大きさの森が人によって地球から無くなっています。森が無くなることで地球温暖化はさらに加速し、これからさまざまな問題が発生します」と危惧(きぐ)。「私たちが何を食べるか、買うかで私たちの未来が決まります。みんなでこの事をリポストをしてシェアしましょう」と呼びかけた。

<ローラ「とてもショック」ブラジル大規模火災に心痛 – 日刊スポーツ より一部引用>
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201908220000139.html

2019/08/22
ブルゾンは22日、インスタグラムのストーリーズを更新。アマゾンの熱帯雨林が記録的なペースで焼失しているとの報道に触れ、「地球全体20%の酸素がここからだされてんだから結構マズくないか? 実際直接的な影響は外国だからないけどさ、間接的に世界中へ影響がでるぜこりゃ」と危惧(きぐ)した。

<ブルゾンちえみ、アマゾンの火災「マズくないか?」 – 日刊スポーツ より一部引用>
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201908220000141.html

 

(上)午後3時の空(画像をクリックで拡大)。

 

The Amazon Is on Fire
Inside Edition
2019/08/22 に公開

Amazon in flames: Record 73,000 forest fires in 2019
FRANCE 24 English
2019/08/22 に公開

The Amazon is on fire: Brazil reports record forest fires
Daily Mail
2019/08/22 に公開

Amazon rainforest struggling after record wildfires
ABC News
2019/08/22 に公開

Area the size of the UK ablaze in Amazon as forest fires soar | ITV News
ITV News
2019/08/22 に公開

 

奇跡的ともいえる適度な温室効果により人類はこの星で繁殖できたわけだが、その人間が放出させる膨大な量の二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などのため、温室効果が過剰となり、自らの頸を絞める結果となってしまった。
とっくに Point of safe return を過ぎ、不可逆となってしまったので、種としての人類滅亡は決定けつじょうし、あとは緩慢なる死をこなす消化試合のごとき按配だ。
苦しむ時間は短いほうがいいということからすれば、アマゾンの火災は破滅に棹さす事態、といえるだろう。

追加記事

2019/08/23
ブラジル北部のアマゾン熱帯雨林でここ数週間にわたり広がる火災を写したとされる写真がソーシャルメディア上で拡散しているが、写真の大半は数十年前に撮影されたものや、さらにはブラジル以外の国で発生した火災を写したものであることが、AFPの検証により明らかになった。
 ソーシャルメディアのユーザーらは、ハッシュタグ「#PrayforAmazonas(アマゾナスに祈りを)」を用い、世界最大の熱帯雨林であるアマゾンで今年1月~8月に森林火災が急増したことを示す公式統計について怒りを表明している。

<【検証】アマゾン火災、無関係の写真がネットの怒りあおる:AFPBB News より一部引用>
https://www.afpbb.com/articles/-/3240994

(2019年8月23日)

追加記事

2019/08/30
南米大陸北部のアマゾン地帯で森林火災が拡大している問題で、ブラジルのボルソナロ大統領は29日、全土で野焼きを原則禁じる大統領令を公布した。
 火災は折からの異常乾燥の中、牧草地などを開くための野焼きが頻繁に行われたことが原因の一つとみられている。
 ブラジル政府は1998年の大統領令で、当局の許可を条件に、農業や牧畜のために土地に火を放つことを認めたが、ボルソナロ大統領は火災拡大を受けて「60日間、国内で土地に火を付ける許可を出すことを原則停止する」と決定した。
 森林火災をめぐっては、ボルソナロ氏の開発重視・環境軽視姿勢が今年の野焼きの増加を招いたとの批判が国内外で上がっており、対策を打った格好。ただ、違法な野焼きには対処できないため実効性は疑問視される。

<アマゾン火災に関与の疑いで男を逮捕 大統領は「野焼き禁止令」 – ライブドアニュース より一部引用>
https://news.livedoor.com/article/detail/17008303/

2019/08/30
元宇宙飛行士のスコット・ケリー氏は先週、「生き残るためにはO2が必要です!」とツイートした。
 だが、この20%という数字は、まったくの過大評価だ。むしろ、ここ数日で複数の科学者が指摘したように、人間が呼吸する酸素に対するアマゾンの純貢献量は、ほぼゼロと考えられる。
「アマゾンを保護すべき理由はたくさんありますが、酸素を理由にするのは的外れです」と米マサチューセッツ州にあるウッズホール研究センターでアマゾン・プログラムの指揮をとる地球システム科学者マイケル・コー氏は述べる。

<「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り 「地球の肺」も不正確、アマゾンを保護すべき本当の理由 – ナショナルジオグラフィック日本版サイト より一部引用>
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/083000504/

(2019年8月30日)

追加記事

2021/11/19 15:41
南米ブラジルの研究所は、国内のアマゾンでことし7月末までの1年間に伐採などで失われた熱帯雨林の面積が、前の年の同じ時期に比べ推定で20%余り増加したと明らかにしました。2006年以降、最大規模だとしていて、長野県の面積に匹敵する広さの森林が消失したことになります。
南米のブラジルには、世界最大の熱帯雨林、アマゾンのおよそ3分の2が広がっています。
ブラジルの国立宇宙研究所は18日、国内のアマゾンでことし7月末までの1年間に伐採などで失われた熱帯雨林の面積が、1万3235平方キロメートルと、前の年の同じ時期に比べ推定で22%増加したと発表しました。
2006年以降では最大規模だとしていて、1年間で長野県の面積に匹敵する広さの森林が消失したことになります。

<ブラジル アマゾンの熱帯雨林の消失“前年同期比22%増” | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211119/k10013354231000.html

(2021年11月19日)