2019/01 米中西部など北米の一部で大寒波

2019/01/30 16:30
現在アメリカやカナダは数十年来といわれる大寒波に見舞われています。
非常事態宣言も発令され、企業、学校、政府機関が閉鎖、また多くの航空便もキャンセルとなっているようです。さらに人気高級ブランド「カナダグース(Canada Goose)」のコートを身につけている人々が相次いでコートを盗まれるなど、寒さによる犯罪も起きています。
(中略)
平年の気温を10℃から20℃ちかく下回るような寒さとなっています。例えば26日(土)にはウィスコンシン州マディソンで-30℃まで下がり、23年ぶりに低い気温を観測、27日(日)にはミネソタ州インターナショナルフォールズで-43℃まで下がって史上5番目に低い気温を記録しました。
(中略)
この寒さの原因は「極渦 (Polar vortex)」に伴う寒気です。
北極上空の寒気を伴う気流の渦が、カナダやアメリカ北東部に南下しているために大寒波が襲っているのです。この寒気は31日(木)頃にかけて居座る見込みで、あと数日間は極寒の状態が続く見込みです。
(中略)
アメリカでは冬の間、気温と風速から計算した「ウィンドチル(windchill)」という体感温度の指標が用いられることがあります。
この指標によると、例えば30日(水)日中にはノースダコタ州ファーゴで-50℃、シカゴで-45℃となる見込みです。これは数分間で凍傷が起こるほどの寒さです。シカゴの体感温度の最低記録は、1983年クリスマスイブに観測された-50℃()ですから、この記録に近づくほどの寒さとなるおそれが出ています。

2001年にウィンドチルの計算式が改定され、その式で再計算した値。実際の気温は-30℃、風速13m。

<北米に数十年来の寒波到来 体感温度マイナス50℃も(森さやか) – Yahoo!ニュース より一部引用>
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20190130-00112994/

2019/01/31
米中西部など北米の一部が大寒波に襲われている。北極上空の急激な気温上昇がもたらす「極渦」現象が原因と言われている。
(中略)
シカゴは南極より厳しい寒さとなり、当局は屋外での深呼吸や会話を控えるよう呼びかけている。

<「極渦」で北米に大寒波 体感気温は零下46度 – BBCニュース より一部引用>
https://www.bbc.com/japanese/video-47066964

2019/01/31
マイアミ大学ローゼンスティール海洋大気科学部のベン・カートマン教授(大気科学)は、「極渦とは北極を覆っている大量の冷たい空気の渦で、普段はジェット気流によって北極上空にとどまっている」と説明する。
 通常、この冷気は強い空気の流れであるジェット気流によって北極に閉じ込めているが、ジェット気流がうねったり弱まったりすると北極の外に流れ出る。
「極渦は蛇行することがある。今回の大寒波がまさにそうだ。うねる幅が大きくなると冷気が遠く離れた南方まで到達する」とカートマン氏は話す。
 気象専門テレビ、ウェザー・チャンネルが伝えたところによるによると、今週米国を襲った大寒波は、「中西部に20年ぶりの寒さをもたらし、各種の観測史上最低記録を塗り替えている」という。
(中略)
 ジェット気流の強さは、熱帯と南極・北極の気温差に結びついており、気温差が開くほどジェット気流は強まる。理論上は、北極の冷気は北極にとどまっている可能性が高い。
 だが、ジェット気流が強くなり過ぎると不安定になることもあるという。これについてカートマン氏は、「不安定になるとジェット気流がうねり、蛇行が始まる」と説明した。
 南極・北極が温暖化の影響を受けると、熱帯との気温差が狭まり、ジェット気流がうねって冷気が北極から流れ出すという指摘もある。北極については、それ以外の地域に比べ、気温上昇が倍のペースで進んでいることが知られている。
(中略)
 カートマン氏はこう説明する。「ジェット気流が弱まると、極渦は勢力を強め、さらに南下するのかとの疑問が浮かんでくる。これが正しければ、極端な寒波は気候変動と結びついていると言える」

<米国を襲った大寒波、気候変動との関連は?(AFPBB News)|Infoseekニュース より一部引用>
https://news.infoseek.co.jp/article/afpbb_3208996/

 

Crazy accident caught on dash cam, heavy snow icy condition – Milwaukee, WI – 1/28/2019
WXChasing
2019/01/28 に公開

Snow and ice blamed for multi vehicle crash in Michigan
Open News
2019/01/30 に公開

Freezing Eggs in Minnesota – Minnesota Cold (Part 24)
Minnesota Cold
2019/01/30 に公開

Polar vortex: -46C temperatures as Chicago River turns to ice
Guardian News
2019/01/30 に公開

Polar vortex blamed for at least a dozen deaths across the US
Daily Mail
2019/01/31 に公開

It’s cold outside …
Michael Todd
2019/01/31 に公開

Deadly polar vortex ravages U.S. | Nine News Australia
Nine News Australia
2019/01/31 に公開

olar Vortex Multi-vehicle smash Michigan on I-96 near Marne.
The Full Circle #TFC
2019/01/31 に公開

極渦の分裂は成層圏の温暖化が原因だそうだ。
2018年の同じ頃も欧米を大寒波が襲っている。

以下、「極渦」を含む投稿。

追加記事

2019/02/01
 米中西部などの広い地域が30日から31日にかけて記録的な寒波に襲われ、ミネソタ州パークラピッズで氷点下41度に達するなど各地で数十年ぶりの寒さを記録した。南極点近くのアムンゼン・スコット基地(氷点下31・7度)の気温を下回った場所も多く、強風により複数の地点で体感温度が氷点下50度前後に達した。
 ロイター通信などによると、寒さが関係したとみられる死者は31日までに、少なくとも12人となった。
(中略)
 中西部イリノイ州北部のロックフォードでは31日、記録が残る1905年以降で最も寒い氷点下34度を記録した。CNNテレビは同州シカゴは「アラスカや南極より寒くなる」と警告した。
 ミシガン、ウィスコンシン両州などで29日以降、凍死したとみられる遺体が見つかり、東部ペンシルベニア州では吹雪となり、数十台が絡む多重交通事故が起きた。

<米に寒波、氷点下41度 中西部、南極より低温 – 産経フォト より一部引用>
https://www.sankei.com/photo/story/news/190201/sty1902010008-n1.html

2019/02/01 15:34
数十年来の大寒波に襲われている北米大陸。アメリカ中西部の一部などでは、氷点下40℃以下に下がり、観測史上最も低い気温も記録されています。しかし、週末からは一転して気温が急上昇する見込みです。
カナダやアメリカ北部は記録的な大寒波に見舞われています。特にアメリカ中西部では今週だけで680もの地点で観測史上最低またはそれに並ぶ気温が記録されています。
例えば29日(火)ミネソタ州ノリスキャンプで氷点下44℃、30日(水)にはイリノイ州マウントキャロルで氷点下39℃まで気温が下がりました。このマウントキャロルの気温が確定すれば、現在のイリノイ州の日最低気温記録である氷点下38℃を塗り替えることになります。
(中略)
この寒さの原因は「極渦 (Polar vortex)」です。
極渦とは、極地方の非常に冷たい空気からできた渦のことです。この渦が南下した影響で、カナダやアメリカ北部で気温が下がりました。
しかし反対にアラスカ州西部では気温が上がって、30日(水)のアンカレッジの日最低気温は1℃でした。アンカレッジの1月の最低気温の平均は氷点下11℃ですから、平年の気温を12℃も上回る記録的な暖かさとなったのです。
(中略)
上の表は各地の最高気温を表していますが、多くのところで来週にかけて気温が上昇することがわかります。しかもデトロイトやシカゴなどでは、平年を10℃も上回るような初春のような暖かさがやってきて、30日(水)との気温差は30℃近くにもなりそうです。
ただ嬉しいことばかりではなく、気温の急上昇で氷や雪が一気に解けるために洪水 (Ice jam flooding)の危険も高まります。
さらにこのまま暖かくなるわけではなく、2月後半には再び「極渦」がやってきて、今回ほどの寒さではないものの酷寒の天気が戻って来るおそれもあるようです。

<北極からの寒気に包まれるアメリカ 来週は気温が30℃も急上昇か(森さやか) – Yahoo!ニュース より一部引用>
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20190201-00113282/

(2019年2月1日)

追加記事

【2月1日】

2019/02/02
記録的な大寒波の影響で1日までに8つの州で少なくとも27人の死者が確認された。
(中略)
ミシガン州では戸外で鳥にエサを与えようとした90歳の女性が低体温症で死亡。9人が屋外で倒れて命を落とす結果となった。
(中略)
凍傷、低体温症、一酸化炭素中毒、心臓発作、路上での転倒などで220人以上が病院に搬送されるなど、寒波が原因と思われる緊急通報が各地で続出。ミネソタ州セントポールで発生した民家の火災では、消防士による放水がそのまま凍結し、家屋が“氷の館”となってしまうなど、氷点下30度を下回った記録的大寒波は大きなつめ跡を残した。
(中略)
1日になってミネアポリス(ミネソタ州)やシカゴ(イリノイ州)では一気に気温が28度も上昇。しかしそれでもまだ氷点下6度前後で、平年並みに戻るのは2日以降になると見られている。

<米中西部の大寒波で死者多数 1日はシカゴやミネアポリスで気温急上昇もまだ氷点下(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース より一部引用>
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190202-00000094-spnannex-soci

(2019年2月2日)

追加記事

(2019年2月4日)