日別アーカイブ: 2015/09/10 木曜日

2015/09/09~09/10 北関東で記録的大雨、栃木・茨城に大雨特別警報、氾濫・土砂崩れ・浸水相次ぐ

 台風18号の影響による大雨で特別警報が発表された栃木県など関東や東北では10日も激しい雨が降り続き、栃木県では土砂崩れが発生し1人が行方不明になったとみられる。気象庁は「重大な危険が差し迫った異常事態」と判断し、栃木県に続き茨城県にも特別警報を発表した。両県では10日夕ごろまで最大級の警戒が必要だ。
 総務省消防庁によると、18号に関連する負傷者は9日以降、全国で計17人、建物の破損や浸水は375棟に上った。
 栃木県などによると、同県鹿沼市内で10日未明に土砂崩れがあり、住宅1棟が埋まり男性が重傷、女性が行方不明。同県では一時、計9万人に避難指示が出た。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/194248

 関東と東北地方南部で降り続いた大雨の影響で10日、茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊した。関東地方整備局、茨城県警などによると、決壊したのは常総市三坂町の鬼怒川の堤防。決壊により、常総市内で取り残されていた住民計20人が救助された。
 航空自衛隊百里基地は孤立した住民の捜索、救助のため、救難用航空機とヘリコプターを1機ずつ派遣。警視庁も10日午後、災害救助の専門部隊「特殊救助隊」12人を派遣した。孤立した住民の捜索や救助にあたる。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H5L_Q5A910C1000000/

 記録的な大雨となった関東地方と東北地方南部では10日、土砂崩れや河川の氾濫などの被害が相次ぎ、栃木県内では1人が行方不明となったほか、1人が心肺停止のもよう。福島県では川の氾濫により313世帯833人が孤立状態となった。気象庁は11日にかけても関東から北日本の広い範囲で猛烈な雨が降る恐れがあるとして、引き続き警戒を呼びかけた。
 栃木県日光市の今市消防署によると、10日午前10時半ごろ、日光市板橋で男性2人が水中で見つかったと通報があった。救助されたが、20代の男性1人が心肺停止とみられる。
 また10日午前3時50分ごろ、鹿沼市日吉町で「山崩れが起きた」と、付近の住人から救助を求める110番があった。住宅3棟に土砂が流れ込み、埋まった住宅1棟にいた男女2人のうち男性が救助されたが重傷、女性が行方不明になっている。消防などが救助に当たっている。
 県警によると、鹿沼市で救助されたのは小林敏夫さん(65)で、同居の妻(63)と連絡が取れていないという。ほかの2棟の住人は避難して無事だった。
 福島県によると、大雨の影響で同県南会津町の舘岩川が氾濫。川沿いの国道が削り取られるなどして、同町舘岩地区の313世帯833人が孤立状態になっている。
 茨城県の鬼怒川では10日午前8時までに、常総市若宮戸付近、筑西市船玉、伊佐山付近の計3カ所で越水が発生した。
 常総署によると、同8時20分ごろ、常総市若宮戸で「腰上まで水が来て、ブロック塀に上がり避難している」と通報があり、3人が取り残されていることが確認された。県警がゴムボートで救助に向かっている。ほかにも付近で家の中や車の上に人が取り残されているとの通報が相次いでいる。
 茨城県によると、9日夜には同県境町の染谷川でも越水が起きた。古河市でタクシーが冠水した道路で身動きできなくなり、運転の男性(71)が低体温症となった。境町の女性(36)は浸水した建物内で足をとられ柱につかまった際に肩を脱臼した。
 総務省消防庁によると、台風18号に関連する負傷者は9日以降、全国で計17人、建物の破損や浸水は375棟に上った。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H32_Q5A910C1MM0000/

 茨城県常総市本石下のスーパーマーケット「アピタ石下店」には午後4時50分現在、客と従業員100人ほどが取り残されている。
 アピタを展開するユニーの親会社ユニーグループ・ホールディングス(愛知県稲沢市)の広報担当者によると、アピタ石下店では午前10時15分ごろ浸水が始まり、15分ほどで腰くらいの高さに。客30人と従業員70~80人ほどは2階に退避している。停電はしていないが、水は使えない状態だ。
 食料品売り場は1階だが、2階の100円ショップにも飲み物や簡単な食べ物はあり、取り残された人たちは空腹をしのいでいるという。
http://www.asahi.com/articles/ASH9B5S0BH9BUTIL03X.html

茨城県常総市山口に住む20歳の女性は、10日昼ごろから、周りが一面水浸しになっている写真とともに、ツイッターに救助を求める投稿を行っていました。NHKが女性とやりとりしたところ、家族と一緒に避難所に向かおうとしたものの、水が多かったため途中で自宅に引き返してきたということです。
女性は家族や近所の人といっしょに4人で住宅に取り残されましたが、午後3時17分には、「危険な状態の方からの救助で結構です 救助を待っています」と、現場の写真付きで投稿しました。その後も、救助を待つ間、ヘリコプターが周りの人を救助する様子などを画像や動画で次々とツイッターに投稿し、これを見た人からは激励のことばが多く寄せられていました。女性は、午後5時すぎに4人とも無事に救助されたことを投稿で明らかにし、「みんなありがとう なみだが溢れました」とつづっていました。
ツイッター上にはこのほかにも、取り残されたとみられる人からの救助を求める投稿が相次ぎ、これを見た人が行政機関に情報を伝えたり投稿を広く拡散したりする動きが広がりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150910/k10010226931000.html

 セブン&アイ・ホールディングスは10日、茨城県常総市周辺の避難所約10カ所に、おにぎり6千個を支援物資として輸送すると発表した。茨城県水戸市の工場で作ったものを道路状況を確認したうえでトラックで11日朝に避難所に届ける。
 ファミリーマートはカップラーメン約3千個とペットボトル入りの水(500ミリリットル)約3千本を11日朝までに茨城県常総市の社会福祉協議会に配達。同協議会から市内の避難所に配られる。
 ローソンも茨城県や栃木県の大雨被害が出ている地域に支援物資の配送を検討している。
http://www.sankei.com/economy/news/150910/ecn1509100023-n1.html

茨城県常総(じょうそう)市

鬼怒川が氾濫 激しい勢いで住宅街に流れ込む濁流

SankeiNews
鬼怒川の堤防から水があふれる越水が発生した茨城県常総市の若宮戸地区は10日午前、広範囲で住宅地が浸水し、被害は新石下地区などの下流域にも広がった。県警などには救助要請が相次いでいる。
常総署などによると、10日午前8時20分ごろ、「腰の上まで水に浸かり、3人がブロック塀に登って避難している」と住民から通報があり、県警機動隊などが救助に向かった。同署には他にも「車が水没して屋根の上に避難している」などと30件以上の通報が入った。
浸水した地域では水の流れが速く、警察や消防などが近づくのが困難な状況となっており、他にも取り残された人がいないかなどの確認を進めている。
茨城県は災害対策本部を設置。同日午前8時半、自衛隊に常総市への災害派遣を要請した。

【鬼怒川】電柱おじさん無事救助される【水害】

日没までに、多くの住民がヘリによって救助されたようだ。
「50年に一度」の雨量というが、次は50年先ではない。

追加記事

2015/09/11
 茨城県常総市では、鬼怒川の堤防が決壊し、住宅が流され、市街地が広範囲に浸水。9人が行方不明になっているという。栃木県でも、別の川に流された1人が重体となり、1人が行方不明になったほか、読売新聞のまとめでは全国で25人が重軽傷を負った。被害全容はつかめておらず、さらに増える可能性がある。東北は11日も激しい雨が続く見込みで、気象庁は引き続き注意を呼びかけている。
 同庁によると、10日午後6時までの48時間雨量は、栃木県日光市で614ミリ、鹿沼市で483ミリ、茨城県古河市で271・5ミリを記録するなど、関東や東北の11か所で観測史上最多を更新した。同庁は10日未明から朝にかけて栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表、同日夜に一部解除した。
 鬼怒川は10日午後0時50分頃、常総市新石下付近(川幅約430メートル)の左岸堤防が約20メートルにわたって決壊した。県によると、この決壊などで約6500棟が浸水したと推定される。
 国土交通省によると、事前の浸水想定区域は約10キロ下流までの約37平方キロ。同区域には約2万2000人が住んでいるが、最大で深さ5メートルの浸水となる恐れがある。
 茨城県などによると、10日午後10時までに常総市には計207人から救助要請があり、うち70人をヘリなどで救助した。ただ、要請を受けた後、9人と連絡が取れていないという。
 一方、警察庁によると、午後11時現在、常総市の鬼怒川決壊現場付近で、約690人が救助を求めている。同市のショッピングセンター「アピタ石下」での約50人などが含まれているという。
 同市はこの日午前2時20分に、浸水エリアを含む2773世帯、8143人に避難指示を出していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150910-OYT1T50147.html

日が落ちてからも救助活動が続けられた。

2015/09/11
 朝までに栃木県鹿沼市で行方が分からなくなっていた女性(63)が遺体で発見されたほか、常総市によると、市内の行方不明者は25人に増えた。東北では雨が降り続き、気象庁は11日未明、宮城県に大雨特別警報を発令。同県栗原市によると、市内で女性1人の死亡が確認された。同県大崎市の渋井川でも堤防が決壊しており、気象庁は、引き続き警戒を呼びかけている。
 同庁によると、関東に大雨をもたらした帯状の積乱雲は東北付近に北上。関東の大雨は峠を越え、同庁は11日朝までに、茨城、栃木県に出していた大雨特別警報を全て解除した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150911-OYT1T50044.html

2015/09/11
10日に鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、8歳の子ども2人を含む25人の行方がわからなくなっているほか、およそ580人が救助を待っているということです。
警察などによりますと、行方が分からなくなっている25人には8歳の子ども2人が含まれ、いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後連絡がつかなくなっているということです。
このほか、県には「常総市で人が流されている」といった情報が寄せられているため確認を急いでいます。
また、常総市では浸水した住宅などにおよそ580人が孤立し、救助を待っているということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150911/k10010228621000.html

夜が明けて詳細が判ってきた。行方不明者が2ケタに増えている。

2015/09/11
 北関東や東北を中心に降った記録的な豪雨により浸水被害を受けた茨城県常総市若宮戸地区で、民間の太陽光発電事業者が鬼怒川の土手付近の掘削工事をしたことが、水害の要因になったのではないかと住民らが指摘している。川があふれた現場は工事場所周辺とみられ、地元住民は昨年から、危険性を訴えていた。
 この地区は、鬼怒川が決壊した三坂町地区の上流約5キロにあり、10日は決壊より前に越水被害を受けた。
 常総市議会の昨年5月定例会の会議録によると、若宮戸地区の鬼怒川沿いには堤防のない区間が約1キロあり、自然の土手が堤防の役割を担ってきた。昨年3月、住民からの通報で、そのうち約150メートルにわたって高さが約2メートル削られていたことがわかった。この区間は民有地で、民間の太陽光発電事業者がソーラーパネルを設置するために掘削したという。
 この地区で農業を営む小林康裕さん(66)は昨春、関東地方整備局の担当者に「何とかしないと危険だ」と電話で訴えた。地区の自治会や市議にも危険性を訴え、議会で取り上げられたという。小林さんは「不安が的中した。誰がどういう理由で、土手の掘削を認めたのか、明確にしてほしい」と憤る。
http://www.asahi.com/articles/ASH9C5G6NH9CUTIL06H.html

ネットでは早くも「人災だ」「ソーラー推しの民主党が悪い」と炎上。

国土地理院による鬼怒川堤防決壊箇所のドローン撮影(その1)

dragoner JP
台風18号に伴う鬼怒川災害について、国土地理院がドローンにより、鬼怒川堤防決壊箇­所を対岸から撮影した映像です。
公開された原ファイルが700MB超のため、圧縮してYouTubeで見れるようにし­てあります。

国土地理院による鬼怒川堤防決壊箇所のドローン撮影(その2)
dragoner JP

(2015年9月11日)

追加記事

 鬼怒川から大規模な水害が発生した茨城県常総市で11日、住民の逆井(さかさい)正夫さん(67)が「これは人災だ」と訴えた。同市若宮戸地区では、昨年3月ごろから大規模太陽光発電所(メガソーラー)が建設されたことがきっかけで自然堤防が削り取られた。豪雨による濁流はその場所から越水し、住宅地をのみ込んだとみられる。
 近隣住民で最後までメガソーラーの建設に反対していたのは逆井さんだった。昨年3月ごろから常総市、国土交通省の担当者らに鬼怒川氾濫の恐れを訴えた。今回の水害では同市三坂地区の堤防が決壊し、若宮戸地区で越水が発生した。
 建設場所は私有地だったが、「生命や財産を失う不安があった。それらを守る権利が国民にはある」と声を上げ続けた。しかし、同年5月には、同市石下庁舎の職員に「何かあれば自己責任で逃げてください」と切り捨てられた。「鼻つまみ者にされたんだ」。役所に味方にされず、逆井さんは地域で孤立していった。
 高さ2~3メートルの自然堤防が約150メートルにわたって切り崩された。メガソーラー建設地に自宅が面している遠藤玲子さん(59)は「自然堤防と生い茂った木々のおかげで、2階からでも昔は鬼怒川は見えなかった」という。
 逆井さんは「本当に悔しいよ」と憤る。13年11月に病気で亡くした妻幸子さん(享年60)の遺骨は今も自宅にあった。がれきにまみれた幸子さんの車いすを手に「女房を守るためにも堤防を削るなとずっと戦ってきたんだ」と涙が噴き出た。自宅には濁流が流れ込み、妻が大好きだったバラや家庭菜園も全て流された。
 近隣住民の50代女性は建設業者に脅されたという。「危ないから山を崩さないでと言ったら『あんまり騒ぐと、ここに住めなくなるよ。いいんですか』とすごまれた」と振り返る。
http://www.nikkansports.com/general/news/1536943.html

行政と業者が結託してゼニ儲けのために堤防破壊。

(2015年9月12日)

追加記事

2015/09/13
 栃木県警は13日、台風18号の影響による関東・東北地方の記録的豪雨で冠水した栃木市藤岡町の田畑で、水没した軽乗用車が見つかり、車内から成人男性とみられる遺体を発見したと発表した。
 県警によると、13日朝、冠水地域の見回りをしていた市職員が軽自動車を発見。消防が車内を確認し、遺体を見つけた。県警が身元や死因の確認を進めている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H09_T10C15A9000000/

宮城県栗原市金成でも車内で溺死した人の例があった。

2015/09/13
避難指示遅れ、高杉市長謝罪=「決壊すると思わず」-茨城県常総市
 記録的な豪雨で鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市の高杉徹市長は13日、甚大な被害が出た同市三坂町・上三坂地区の住民に堤防の決壊前に避難指示を出さなかったことについてミスだったと認め、「そこが決壊するとは思っていなかった。大変申し訳なかった」と謝罪した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015091300056

国土交通大臣は謝罪すらなしか?

2015/09/13
 関東・東北水害における茨城県鬼怒川の氾濫で、堤防のない常総市若宮戸地区について丘陵部を掘削して太陽光発電のソーラーパネルを設置したのが原因と報じられていることに関し12日、千葉県内の民間事業者が自社のホームページで見解を明らかにした。
 この会社は、10日に鬼怒川が氾濫した際にインターネット上などで社名を挙げられ、水害が拡大する要因を作ったとされた。だが、同社がパネルを設置した場所は、自然堤防として機能していた通称「十一面山」と呼ばれる丘陵部よりも川面に近い側であると主張。もともと平らな状態の土地で、丘陵を削った事実はないとしている。
 その上で、丘陵を切り崩したのは、この会社のすぐ隣の土地を所有する別のメガソーラー事業者であるとも指摘。この事業者とは取引関係が一切なく「川沿いにあった自然堤防を弊社が事業用地の開発のために切り崩したことから起こったとする事実とは異なる情報が散見される」と訴えている。
 若宮戸地区は昨年3月に太陽光発電事業を行うため、丘陵部の幅約150メートル、高さ2メートル部分が削られた。その後、国と協議した上で、当該部分には土のうが積まれた。11日には、同県坂東市の吉原英一市長が政府調査団に対し「常総市の一部で起きた氾濫は、民間業者が採掘したことが招いた」と話していた。
http://www.hochi.co.jp/topics/20150913-OHT1T50034.html

『丘陵を切り崩したのは、この会社のすぐ隣の土地を所有する別のメガソーラー事業者である』
そのへんは追々分かってくることだろうね。

2015/09/13
 気象庁は13日夕、茨城県で同日夜遅くにかけ、1時間に20ミリの雷を伴った強い雨が降る可能性があると発表した。
 同庁は、記録的豪雨で氾濫した鬼怒川流域などで増水の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。
 日本海にある低気圧からのびる寒冷前線が関東地方を通過するのが原因という。多いところでは、14日午後6時までの24時間で30ミリの降水が見込まれている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150913-OYT1T50060.html

2015/09/13
 気象庁は13日深夜、茨城県で強い雨が降る恐れがなくなった、と発表した。
 寒冷前線が関東の東側海上に移動したためという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150913-OYT1T50087.html

(2015年9月13日)

追加記事

2015/09/14
関東・東北水害で、被害が大きかった茨城県常総市周辺で出るがれきなど災害廃棄物が十数万トンに上る可能性。
http://www.47news.jp/FN/201509/FN2015091401001679.html

2015/09/14
鬼怒川の水があふれた茨城県常総市の若宮戸付近を金沢大学の専門家が小型の無人機「ドローン」で調査した結果がまとまり、専門家は「川のそばの丘陵地を工事で掘削したことから水害が広範囲に及んだ可能性がある」と指摘しています。
この調査は、防災が専門の金沢大学の藤生慎助教が12日、「ドローン」を使って上空から川の水があふれ出した茨城県常総市の若宮戸地区周辺を調べました。
常総市の鬼怒川沿いには太陽光発電パネルが設置されていますが、水が流れ出した周辺を上空から見ると、太陽光発電パネルと鬼怒川の間にある丘陵地が幅およそ150メートルにわたって掘削され、木々も伐採でなくなっている状況が確認できたということです。
また、掘削されず丘陵地がそのまま残っている周辺と比べると、水害の規模が広い範囲にわたっていることも分かったということです。
調査した金沢大学の藤生助教は、「丘陵地を工事で掘削したことで、そこにあふれた水が流れ込み、水害が広範囲に及んだ可能性がある。川のそばの丘陵地は自然の堤防の役割を果たしていることを忘れてはいけない」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150914/k10010233041000.html

(2015年9月14日)

追加記事

2015/09/15
 茨城県常総市本石下の平野淳一さん(43)は、鬼怒川の堤防が決壊した10日午後1時過ぎ、犬の鳴き声に気づいて外を見た。大人の胸ほどまである泥水の中、犬が水から顔だけを出してフェンスにしがみついていた。
 自宅からの距離は約20メートル。自らも犬を飼っている平野さんは一瞬迷ったが、見捨てるわけにはいかないと、水の中に分け入った。押し流されながらも手を伸ばし、犬を抱え込んだ。停電で真っ暗な自宅2階で、震える犬と一晩過ごした。
http://www.asahi.com/articles/ASH9H33KZH9HUTIL006.html

2015/09/15
 記録的な豪雨で鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市の浸水被害で、県災害対策本部は15日、安否不明としていた15人全員の無事を確認したと発表した。
 ただ、浸水地域で13日に遺体で発見された男性2人は安否不明者の中に含まれていなかった。
(中略)
 県内の避難者は、15日午前10時現在、35か所の避難所に計2681人がおり、ほとんどは常総市民が占める。
 県内で床上・床下浸水した住宅は計1万2091棟(床上4786棟、床下7305棟)で、うち約9割(1万1000棟)が常総市に集中している。濁流で倒壊した家屋も多く、県は避難生活の長期化は避けられないとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150915-OYT1T50062.html

2015/09/15
水があふれた付近には堤防のない区間が約1キロあり、自然の土手が堤防の役割を担ってきた。しかし、民間の太陽光発電事業者がソーラーパネルを設置するために、この自然堤防の一部を掘削。それが、水害の要因になったのではないかという。防災を研究している金沢大学の藤生慎助教が12日、無人機「ドローン」を使って上空から川の水があふれ出した地域周辺を調べたところ、太陽光発電パネルと鬼怒川の間にある丘陵地が幅およそ150メートルにわたって掘削され、木々も伐採でなくなっている状況が確認できた。丘陵地がそのまま残っている周辺と比べると、水害の規模が広い範囲にわたっていることも分かったという。
常総市議会の2014年6月の議事録によると、若宮戸地区の鬼怒川沿いには堤防のない区間が約1キロあり、通称「十一面山」という丘が、自然の土手が堤防の役割を担ってきた。しかし、2014年3月、そのうち約150メートル・高さ約2メートルが、市に無断で削りとられていたことが住民からの通報によってわかった。この区間は民有地で、民間の太陽光発電事業者がソーラーパネルを設置するために掘削していた。
菅義偉官房長官は9月14日の記者会見で、「土地の形状が変更された場所は、私有地なんです。河川管理者は法令上、開発を制限できないことになっている」と述べた。
9月13日に放送されたテレビ朝日系の「モーニングバード」によると、川の水があふれる「越水」が起こった場所の付近には、2つの業者がソーラーパネルを設置していた。自然堤防よりも川側にソーラーパネルを設置をしたA社と、自然堤防のあった位置にソーラバネルを設置したB社だ。
A社はもともと平坦だった場所にソーラパネルを設置したとしており、ホームページでも掘削の事実はないと公表した。
一方、B社の方はテレビ朝日の取材に対し、「切り開いたっていうか、うちの購入した場所には山はあったんですけど、それって堤防ってことじゃないんですよ。我々の土地、購入したところは、自然堤防という私たちは認識がなくて」と話した。
「山っつっても、高い山じゃなかったんですけれども。砂山だったんです。(不動産業者が)下館の河川事務所に聞いたところ、『ここまで水が来たことはないから、何も心配ない』って話だったみたいだったんですよ。ここまで水が来たことはないと断言していましたんで」
それを受けて、B社は土地を購入して丘の掘削を開始した。その作業中に、常総市の職員がやってきて「近隣住民が心配している」と指摘。2メートルの土嚢を積ませてほしいと言われ、国土交通省に土地を貸したと、B者の担当者は述べた。
しかし、土嚢は元々あった丘に比べ、高さに差があった。B社の担当者は「3メートル4メートルでも結構だった。正直、差があるもっと土嚢を積んで貰えばよかったなと思っています」と述べた。
日刊スポーツによると、B社はメガソーラー設置のため、2014年1月から工事を開始。常総市と国交省下館河川事務所の担当者と協議した。常総市職員からは、事業に関する届け出を求められたので応じ、正式な手続きを踏んだという。
常総市建設課の担当者は9月10日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、「住民から『ソーラーパネルの工事が始まって、自然堤防を削っている』と」「無堤地帯で危ないところで困るということで、国土交通省に堤防の築堤の要望を出した」と話していた。
B社の社長は同市の対応には納得がいかないという。「打ち合わせもして、正式な手続きを踏んだ。それなのに市の人間がテレビで、砂丘の掘削が越水の原因だと言っていた。このままでは訴訟も辞さない」と憤った。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/14/kinugawa-solar-panel_n_8137396.html

「山っつっても…」と、卑俗な口説をそのまま載せてるところに、こぢんまりとした悪意が透けて見える。
(2015年9月15日)

追加記事

2015/09/16
 鬼怒川の堤防決壊により大きな被害を受けた茨城県で、農機大手クボタの筑波工場(同県つくばみらい市)に部品を納入する協力会社「デジマ筑波事業所」(同市)が、決壊から2時間以上、日本語を十分に理解できないブラジル人従業員らへ決壊を知らせないまま作業を続けさせていたことが16日、事業所や従業員への取材で分かった。
 デジマ筑波事業所は、決壊場所から南東へ約10キロで浸水地域ではなかったが、約80人いるブラジル人従業員の多くが、隣接する常総市に自宅がある。住宅が被災した人もおり、ブラジル人従業員からは「あまりにも危険で、ひどい」と対応を批判する声が聞かれた。
http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015091601000940.html

ヒドいねぇ。人間扱いしてないね。
(2015年9月16日)