月別アーカイブ: 1998年2月

『サブマリン808』インフォメーション

あなたは何か恐いものはありますか?
オバケ? 吠える犬? クモ? それとも、まんじゅうとお茶ですか?

人にはそれぞれ恐いものがあるようですね。私の場合はそれは、海の絵や写真です。変でしょう?
ビデオや映画で見る時はあまり恐くはありません。不思議です。
海の絵や写真(略して海景と云わせてもらいます)のなかでも船が描かれている絵が恐い。特に恐いのは大海を行く潜水艦です。これを見ると思わず「ぎゃぁーっ!!」と叫んで目を覆ってしまいます。カラー図版が恐いことは言うまでもありませんが、戦前の少年雑誌にあるような精緻なモノクロのペン画でもかなりの恐怖を覚えます。

このように理屈に合わない恐怖を精神医学では「恐怖症(フォビア)」と呼んで、神経症の一種に分類しています。それに対して先程の吠える犬であるとか、高い場所に立つ恐怖は、自己防衛本能にもとづくものであり、むしろ感じて当然であって、よほど極端でない限りは神経症とは云いません。

ところで、なぜ私は海景が恐いのか、どうして海景恐怖症シービューフォビアなのか、その原因をあれこれ考えてみたのですが、まったく思い当たる節がありません。幼いころ、溺れかかったとか、船の上でいやなことがあったとか、そんなこともまったくありませんでした。水泳はクロールこそ苦手ですが、千葉の海を平泳ぎで遠泳したことすらあります。現実の海はそれほど恐くはないのです。
あるいは前世というものがあるのならば、もしかしたら私は遠洋漁業の船員か何かで、時化に巻き込まれて海に放り出され、苦しみもがきながら死んでいっだのかもしれません。そんなことしか理由に思い浮かばないのです。

物心つくころにはもう海景恐怖症で、何が恐いといって、家にあった学習図鑑シリーズ(写真ではなく絵でした!)の中の『魚と貝の図鑑』がいちばんオソロシかったのです。見ることはおろか披らくことも触れることさえも出来ませんでした。そのほか『交通の図鑑』『動物の図鑑』も恐かった。『交通の図鑑』には船舶の絵があり、海水が描いてありました。それを見ただけで「ぎゃぁーっ!!」です。

『動物の図鑑』にはクジラやあざらしの泳ぐ絵が見開きで描いてありました。もう、想像しただけで気が狂いそうになったものです。そして今でもその症状はほとんど変っていません。

この恐怖症が原因で他人に迷惑をかけたことはこれまで一度もありません。生活上何の支障も来たさない恐怖症なので、仕事にかまけて忘れてしまっているほうが多いのです。ですから別段この持病を治そうなどとは思ったこともないし、これからもそうでしょう。むしろ私は自分のこの恐怖症に愛着こそ無いものの少なからず興味をもっていて、ちかごろでは全身に電撃が走るようなその恐怖の感覚を楽しむようにまでなりました。その延長上に生まれたのが、この『サブマリン808』というホームページなのです。

私と同じような人が探せばいるもので、集まっていろいろ話し合っているうちに、世の中に海景恐怖症を認知させようではないか、ということになりました。メンバーの中の一人が、海底をモチーフにした変わったサイトがあるということで、ためしに問い合わせたところ、さっそくホームページを開きなさいということになり、トントン拍子に話が進んで、『サブマリン808』が出現、いえ、浮上した、ということなのです。

この『サブマリン808』を作ることで、我々はいくたびか心臓が止まるほどの恐怖を味わいました。それはそうです。自分たちがいちばん怖がっているその対象をテーマにしたものを作ろうというのですから。
ここで見ることができる潜水艦の絵や写真は、どれも、我々にとってとびきり恐いものばかりなのです。とても直視できないので紙で隠しながら作業をしました。うっかりそのページを開いてしまった時など、頭のてっぺんから後頭部にかけての毛が逆立つほどの恐怖を味わってしまいます。それでも我々はその恐怖と闘い、打ちのめされつつ、作り続けました。今後もおそらくそうやって作り続けるでしょう。

 このホームページによって、世の中にはこういうものを怖がる人が少数ではあるがいるんだ、ということをご理解いただけましたら幸いです。

1998/02/28      

◆    ◆    ◆

追加記事

サイト『サブマリン808』は2000年3月末でクローズしました。

The Exceptions – Down By The Ocean(1965/07)
“Grease” の “We Go together” はこれに似てるね。

Yes – The Ancient(Giants Under The Sun)
イエス – 古代文明
(2003 Remaster)
from the album “Tales From Topographic Oceans”『海洋地形学の物語』(1974)
Time: 18:34

The Monitors – Nautilus(Australia:1980/07)
シングル “Singing In The 80’s” のB面。

  ※(追記:この動画は削除されました

 

Vangelis – Memories Of Blue
ヴァンゲリス – メモリーズ・オブ・ブルー
from the album “Oceanic”(1996)オセアニック

上原 敏 – 潜水艦日記(1943)
作詞:矢島寵児、作曲:倉若晴生

(2011年12月4日)

追加記事

1963年4月10日、マサチューセッツ州コッド岬東方350kmの海域でアメリカの原子力潜水艦が沈没しました。
この悲劇を伝えるポピュラーソングがあります。
ワンマンバンドスタイルの黒人シンガー アブナー・ジェイが1963年に歌った『ザ・スレッシャー』がそれで、
ブロードサイド・バラッド、カリプソ(街頭演歌)の体裁であり、ニュース歌謡であり、追悼ソングであり、鎮魂歌でもありました。

スレッシャー(USS Thresher, SS-200)は、アメリカ海軍の潜水艦。タンバー級潜水艦の一隻。艦名はオナガザメ(英:Thresher Shark)に因み命名された。
スレッシャー(潜水艦)- Wikipedia

スレッシャー(USS Thresher, SSN-593)は、アメリカ海軍のスレッシャー/パーミット級原子力潜水艦。艦名はオナガザメ(英:Thresher Shark)に因み命名された。その名を持つ艦としては2隻目。本艦は同級の1番艦であったが、1963年4月に事故で失われた。
本艦の深海潜行試験時における事故は、厳密な潜水艦安全運用プログラムである SUBSAFE が実施されるようになった分岐点と見なされる。
スレッシャー(原子力潜水艦)- Wikipedia

Abner Jay – The Thresher(1963/03)
story of US submarine (SSN-593) The Thresher.
シングル “Cleo” のB面。

(2011年12月4日)

追加記事

グーグルアースで潜水艦を操縦しよう
WEBマーケティングブログ
2009/04/16
ブラウザ上でも操縦可能。他にもセスナやヘリなどが用意されています。
http://web-marketing.zako.org/google/google-earth/submarine-simulator-for-the-google-earth-plugin.html

(2011年12月23日)

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海軍軍樂隊 – 第六濳水艇の遭難
作詞:大和田建樹、作曲:瀬戸口藤吉、指揮:内藤清五

1910(明治43)年4月15日、試験訓練航海中に沈没した旧海軍 第六潜水艇 の事故を扱った軍歌。
(2016年3月21日)

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2016/11/10
恐怖症は正式には「限局性恐怖症(特定の恐怖症/単一恐怖)」といいます。

これは特別な対象や状況に対して、心理学的、あるいは生理学的に不合理な恐怖感を感じている状態を示します。
誰しもが、高所や狭い場所、蜘蛛などに対して怖い、と感じることやものはありますが、恐怖症と呼ばれるものにはその恐怖心の「程度」が過度であったり、著しい恐怖反応を起こしたりし、日常生活に支障をきたすものをいいます。
また英語ではフォビア(Phobia)といわれ、この語源は古代ギリシャ語で「恐怖」を意味するポボス(Phobos)から来ています。
日本語で「~恐怖症」と言われるように、英語では「~phobia」のように接尾辞として用いられます。

嘘みたいだけど本当。美人を見ると吐き気や不快感が
1. 美人恐怖症(ヴィーナストラフォビア)
(以下略)

<世界には、他人には理解されない「珍しい恐怖症」を持つ人がいる – まぐまぐニュース! より一部引用>
http://www.mag2.com/p/news/226999

(2016年11月10日)

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2017/11/23
南米アルゼンチン海軍に所属する潜水艦が大西洋を航行中に消息を絶ってから22日で1週間がたち、海軍の報道官は「重大な局面にある」と述べ、潜水艦内部の酸素が不足し始めている可能性を指摘しました。
乗組員44人を乗せたアルゼンチン海軍に所属するディーゼル型の潜水艦「サンフアン」は、アルゼンチン沖の大西洋を航行していた15日に消息を絶ち、22日で1週間がたちました。
アルゼンチン海軍は、アメリカやイギリスなど10か国余りの協力を得て、海と空から周辺海域の捜索を続けていますが、これまでのところ発見につながる手がかりは見つかっていません。
こうした中、海軍の報道官は22日、記者団に対し、潜水艦の内部には7日から10日程度の酸素しかないとしたうえで、「海面に浮上できていなければ、重大な局面にある」と述べ、潜水艦内部の酸素が不足し始めている可能性を指摘しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171123/k10011233221000.html

(2017年11月23日)

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(2017年11月25日)

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2017/12/01
アルゼンチン海軍は11月30日、15日から消息を絶っている潜水艦「サンフアン」の乗組員44人の救助を断念したと発表した。
アルゼンチン海軍の報道官エンリケ・バルビ大佐は、「多大な努力にもかかわらず、潜水艦の居場所を特定できなかった」と述べた。
核実験を監視するウィーンの包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)などが、潜水艦の位置が最後に確認できた場所付近で爆発音が検知したことが先週明らかになり、乗組員らの安否は絶望視されていた。
(中略)
サンフアンは南米最南端に近いウシュアイアでの定期的な任務を終えて基地に戻る途中、「電気系統が故障」と報告。ガブリエル・ガレアッシ海軍大佐によると、サンフアンは水面に上昇し故障を報告した。電池が「ショート」したという。
潜水艦は任務を切り上げ、すぐにマルデルプラタの基地に戻るよう指示を受けた。
最後に連絡があったのは現地時間の15日午前7時半(日本時間午後7時半)で、艦長はその際、乗組員は元気だと語っていたとされる。
サンフアンが消息を絶ってから8日後、CTBTOから潜水艦の最後の交信から数時間後に雑音を検知したとの連絡が入った。CTBTOによると、午前10時31分に潜水艦の位置が確認できる最後の地点から約30海里(60キロ)の場所で「異常な水中音波」が検知されたという。
アルゼンチン海軍はそれが潜水艦が爆発した音だった可能性があるとみている。
今週28日、バルビ大佐は記者団に対し、潜水艦が水面上に出して空気を取り入れる管のシュノーケルに海水が入ったと説明した。海水は船首の電池が設置された場所に入り、電池をショートさせ、電池が発熱しくすぶる状態が発生したという。

<不明潜水艦の乗組員44人の救助を断念=アルゼンチン海軍 – BBCニュース より一部引用>
http://www.bbc.com/japanese/42191152

(2017年12月1日)

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USS Nautilus Launched – 1954 | Today In History | 21 Jan 18
1954/01/21 原潜ノーチラス就航。

British Movietone
2018/01/20 に公開
On January 21, 1954, the first atomic submarine, the USS Nautilus, was launched at Groton, Connecticut (however, the Nautilus did not make its first nuclear-powered run until nearly a year later).

(2018年1月21日)

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(2018年1月23日)

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USS Nautilus – 1954 | Movietone Moment | 21 January 2021

2022/01/22
British Movietone
On this day in 1954, the USS Nautilus, the world’s first atomic submarine was launched. Here is a British Movietone report about the USS Nautilus at Groton.
Shots of the “Nautilus” leaving Groton and proceeding slowly out to sea past the cameras.
Disclaimer: British Movietone is an historical collection. Any views and expressions within either the video or metadata of the collection are reproduced for historical accuracy and do not represent the opinions or editorial policies of the Associated Press.

(2022年1月22日)

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(2022年5月1日)

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(2023年2月15日)

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(2023年7月25日)

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(2024年7月3日)

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(2024年10月11日)

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(2025年6月27日)