2023/07/27 22:30
世界気象機関(WMO)と欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」は27日、今年7月は観測史上最も暑い月になる可能性が極めて高いと発表した。国連のグテレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した」として、再生可能エネルギー導入目標の引き上げなど、対策強化を呼びかけた。
C3Sによると、7月1~23日の世界の平均気温は16・95度で、これまで最も暑い月だった2019年7月1カ月間の平均(16・63度)を上回った。独ライプチヒ大の分析によると、過去12万年間で例のないような暑い1カ月になる見込みという。
1日平均でも従来の最高気温(16年8月13日の16・8度)を超える日が相次ぎ、6日は17・08度と観測史上最も暑い日になった。また、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、気温上昇を産業革命前から1・5度に抑えることを目指しているが、7月前半は一時的に1・5度を上回ったという。C3Sは、こうした高温は温室効果ガス排出が主因となって世界の気温が極端な上昇傾向にある一端だとしている。
7月は北米、アジア、ヨーロッパの広い範囲で熱波が発生し、各地で記録的な高温が観測されている。
中国新疆ウイグル自治区トルファン市では16日、同国観測史上最高の52・2度を記録。カナダやギリシャでは熱波に起因する山火事が発生し、被害が拡大している。東京大大気海洋研究所の今田由紀子准教授は「猛暑に関しては、もう温暖化の影響を疑う余地がない」と指摘する。<「過去12万年で例ない」暑い1カ月に グテレス氏「地球沸騰時代」(垂水友里香)| 毎日新聞 より引用>
https://mainichi.jp/articles/20230727/k00/00m/030/245000c
追加記事
2023/07/29 07:30(最終更新 7/30 14:07)
「『地球温暖化』時代は終わり、『地球沸騰』時代が到来した」。7月の世界平均気温が観測史上最高となるのが確実視される中、国連のグテレス事務総長は27日の記者会見で危機感をあらわにした。バイデン米政権は暑さ対策を強化する方針を打ち出し、欧州では夏の過ごし方自体を再考する議論が始まっている。
米国は南・西部を中心に記録的な熱波に見舞われている。西部アリゾナ州フェニックスでは、29日まで30日間連続で日中の最高気温が43・3度を超えた。バイデン米大統領は27日、気候変動は人類の「存亡に関わる脅威」だとし、屋外で働く労働者を保護するため、労働省に危険警報を発令するよう初めて指示した。
米本土の熱波は中西部や北東部にも拡大し、27日には人口の半数に相当する1億7000万人が暮らす地域に暑さに関する注意報や警報が出された。南部フロリダ州では24日、国立公園で海水温が38・4度を記録。日本の風呂の一般的な温度に迫り、海洋生態系への影響が危惧される。複数の米メディアによると、アリゾナ州では高温になったアスファルトに触れてやけどを負った人が相次いで救急搬送されているという。<「地球沸騰の時代が到来」欧米、脅威的熱波 アスファルトでやけども(念佛明奈、八田浩輔)| 毎日新聞 より引用>
https://mainichi.jp/articles/20230729/k00/00m/030/002000c
(2023年7月30日)
追加記事
2024/06/06 04:13
世界の1年間の平均気温が今後5年以内に産業革命前と比べ1.5度以上高くなる確率は80%になると、WMO=世界気象機関が発表しました。気温の上昇を抑えるため各国が目指す道筋から大きく外れているとして、警鐘を鳴らしています。
(中略)
それによりますと、世界の1年間の平均気温は、産業革命前と比べ1.1度から1.9度高くなると予想しています。
そして、このうち少なくとも1年は、
▽80%の確率で、産業革命前と比べ1.5度以上高くなるほか、
▽86%の確率で、観測史上最も高かった2023年を上回ると分析しています。<世界の平均気温 “産業革命前より1.5度以上高くなる確率80%”| NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240606/k10014472091000.html
(2024年6月6日)