2020/07/03~07/14~07/31 令和2年7月豪雨(7)九州から東海にかけて断続的に猛烈な雨

【7月14日】

2020/07/14 11:34
総務省消防庁が14日午前6時半現在でまとめたところ、今回の一連の豪雨による住宅の被害は九州を中心に全国22の県で、合わせて1万4836棟が確認されています。
<全壊>
▽熊本県で545棟
▽鹿児島県で10棟
▽大分県で8棟など、合わせて566棟。
<半壊>
▽熊本県で14棟
▽岐阜県で11棟
▽鹿児島県で8棟
▽大分県で6棟など、合わせて44棟。
<一部損壊>
▽岐阜県で64棟
▽熊本県で54棟
▽大分県で9棟
▽愛知県で7棟など、合わせて158棟です。
浸水被害
<床上浸水>
▽熊本県で5530棟
▽福岡県で1459棟
▽大分県で124棟など合わせて7339棟。
<床下浸水>
▽福岡県で3472棟
▽熊本県で1963棟
▽鹿児島県で315棟など、合わせて6729棟となっています。

<住宅被害 九州中心に全国22県 1万4800棟余(14日午前6時半)- NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514381000.html

2020/07/14 11:44
政府は今回の一連の豪雨災害の被災地に向けて、地元自治体からの要請を待たずに国が物資を送る、「プッシュ型」の支援を行っています。
これに伴って政府は14日の閣議で、今年度予算の予備費からまず、22億1201万円を支出することを決めました。
政府は水や食料のほか、避難所で使う段ボールベッド、それに新型コロナウイルスの感染対策として、マスクや消毒液などを被災地に届けることにしています。
さらに政府は、災害復旧の予算と予備費を合わせて、4000億円を超える財源を活用して、被災者の生活支援やなりわいの再建に向けた対策を取りまとめる方針で、今月中の策定に向けて検討を急ぐことにしています。

<政府 予備費から22億円を支出 豪雨災害の被災者支援 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514401000.html

2020/07/14 13:20
一連の豪雨災害で被害を受けた自治体のうち、長野県や福岡県など4つの県の13市町村に、9月に交付される予定の普通交付税の半額が時期を繰り上げて交付されました。
普通交付税は地方自治体の財源不足を補うため国から年4回交付されるもので、災害で大きな被害を受けた際には時期を繰り上げて交付されます。
今回の一連の豪雨災害で大きな被害が出た自治体のうち、熊本県など3つの県の20の市町村に繰り上げ交付が行われています。
そして総務省は14日、新たに要望のあった長野、岐阜、福岡、大分の4つの県の13市町村に、9月に交付する予定の普通交付税の半額、合わせて101億1200万円を交付しました。
交付額は福岡県久留米市で22億8000万円、岐阜県高山市で14億2700万円、岐阜県郡上市で13億9200万円などとなっています。
高市総務大臣は閣議のあとの記者会見で、「これからも被災した自治体の実情を丁寧にうかがいながら、財政運営に支障が生じないように取り組んでいきたい」と述べました。

<豪雨被災 新たに長野など4県13市町村に普通交付税繰り上げ交付 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514751000.html

2020/07/14 14:21
萩生田文部科学大臣は、一連の豪雨災害で学校が浸水するなどの被害が出ていることを受けて「学校施設の復旧については、国の補助制度を活用し、速やかで円滑な事業実施が図られるように、個別の状況に応じて技術的相談に積極的に対応するなど、最大限の支援に努めている」と述べました。
また、萩生田大臣は被災地の学校を支援するため、教員や学習指導員などを増員する措置について、熊本県と鹿児島県に加え、長野県、岐阜県、福岡県、大分県でも準備を進めていることを明らかにしました。

<被災地の学校復旧に支援 国の補助制度を活用 萩生田文科相 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514821000.html

2020/07/14 16:05
国土交通省によりますと、江の川は、広島県の山間部が源流で、その後、島根県に入り、島根県江津市で日本海に流れ込む全長200キロ近くの中国地方最大の河川です。
上流部では、13日から雨が降り続き、このうち、広島県三次市君田にある気象庁の観測点では、14日午前5時前までの24時間の雨量が観測を開始して以降、最も多い193・5ミリに達しました。
とくに、14日未明からは1時間に20ミリを超える強い雨が降り、この時間帯には同じ三次市の上流部にある尾関山観測所で江の川の水位が急激に上昇し、午前5時には氾濫危険水位を超えました。
一方、氾濫発生情報が発表された下流部にあたる島根県江津市の川平観測所では、13日から1時間に20ミリを超える強い雨は観測されず、弱い雨が降り続いた結果、午前7時に氾濫危険水位を超え、午前9時半に氾濫発生情報が発表されました。
氾濫発生情報が発表された時間帯にはこの水位観測所では雨は降っていませんでした。
これについて、国土交通省の浜田河川国道事務所は「上流の広島県内で降った大雨が下流に集まったうえ、島根県内で降った雨も加わって時間差で一気に水位が上昇したと考えられる」と話しています。

<島根 江の川の氾濫は上流の広島県内の大雨が原因か 国土交通省 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012515031000.html

2020/07/14 16:06
行方不明となっているのは南さつま市金峰町白川の神野久雄さん(63)です。
大雨となった今月6日の午前3時ごろ新聞配達に出かけ、その後、行方が分からなくなりました。
警察などは自宅近くの長谷川で流された可能性があるとみて、下流域を中心に捜索していました。
14日、長谷川とつながっている万之瀬川流域でも捜索が行われていましたが、警察によりますと、午前10時40分ごろに万之瀬川の河川敷で男性が遺体で見つかりました。
警察では、遺体は神野さんとみて身元の確認を進めています。

<鹿児島 万之瀬川で遺体見つかる 大雨で不明の新聞配達員か – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514991000.html

2020/07/14 16:31
記録的な大雨で被害を受けた岐阜県の高山市と下呂市では4つの県立高校の合わせて300人の生徒が、鉄道や国道などの被害で通学できなくなっていて、各高校は、自宅にいる生徒に授業のライブ配信を行っています。
このうち、高山市の飛騨高山高校では、JR高山本線が運転できなくなったり、主な国道が寸断されたりして、鉄道やバスで通う生徒273人のうち22人が通学できなくなっています。
14日は、大雨警報が発表されたため臨時休校となり、学校では、自宅にいる生徒との間をインターネットで結んで授業のライブ配信を行い、3年生の教室では古典の教諭がパソコンを使って声がきちんと聞こえるか確認しながら授業を進めていました。

<岐阜 高山市と下呂市の県立高校 生徒約300人 大雨で通学できず – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012515091000.html

2020/07/14 16:33
30棟余りの住宅が水につかる被害が出た岐阜県白川町では、町内を流れる川で下流の水位が高くなり、上流の水が流れにくくなる「バックウォーター」と呼ばれる現象が2か所で立て続けに発生し、氾濫に至っていたことが専門家の調査でわかりました。
白川町では今月8日の午前9時半ごろ、飛騨川と支流の白川の合流地点近くの河岐地区で2つの川の水があふれ、30棟を超える住宅が水につかりました。
河川工学が専門の、名古屋大学減災連携研究センターの田代喬特任教授が、現地や川の水位の変化を調べたところ、飛騨川は、合流地点の500メートルほど下流から川幅が狭くなっていて、下流の水位が高くなり上流の水が流れにくくなる「バックウォーター」という現象が起きていたことがわかりました。
この影響で合流地点でも水位が上がり続け、白川でも川の水が飛騨川に流れ込みにくくなるバックウォーター現象が起き、氾濫に至っていたということです。

<岐阜 白川町の河川氾濫は2か所で「バックウォーター」- NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012515221000.html

2020/07/14 18:41
警察などによりますと、今回の記録的な豪雨で大分県内ではこれまでに1人が亡くなったほか、由布市と日田市で合わせて5人が依然として行方不明となっていて、14日も雨の中警察や消防などが捜索を続けています。
このうち、由布市で川に流されて行方不明になったとみられる渡邊知己さん(54)と妻の由美さん(51)、それに長男の健太さん(28)の家族3人と、市内の40代とみられる男性の4人の捜索は、大分市を流れる大分川の下流域を中心に60人態勢で午前9時ごろから行われました。
その結果、14日正午ごろ大分市小野鶴の大分川の川岸で男性1人の遺体が見つかり、警察は豪雨による行方不明者とみて身元の確認を急いでいます。
警察と消防などは、引き続き天候や川の状況を見ながら捜索を行うことにしています。

<豪雨被災 大分市の川岸で男性1人の遺体見つかる 行方不明者か – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514881000.html

2020/07/14 19:18
NHKが各地の放送局を通じてまとめたところによりますと、今回の記録的な豪雨で、これまでに熊本県を中心に74人が死亡し、15人が行方不明となっています。

熊本県
熊本県では
▽球磨村渡地区で特別養護老人ホーム「千寿園」があふれた川の水につかり、14人が死亡しました。
球磨村ではこのほかにも10人が死亡し、亡くなったのは合わせて24人となっています。
また、
▽人吉市で19人、
▽芦北町で11人、
▽八代市で5人、
▽津奈木町で3人
▽山鹿市で2人が死亡しました。
熊本県内の死者は64人に上っています。
また行方が分からなくなっている人は
▽八代市で2人、
▽津奈木町で2人、
▽球磨村で1人、
▽芦北町で1人の合わせて6人です。
このほか家族や知人と連絡が取れないという情報も寄せられ、広い範囲で浸水した人吉市では、14日午前9時半の時点で、3人の安否が不明だということで、警察などが確認を進めています。

九州その他
九州ではこのほか、
▽福岡県大牟田市で80代の男女2人が死亡しました。
▽大分県では、由布市湯布院町で、家族4人が乗った車が川に流され、このうち80代の女性が遺体で見つかりました。また、14日、下流の大分市を流れる大分川の川岸で男性1人の遺体が見つかり警察が身元の確認を進めています。
大分県ではこのほか日田市で1人が行方不明となっていて、合わせて5人が行方不明のままです。
▽長崎県では、対馬市で川に流されたと見られる50代の男性1人が遺体で見つかりました。
▽鹿児島県では、南さつま市で新聞配達をしていた60代の男性が行方不明となっていましたが、14日市内を流れる川の河川敷で遺体が見つかり、警察はこの男性とみて確認を進めています。

九州以外
九州以外では、
▽愛媛県で伊方町の80代の女性が水路で見つかり死亡したほか、西条市では79歳の男性が用水路で死亡しているのが見つかりました。
▽静岡県では川根本町で停電の復旧作業にあたっていた作業員が倒れた木を撤去していた際に木に当たって死亡しました。
▽長野県では飯田市で73歳の男性が土砂崩れに巻き込まれ、死亡しました。行方不明の人も増えています。
▽広島県ではけさ東広島市で住宅の裏山が崩れ、この家に住む親子とみられる男女2人の行方がわからなくなっています。
▽富山県では、立山町で水門を調整していた70代の男性が、用水路に流されて行方不明になっています。

豪雨被害 熊本県中心に74人死亡 15人が行方不明 – NHKニュース< より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012515831000.html

2020/07/14 19:28
14日午前6時ごろ、東広島市河内町宇山で、「住宅の裏山が崩れた」と近所の人から通報がありました。
警察や東広島市によりますと、住宅1棟が土砂に巻き込まれ、この家に住む84歳の女性と、55歳の男性の親子2人と連絡がとれなくなりました。
警察と消防は、2人が13日からの大雨で土砂崩れに巻き込まれたとみて救助作業を進めていますが、市によりますと、55歳の男性の死亡が確認されたということです。
現場は住宅が点在する山あいの地区です。
近くに住む女性は「2年前の西日本豪雨でも今回の現場近くが崩れていて、危険だと思っていた。きのう夜から雨が強く降り、裏山の斜面に多くの水がたまっていたと思います」と話していました。
住宅が土砂に巻き込まれた、東広島市河内町宇山からおよそ15キロの距離にある東広島市志和の観測点では14日未明に強い雨が降り、午前5時すぎまでの1時間に26ミリの強い雨が観測されました。
12日の降り始めから14日午前7時までの雨量は160ミリを超え、東広島市は14日午前6時40分、河内町宇山を対象に避難勧告を出していました。

<広島 東広島 住宅の裏の斜面崩れ 1人死亡 1人行方不明 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514221000.html

2020/07/15 01:46
広島県東広島市で住宅が土砂に巻き込まれ、84歳の母親と55歳の息子の親子2人が行方不明になっている現場で、14日夕方男性が、夜遅くになって女性の遺体が見つかりました。警察はこの住宅に住む親子とみて身元の確認を進めています。
14日午前6時ごろ、広島県東広島市河内町宇山で、山が崩れて住宅1棟が土砂に巻き込まれ、倉兼千代子さん(84)と息子の茂実さん(55)の親子2人と連絡がとれなくなりました。
警察と消防が救助作業を進めたところ、14日午後6時すぎに男性1人の、午後11時50分に女性1人の遺体が住宅の中から見つかりました。警察はこの住宅に住む親子とみて身元の確認を進めています。
現場は、住宅が点在する山あいの地域で、13日から断続的に雨が降っていましたが、東広島市が避難勧告を出したのは、土砂崩れが起きた40分後の午前6時40分だったということです。
東広島市の高垣広徳市長はきのう会見を開き、「避難勧告をタイムリーに出すことができなかったことはざんきに堪えない」と述べ、対応の遅れを陳謝しています。

<広島 東広島 住宅が土砂に巻き込まれる 2人の遺体発見 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514221000.html

 

【7月15日】

2020/07/15 11:51
厚生労働省によりますと、記録的な大雨の影響で15日午前6時現在、熊本県と大分県、岩手県のほか広島県でも新たに断水が確認されています。
断水しているのは合わせて1599戸となっています。
熊本県では
▽あさぎり町で609戸
▽球磨村で379戸
▽八代市で113戸
▽山江村で4戸となっています。
大分県では
▽日田市で225戸
▽九重町で50戸となっています。
このほか岩手県では
▽岩泉町で139戸
広島県では
▽安芸太田町でおよそ80戸となっています。

<大雨による断水 熊本や大分など計1599戸(15日午前6時現在)- NHKニュース より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012516471000.html

2020/07/15 12:02
今回の豪雨の影響で、九州のほか岐阜県や長野県、島根県の一部の地域では携帯電話がつながりにくい状況が続いています。

NTTドコモ
NTTドコモによりますと、
影響が出ているのは15日午前9時の時点で、
▽熊本県の八代市、芦北町、球磨村、五木村、山江村、相良村のそれぞれ一部の地域と
▽大分県の日田市、玖珠町のそれぞれ一部の地域、
▽島根県の江津市の一部の地域です。

KDDI
auのKDDIは、15日午前9時の時点で、
▽島根県江津市の一部の地域に影響が出ています。

ソフトバンク
ソフトバンクは、15日午前8時の時点で、
▽熊本県の八代市、芦北町、球磨村のそれぞれ一部の地域、
▽岐阜県高山市の一部の地域、
それに、
▽長野県の阿南町と天龍村の一部の地域で影響が出ています。

<携帯電話 九州 岐阜 長野 島根の一部でつながりにくい状況続く – NHKニュース より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200713/k10012512111000.html

2020/07/15 16:43
総務省消防庁によりますと、今回の一連の豪雨によって住宅が水につかるなどの被害はわかっているだけで、九州を中心に全国24の県で合わせて1万5000棟余りに上っています。
総務省消防庁が、15日午後2時現在でまとめたところ、今回の一連の豪雨による住宅の被害は、九州を中心に全国24の県で、合わせて1万5011棟が確認されています。
<全壊>
▽熊本県で545棟、
▽鹿児島県で10棟、
▽大分県で8棟など
 合わせて567棟。
<半壊>
▽熊本県で25棟、
▽岐阜県で13棟、
▽鹿児島県で8棟、
▽大分県で8棟など
 合わせて59棟。
<一部損壊>
▽岐阜県で64棟、
▽熊本県で63棟、
▽大分県で13棟、
▽愛知県で7棟など
 合わせて176棟です。
浸水被害
<床上浸水>
▽熊本県で5531棟、
▽福岡県で1460棟、
▽大分県で120棟など
 合わせて7342棟。
<床下浸水>
▽福岡県で3478棟、
▽熊本県で1970棟、
▽鹿児島県で315棟など、
 合わせて6867棟となっています。

<住宅被害 九州中心に全国24県 1万5000棟余(14日午後2時)- NHKニュース より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514381000.html

2020/07/15 21:17
一連の豪雨で、熊本県ではこれまでに65人が死亡し、2人が行方不明となっていて、警察などが捜索を続けるとともに、身元の確認を進めています。
熊本県では今回の豪雨による死者は15日午後5時半現在で65人に上っています。
市町村別の死者は、
▽球磨村で特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者14人など合わせて25人、
▽人吉市で20人、
▽芦北町で11人、
▽八代市で4人、
▽津奈木町で3人、
▽山鹿市で2人です。
行方不明者は、
▽八代市で1人、
▽芦北町で1人です。
警察や海上保安部などが捜索を続けるとともに身元の確認を進めています。

<豪雨 熊本県で65人死亡 2人行方不明(午後5時半)- NHKニュース より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012516581000.html

2020/07/16 05:50
岐阜県下呂市は、記録的な大雨で190棟を超える住宅などで水につかる被害が出ていて、このうち萩原町羽根地区では、谷を流れてきた大量の雨水が地区に張り巡らされた農業用の用水路であふれるなどして、住宅などおよそ30棟が被害を受けました。
NHKが入手した今月8日の午前5時半ごろに地区の住民が撮影した1か所の用水路の映像では、流れてきた水が突然あふれ出して、周囲が冠水し住宅に向かって流れていく様子が写されていました。
現地調査した河川工学が専門の京都大学防災研究所の竹林洋史准教授が映像を分析したところ、流れる水が急激に水かさを増す「跳水」と呼ばれる現象が起きていたことがわかりました。
この場所では、用水路の傾斜が急に緩やかになったことなどで、速い水の流れが遅くなった水にぶつかり、妨げられたために急激に水かさが増して、用水路をあふれ出し、被害の拡大の一因になったと見られるということです。

<岐阜 下呂の浸水被害 拡大の一因は用水路の「跳水」現象か – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012518031000.html

2020/07/15 17:45
JAXAは、観測衛星の画像データなどを使い、7月1日から7日までの間の雨量が、過去の同じ時期と比べてどの程度多かったのか解析しました。
その結果、九州から中国地方の一部と四国西部にかけての解析雨量は、過去20年間の中で、最大規模の雨量だったことが分かりました。
また、7月2日から7日までの間に観測された水蒸気量は、特に九州の南西側の東シナ海で多くなっていて、海上の大量の水蒸気が長期間の大雨につながったとみられるとしています。
一方、気象庁によりますと、全国964のすべての観測点で7月上旬に観測された雨量の合計は、おととしの西日本豪雨の際の20万7526ミリを上回る20万8308ミリで、1時間に50ミリ以上の雨が観測された回数も82回と、いずれも昭和57年以降で最も多くなりました。

<7月上旬の雨量 九州から四国にかけ過去20年で最大規模 JAXA – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012518991000.html

 

【7月16日】

2020/07/16 22:40
NHKが各地の放送局を通じてまとめたところによりますと、今回の記録的な豪雨で、熊本県を中心に、77人が死亡し、7人が行方不明となっています。

熊本県
熊本県では65人が死亡し、2人が行方不明となっています。
このうち、球磨村では特別養護老人ホーム「千寿園」で14人が死亡するなど合わせて25人が亡くなりました。
このほか、人吉市で20人、芦北町で11人、八代市で4人、津奈木町で3人、山鹿市で2人が亡くなりました。
行方が分からなくなっている人は、八代市で1人、芦北町で1人となっています。

九州 その他の県
九州ではこのほかの地域でも大きな被害が出ています。
大分県では、大分市で1人、由布市で1人が死亡したほか、由布市で3人、日田市で1人が行方不明となっています。
福岡県では、大牟田市で2人が死亡し、長崎県では、対馬市で川に流されたと見られる50代の男性1人が死亡しました。
鹿児島県では、南さつま市で60代の新聞配達員の男性が死亡しました。
九州では、合わせて71人が死亡し、6人が行方不明となっています。

九州以外
九州以外では、
広島県東広島市で住宅の裏山が崩れてこの家に住む親子が死亡しました。
愛媛県では、伊方町で高齢の2人が死亡しました。
静岡県では、川根本町で作業員が倒れてきた木に当たって死亡しました。
長野県では、飯田市で73歳の男性が土砂崩れに巻き込まれ、死亡しました。
富山県では、立山町で70代の男性が、用水路に流されて行方不明になっています。
九州以外では、6人が死亡し、1人が行方不明となっています。

<豪雨被害 熊本県中心に77人死亡 7人行方不明 – NHKニュース より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012518671000.html

2020/07/15 23:19
鹿児島県南さつま市を流れる万之瀬川の河川敷で、14日遺体で見つかった男性について、警察はDNA鑑定の結果などから、今月6日の豪雨で行方不明になっていた市内の新聞配達員、神野久雄さん(63)と確認されたと発表しました。

<鹿児島 万之瀬川で発見の遺体 豪雨で不明の新聞配達員と確認 – NHKニュース より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012519521000.html

 

【7月17日】

2020/07/17 17:29
有明海は、国内でも有数のアサリの産地の一つで、特産のノリと並ぶ代表的な海産物となっています。
今回の記録的な大雨を受けて、県の水産海洋技術センターや地元の漁協の連合会は、今週はじめにかけて柳川市や大牟田市の有明海の4か所で緊急の調査を行いました。
その結果、調査で取ったアサリのうち、平均でおよそ2割が死んでいることが確認され、状態からこの10日ほどの間に死んだとみられるということです。
有明海の沿岸部では大雨が降った今月6日以降、塩分の濃度が平均的な値の5分の1以下に急激に低下し、今も低いままになっています。
センターなどによりますと、アサリは塩分濃度が低い状態が続くと弱って死に至るということで、記録的な大雨やその後の断続的な雨で大量の真水が海に流れ込み、塩分濃度が下がったことが原因の一つだと指摘しています。

<有明海のアサリ 平均2割死ぬ 豪雨で塩分濃度低下が原因か 福岡 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200717/k10012520771000.html

2020/07/18 04:56
東京都中央卸売市場での主な野菜の価格は、今月16日の時点で、じゃがいもとにんじんが、平年の2倍以上となっています。
じゃがいもは、今の時期の主な産地である茨城県などで4月の気温が低かったことなどから、出荷量が平年より2割ほど少なくなっています。
来月以降は北海道産が本格的に出回りますが、それまでは出荷量が少ない状況が続く見込みです。
また、にんじんは、主な産地の青森県や北海道で雨が少なかった影響で生育が遅れていて、出荷量が減っています。
農林水産省はいずれも今月いっぱいは高値が続く見通しだとしています。
一方、ねぎやレタス、きゅうり、なすなどについては、今後も関東周辺で雨が続き日照が少ない状況が続けば出荷が減るおそれもあるとして、農林水産省では各地の生育状況などを注意深く見守ることにしています。

<じゃがいも にんじん 平年の倍以上の高値 天候不順の影響 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521621000.html

2020/07/18 04:57
今月3日からの豪雨では、九州で「線状降水帯」が合わせて13回発生し、このうち熊本県の球磨川流域では半日近く、かかり続けたことが分かりました。解析した日本気象協会は「異例の長さだ」としています。
今月3日から11日にかけての九州の雨について、日本気象協会は、レーダーや地上の雨量計を組み合わせて1キロ四方ごとの雨量を求めた「解析雨量」のデータを用いて降り方を分析しました。
その結果、九州では、発達した積乱雲が連なる「線状降水帯」が断続的に発生し、その回数は、9日間で合わせて13回に上ったことが分かりました。
おととし(平成30年)の西日本豪雨では、広い範囲で線状降水帯が合わせて15回発生したことが確認されていますが、今回は九州だけで、それに匹敵する数が発生したことになります。
このうち、甚大な被害が出た熊本県の球磨川流域では、3日午後11時20分ごろから4日午前10時50分ごろにかけての11時間半にわたって、線状降水帯がかかり続けていたことが分かりました。
日本気象協会は「東シナ海から大量の水蒸気が流入したことが多くの線状降水帯の発生につながった。線状降水帯は数時間停滞するのが一般的だが、半日近く停滞したのは異例の長さだ」としています。

<熊本の豪雨 線状降水帯が半日近くも「異例の長さ」- NHKニュース より引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521631000.html

 

【7月18日】

2020/07/18 06:44
静岡県下田市は、大雨により土砂災害のおそれがあるとして、午前6時15分、市内全域、1万756世帯2万1046人に避難勧告を出しました。
5段階の警戒レベルのうち警戒レベル4にあたる情報で、速やかに危険な場所から全員避難するよう呼びかけています。

<静岡 下田市に避難勧告 大雨で土砂災害のおそれ – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521811000.html

2020/07/18 09:26
静岡県によりますと、大雨の影響で、静岡県下田市白浜で山の斜面が崩れて住宅の中に土砂が流れ込んだということです。
住宅1棟の一部が壊れましたがけが人はいないということです。下田市には土砂災害警戒情報が出され、市が全域に避難勧告を出しています。

<山の斜面が崩れ住宅に土砂流入 けがなし 静岡 下田 – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521861000.html

2020/07/18 12:43
18日午前9時前、下田市敷根の市道で「車で走っていたら突然、土砂が崩れて巻き込まれた」と運転していた40代の男性から110番通報がありました。
警察によりますと、山ののり面から崩れた土砂が片側1車線の市道を完全に覆い、男性が運転していた軽自動車が巻き込まれましたが、男性にけがはありませんでした。
警察は付近の市道を上下線で通行止めにしており、復旧のめどはたっていないということです。

<静岡 下田 土砂崩れに車巻き込まれる けがなし – NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012522051000.html