「仏門の言葉に、煩悩は無尽なり、誓つて之を断たんことを願ふと云ふ言葉があるが、僕はいま、この子供の事だけはどうしても煩悩を断ちがたいのだ‥‥これをしつかりと絹子さんに話して、よかつたら来て貰つて下さいと、僕はくれぐれも吉尾さんへ云つておいたンだ‥‥世間の人は、傷ついて戻つて来た表面の僕だけに同情をしてくれて、何も彼も本当のものを隠して一時をとりつくろつてくれるンだけれど、――僕は、そんな事は将来に到つて、お互の不幸だと思ふ‥‥。」(林芙美子)

2016/12/22
スリランカの税関当局は22日、ブッダ(仏陀)の絵柄が入ったエプロン類の積送品を「仏教徒に対する侮辱」にあたるとして没収したと発表した。
 当局の広報担当者は、他人の感情を害する恐れのある商品を取引することは国際的な関税法に違反すると説明。だがこの商品はインドからスロベニアに向けて発送されたもので、スリランカは経由地にすぎなかった。
(中略)
 スリランカは、全人口2100万人のうち7割が仏教徒ということもあり、当局は仏教への侮辱と受け取られるものに対し、極めて敏感な反応を示す。
 しかし宗教上の理由で、商品を廃棄するわけにもいかないことから、当局はエプロンの処置に「少々困惑している」という。

<ブッダの絵入りエプロンは「侮辱」、スリランカの税関当局が没収:AFPBB News より一部引用>
https://www.afpbb.com/articles/-/3112226

こんな絵を持ち込んだら即逮捕やね。

国民の7割を仏教が占める。2番目に多いのはヒンドゥー教だが、その他にイスラム教、キリスト教も1割弱存在する。
シンハラ人とタミル人の中には、キリスト教徒もいる。特にシンハラ人の漁師は、仏教の五戒のひとつ「不殺生戒」を守ることが出来ないので、キリスト教に帰依しているものが多い。
ムーア人やマレー人はイスラム教である。バーガー人やユーラシアンはキリスト教徒である。独立後の民族紛争、1983年の大規模な民族対立以来、ヒンドゥー教徒のタミル人と仏教徒のシンハラ人の対立が深まっているとされるが、民族と宗教を結びつけて考える動きは近代になって生み出された言説である。

<スリランカ – Wikipedia>

At least 137 people have been killed and hundreds more injured in explosions at churches and hotels in Sri Lanka, police and hospital sources say.
At least seven blasts were reported. Three churches in Negombo, Batticaloa and Colombo’s Kochchikade district were targeted during Easter services.
The Shangri-La, Kingsbury, Cinnamon Grand and a fourth hotel, all in Colombo, were also hit.
A curfew has been imposed from 18:00 to 06:00 local time (12:30-00:30 GMT).
The government also said there would a temporary block on the use of major social media networks.

<Sri Lanka explosions: 137 killed as churches and hotels targeted – BBC News より一部引用>
https://www.bbc.com/news/world-asia-48001720

スリランカ各地で21日朝、3つの教会と3つのホテルなど計8カ所で爆発があり、現地報道によると、少なくとも160人が死亡し、460人以上が負傷した。この日はキリストの復活を祝う復活祭(イースター)に当たり、同国で少数派のキリスト教徒や観光で訪れた外国人を狙ったテロとの見方も浮上している。
爆発が起きたのは現地時間午前8時半(日本時間同日正午)ごろ。「シャングリラホテル」など最大都市コロンボにある3つの五つ星ホテルと、東部バティカロアや西部ネゴンボなどにある3つの教会でほぼ同時刻に爆発があった。コロンボ近郊の動物園などでも爆破が確認された。

<スリランカ8カ所爆発、160人以上死亡 テロとの見方 – 日本経済新聞 より一部引用>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44016600R20C19A4FF8000/

 スリランカの最大都市のホテルや教会6か所でほぼ同時に爆発が起き、地元メディアは、その後8か所目の爆発が起きたと伝えました。AP通信によりますと死者は190人にのぼり、およそ400人がけがをしていて、外務省によりますと日本人数人のけが人がいるということです。
 スリランカの最大都市コロンボ市内や近郊にある3つのホテルと3つのキリスト教の教会、あわせて6か所で21日、相次いで爆発がありました。地元メディアによりますと、その後コロンボと郊外の2か所で爆発が起き、爆発は8か所で起きたということです。
 AP通信によりますと、スリランカ政府関係者が死者190人と伝えたと報道。およそ400人が負傷し、外務省によりますと、けが人には日本人数人も含まれるということです。氏名や年齢、性別は明らかになっていません。
(中略)
 爆発があった21日はキリスト教の復活祭にあたり、最初の6か所の爆発のうち少なくとも2か所が自爆によるものとの情報があります。

<スリランカで8か所目の爆発、死者190人に TBS NEWS より一部引用>
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3653755.html

Bomb attack sri lanka .2019-04-21.
honey bird
2019/04/21 に公開

Veel doden bij aanslagen Sri Lanka
De Telegraaf
2019/04/21 に公開

At least 138 people dead as blasts hit Sri Lanka churches and hotels
The Star Online
2019/04/21 に公開

 スリランカは人口の約7割のシンハラ人が主に仏教徒で、インドに近い北部を中心に人口の15%を占める主にヒンズー教徒のタミル人が住む。1割弱のイスラム教徒は、8世紀以降にアラブ諸国から渡ってきた貿易商らの子孫らと考えられ、キリスト教徒も7.4%を占める多様な国だ。
 内戦ではシンハラ人と、独立を求めるタミル人が戦った。内戦では2009年5月にタミル人指導者が殺害され、武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」は消滅し、現在の治安は安定している。
 だが近年は仏教過激派が台頭し、イスラム教徒やキリスト教徒などの少数派とあつれきを生んでいる。昨年3月、仏教徒とイスラム教徒との宗教対立が高まり、非常事態宣言が出された。事件の発端は東部アンパラで「イスラム教徒の飲食店が提供する料理に不妊薬が混じっている」とのうわさだった。これを機に仏教徒がイスラム教徒やモスク(イスラム教礼拝所)を襲撃するなどし、更に他都市にも広がった。

<内戦終結で治安安定 広がる「なぜ」 スリランカ爆発(毎日新聞)- Yahoo!ニュース より一部引用>
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000055-mai-asia

スリランカ(旧国名:セイロン)は上座部仏教(テーラワーダ仏教、小乗仏教)の国。
上座部仏教は教条主義的、原理主義的、排他的傾向が強く、当然、出家・在家ともに「殺生」禁断、「殺人」「自殺」否定である。
ところがその大前提は、上掲記事にあるとおり、すでに崩れてしまっている。
上座部仏教の信徒が、信仰を理由に殺人・自爆をする。これは破戒中の破戒、絶対的な自己矛盾で、教義否定にほかならない。いわば宗教としての自壊の姿である。

今回の事件、現時点では犯行声明はどこからも出されておらず、同時多発テロの真の狙い・目的もまだ不明だが、彼らの中の過激派が「護法」「護教」的危機感から、あるいは国粋主義・排外主義から、異教徒へのテロに走った可能性は高いのではないか?

 

追加記事

2019/04/22
コロンボなど3都市で21日に発生した爆発で、日本人1人が死亡し、4人がけがをした。河野太郎外相が22日朝、記者団に明らかにした。年齢、性別などは明かさなかった。
 外務省幹部によると、亡くなったのは女性。すでに家族とは連絡が取れているという。

<日本人女性1人の死亡確認 スリランカ爆発事件:朝日新聞デジタル より一部引用>
https://www.asahi.com/articles/ASM4Q2TKBM4QUTFK002.html

のち、氏名が報じられた。
そのほか出張していたKDDI社員も負傷しているそうだ。

2019/04/21
At least 207 people were killed and hundreds were injured in a series of bombing attacks on several churches and hotels in Sri Lanka throughout Easter Sunday, police and officials said. Sri Lanka’s defense minister said seven suspects have been arrested.

The first six blasts were triggered almost simultaneously on Sunday morning. Three high-end hotels and one church in the capital, Colombo, were hit, while two additional churches were targeted elsewhere in the country during Easter services, Sri Lankan police said.
(中略)
Sri Lanka’s police chief issued a nationwide alert 10 days before the bomb attacks that suicide bombers planned to target “prominent churches,” according to the warning seen by AFP.
“A foreign intelligence agency has reported that the NTJ (National Thowheeth Jama’ath) is planning to carry out suicide attacks targeting prominent churches as well as the Indian high commission in Colombo,” said the alert, which was sent by police chief Pujuth Jayasundara to top officers.

<Over 200 killed, hundreds injured as Easter blasts rock Sri Lanka – The Times of Israel より一部引用>
https://www.timesofisrael.com/sri-lanka-dozens-killed-and-injured-in-easter-bombings-of-churches-hotels/

 今回、正体不明のイスラム組織・NTJが容疑組織に浮上したのは、スリランカ当局が外国情報機関から事前にテロ警戒情報を受け取っていて、そこにNTJが犯行グループと明記されていたからです。犯行グループのリーダーの名前は、モハメドカッセム・モハメドザフランとのことでした。今回のテロで名前が判明した実行犯の1人にザフラン・ハシミという人物がいますが、両者が同一人物の可能性もあります。
 現時点で判明している情報では、自爆テロ実行犯は全員、スリランカ国民とのことです。ただし、スリランカ当局は、かなり大掛かりな外国組織のサポートがあったものと見ています。

<スリランカ連続テロ 謎の組織「National Thowheeth Jama’ath」の正体(黒井文太郎)- Yahoo!ニュース より一部引用>
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuroibuntaro/20190423-00123380/


Source: スリランカ同時爆破 死者290人に 防衛相「過激組織の同時テロ」 事前情報も(毎日新聞)- Yahoo!ニュース

どうやら「仏教徒過激派」は見当違いで、犯行グループは「ムスリム過激派」であるらしい。
(2019年4月22日)

追加記事

2019/04/23
21日に発生した連続爆発事件で、死者が310人に上ったことが分かった。警察当局が23日、明らかにした。また、これまでに40人が事件に関与した疑いで拘束された。
 警察によると一連の事件で500人近くが負傷したことが確認されており、スリランカ政府は犯行について、これまであまり知られていなかった国内のイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」によるものとの見方を示している。

<スリランカ連続爆発、死者310人に 40人を拘束(AFP=時事)- Yahoo!ニュース より一部引用>
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190423-00000027-jij_afp-int

2019/04/23
 スリランカで21日、あわせて8か所で起きた連続爆発テロ。警察は23日、死者が310人に増えたと明らかにしました。
 「8か所目の爆発現場となったのは、3階建ての豪邸です。この家の持ち主は、地元のムスリムコミュニティーの中でも有名な人物で、今回の一連のテロを主導した疑いが持たれています」(記者)
 こうした中、拘束された60代のユスフ・モハマド・イブラヒム容疑者が事件を主導した疑いがあるとみられることが、捜査当局へのJNNの取材で新たにわかりました。息子2人は、一連の自爆テロの実行役だったとみられています。

<スリランカ連続爆発、60代の“富豪”が事件を主導か(TBS系(JNN))- Yahoo!ニュース より一部引用>https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190423-00000059-jnn-int

(2019年4月23日)

追加記事

2019/04/24
 321人が死亡したスリランカの連続爆破テロで、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しました。また、現地のメディアは実行犯とみられる男の映像を公開しました。
(中略)
 100人以上が犠牲になった教会前です。事件から3日が経過しましたが、教会の屋根は吹き飛んだままの状態です。この後、教会の広場には犠牲者の遺族らが集まって追悼式典が行われるなど、現場は深い悲しみに包まれています。そして、犯行グループの全体像ですが、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を発表し、実行犯とみられる男らの映像を公開しました。声明では、7人の実行犯の名前を挙げて「キリスト教徒などを狙った」と主張しています。
スリランカ当局は動機について「ニュージーランドのモスク襲撃事件への報復」という見方を示していて、「イスラム国」との関与を調べるとしています。
また、新たに日本人が死亡したテロ現場でリュックを持った男がエレベーターに乗る様子などを地元メディアが報じました。現地ではまだ拘束されていない過激派メンバーがいることなどから、市民の間では「また起きるかもしれない」という不安が依然、強く残っています。

<「キリスト教徒狙った」爆破テロ“実行犯”映像公開 – テレ朝News より一部引用>
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000152962.html

(2019年4月24日)

追加記事

2019/04/25
ウィジェワルダナ国防相は24日、テロの実行役は女1人を含む計9人で、ほとんどが高学歴で裕福な家の出身だったと明らかにした。
(中略)
 実行役9人はスリランカのイスラム過激派「ナショナル・タウヒード・ジャマア」(NTJ)のメンバーら。30代の兄弟2人も含まれ、うち一人は日本人犠牲者の高橋香さんが巻き込まれた最大都市コロンボの高級ホテルのシャングリラで自爆したとみられている。
 兄弟の父親は不動産販売や香辛料の輸出業で成功した人物だった。捜査当局はこれまでに、この父親を含む60人を事件に関連したとみて拘束した。
 実行グループの中には留学経験者もおり、英スカイニュースは治安当局者の話として、男の一人が2006~07年ごろ、英南東部で学んでいたと報道。男はその後、オーストラリアの大学院に進学したという。

<実行犯は高学歴 女1人を含む計9人 スリランカ連続爆破テロ – 毎日新聞 より一部引用>
https://mainichi.jp/articles/20190425/k00/00m/030/058000c

2019/04/25
キリスト教の復活祭の日にあたる2019年4月21日に発生した自爆テロは、主にキリスト教の教会や外国人が利用する高級ホテルを標的としたものでした。スリランカ政府は国内のイスラム過激派の犯行とみており、22日までにスリランカ国籍の24人が逮捕されたほか、事件発生から2日後の2019年4月23日にはISILが犯行声明を発表しています。
この事態を受けてスリランカ政府は、事件発生直後から国内のソーシャルメディアを遮断しており、スリランカ大統領顧問のHarindra Dassanayake氏は「ヘイトスピーチやフェイクニュースによるさらなる暴力のまん延を防ぐため、一時的に国内のソーシャルメディアブロックした」と発表しました。また、スリランカのラニル・ウィクラマシンハ首相も、「未確認の報道や憶測を拡散させないでください」とTwitter上で呼びかけています。Twitterはスリランカではあまり利用されていないため、今回の政府によるソーシャルメディア遮断の対象ではないとのことです。
(中略)
スリランカ政府によるソーシャルメディアの遮断はこれが最初ではなく、2018年3月にスリランカの中部州の州都キャンディでイスラム教徒と仏教との衝突し、暴動に発展した際も同様の措置が取られていました。

<自爆テロを受けてSNSをブロックしたスリランカ政府に賛否両論 – GIGAZINE より一部引用>
https://gigazine.net/news/20190425-srilanka-block-social-media/

(2019年4月25日)

追加記事

情報統制・情報操作・嘘情報で敵愾心と殉国を煽ったのは他でもない、大日本帝国の戦争指導者たちだった。
(2019年4月25日)

追加記事

2019/04/27
スリランカでの連続爆破テロ事件の首謀者とみられるザフラン・ハシム容疑者が設立した過激派団体「ナショナル・タウヒード・ジャマア」(NTJ)のトウフィーク代表は27日、毎日新聞の電話取材に応じ、「ハシム容疑者は日本に滞在したことがある」と述べた。
 地元ジャーナリストなどによると、2009年ごろに日本側のイスラム関係者の招きで来日したとの複数の関係者の証言もあり、日本のモスクで説教をした可能性があるという。ハシム容疑者は当時NTJを設立する前で、別のイスラム団体に所属していた。

<首謀者とみられる宗教家、09年ごろ来日か? スリランカ連続爆破テロ – 毎日新聞>
https://mainichi.jp/articles/20190427/k00/00m/030/242000c

(2019年4月27日)

追加記事

2019/04/29
死者250人以上を出した連続爆破攻撃があったスリランカで29日、顔を覆う衣服の着用が禁止された。
マイトリーパーラ・シリセーナ大統領は、緊急の法律により、制限を実施すると述べた。
当局は、治安確保が目的だと説明。「身元確認の妨げとなる」いかなる頭部の着衣も認めないとしている。
今回の措置について、当局はイスラム教徒の女性が着用する全身を覆う「ニカブ」や、頭部を隠す「ブルカ」を特定してはいない。しかし、それらを意図した禁止令との見方が有力だ。
(中略)
インドのメディア「インディア・トゥデイ」によると、スリランカのイスラム教の指導者たちでつくる団体「All Ceylon Jamiyyathul Ulama」も、女性たちに顔を覆うのを避けるよう要請しているという。

<スリランカで顔を覆う衣服の着用を禁止 連続爆破テロを受け政府が実施 – ライブドアニュース より一部引用>
http://news.livedoor.com/article/detail/16391475/

(2019年4月29日)

追加記事

2021/08/12 08:02
スリランカの最大都市コロンボで、おととし4月、高級ホテルやミサが行われていたキリスト教の教会など複数の場所で自爆テロが起き、日本人女性1人を含む269人が犠牲となりました。
事件は、当初から過激派組織IS=イスラミックステートの影響を受けた組織によるものとみられていましたが、司法当局は11日、イスラム過激派組織のメンバー25人を殺人などの罪で起訴したことを明らかにしました。
起訴状では最高裁判所に特別法廷を開くよう求めています。
スリランカでは、捜査の進展が遅いとして政府や捜査当局に対する批判の声があがっていて、司法の場で事件の全容解明が進むのかに注目が集まっています。

<スリランカ 269人死亡同時爆破テロ 25人を起訴 | NHKニュース より一部引用>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210812/k10013195931000.html

(2021年8月12日)