「仲間の作品批評になると点が甘くなる。党派に依存するさもしさで、文学は常に一人一党だ。芸術派は小党分立、ともかく党派的にシノギをけずるところもあるが、左翼となると論外で、自分の方は頬カムリ主義だから、ろくな作品が生れる筈はない。尤も五十歩百歩、小党であれ大党であれ、党派に依存する根性の存する限り、又、党派を設定する根性の存する限り、そのことが反文学だから、本当の文学作品が生れる筈はない。」(坂口安吾) 目が覚めたあとも憶えている夢は久しぶり。 ゆうべのは映画撮影所の夢だった。 オープンセット。道路に面して新たに建てられた町の美容室。少し離れてパン屋。 たぶんテレビの連続ドラマ用だろう。 それらを横目に、奥の撮影ステージ … “「仲間の作品批評になると点が甘くなる。党派に依存するさもしさで、文学は常に一人一党だ。芸術派は小党分立、ともかく党派的にシノギをけずるところもあるが、左翼となると論外で、自分の方は頬カムリ主義だから、ろくな作品が生れる筈はない。尤も五十歩百歩、小党であれ大党であれ、党派に依存する根性の存する限り、又、党派を設定する根性の存する限り、そのことが反文学だから、本当の文学作品が生れる筈はない。」(坂口安吾)” の続きを読む