年が改まり平成三十年の元日は、誰かが息を殺して罠に近づく獲物を注視しているかのような得体のしれぬ静寂で充たされていた。

(上)2018年の年賀状(クリックで拡大)

今年の抱負ですか?

そりゃもう、ただ生き残ること。

艱難辛苦に耐え、臥薪嘗胆に甘んじ、刻苦勉励に徹する先に、いったい何が待ち受けているのか?

それをこの目で確かめるまではうっかり死ねません。

Sam Lanin and his Orchestra – Here Comes The Sun(1930)
vocal: Irving Kaufman
2度目の引用。

Sam (C.) Lanin (September 4, 1891 – May 5, 1977) was an American jazz bandleader.
Lanin’s brothers, Howard and Lester, were also bandleaders, and all of them had sustained, successful careers in music. Lanin was one of ten children born to Russian-Jewish immigrants who emigrated to Philadelphia in the decade of the 1900s. Sam played clarinet and violin while young, and in 1912 he was offered a spot playing in Victor Herbert’s orchestra, where he played through World War I. After the war he moved to New York City and began playing at the Roseland Ballroom in late 1918. There he established the Roseland Orchestra; this ensemble recorded for the Columbia Gramophone Company in the early 1920s.

 

元日の朝、家族に「あけましておめでとう」と挨拶するのが、やけに嘘っぽく、また気恥ずかしい気がして、一度も口にしたことがなかった。

あまり思い出したくないな……

「元旦」で1月1日全体を指し示す事例はとてもたくさんある。一般の人だけでなく、太宰治や坂口安吾といったちゃんとした文章を書く小説家ですら、「元旦」を1月1日の朝に限定しておらず、むしろ全体を指すものとして使っている。
(中略)
NHK放送文化研究所のウェブサイトの説明では「元旦の朝」というのが重複表現だと言われていた。しかし、「元旦の朝」という用例も色々とある。

<「元旦」で1月1日全体を指すことは別に誤りというわけではない|Colorless Green Ideas より一部引用>
http://id.fnshr.info/2018/01/01/gantan/

なるほど納得!
エネーッチケーの研究所はいったん見解を引っ込めて調べ直したほうがいい。

発言の詳報は次の通り。

 皆さん、あけましておめでとうございます。昨年中はいろいろとお世話になりました。本年もまた皆さんのご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
 昨年を振り返ってみますと、どう表現していいか、ちょっと表現しにくいような、私にとっては、年でありました。
 振り返ってみますと、一昨年の参院選、このときにほぼ、野党の連携ちゅうのが、大方の合意をしたのでございましたけれども、一部の人の…、人といいますかグループの決断がない結果、あのような戦いになりました。野党の完全連携が当初からなっておれば、(野党統一候補は改選1人区で)11選挙区の勝利にとどまらず、野党が圧勝したことは間違いないところだったと思いますけれども、残念ながら、その結果で過ごしてしまったわけであります。

<【小沢一郎氏新年会詳報(1)】「昨年はちょっと表現しにくい年だった」 立憲民主党、希望の党からも小沢シンパが続々… – 産経ニュース より一部引用>
http://www.sankei.com/politics/news/180101/plt1801010019-n1.html

今どき「…ちゅうのが」なんて言うのは小沢一郎しかいないよね。
誰だかすぐ判っちゃう(笑)

初詣といえば、言わずと知れた正月の恒例行事である。しかし、意外にも、初詣は明治時代に鉄道と深く関わりながら生まれた比較的新しい慣習である。
江戸の人々も正月の社寺参詣はしていたが、現代のように元日(三ヶ日)に集中していたわけではない。彼らは「いつ」「どこに」に関する細かいルールを守ってお詣りしていた。例えば、川崎大師には元日ではなく大師の初縁日である二一日にお詣りするのが一般的だった。
また、元日は年ごとに変わる「恵方」(その年の福徳をつかさどる歳徳神がいるとされた方角)にもとづいておこなう「恵方詣」が主流であった。つまり、「正月だから適当にどこかの社寺へ・・・」という現代の初詣の感覚ではなかったのである。

<意外と新しい「初詣」の歴史 ― 鉄道が生んだ庶民の娯楽行事と皇室ナショナリズムの結合 – 平山昇 – BLOGOS より一部引用>
http://blogos.com/article/268528/

何度も書いたけど、我々が「伝統」とか「古式」とか思い込まされてるもののほとんどは明治時代に整えられた、新発明の慣習、新案の教義、いわば「ニュールック」。
その究極が大日本帝国と、それを崇拝対象とする国体カルトだったってわけさ。

 

世間のあちこちでは「祟りなんて言われたら、初詣なんて行くはずがない」、「いや、野次馬根性は馬鹿にできない。それに『縁切り寺』ならぬ、『縁切り神社』として注目を集めるかもしれない」と活発な議論も行われたようだ。
(中略)
 そして遂に、2018年の元日を迎えた。東京都内は快晴。絵に書いたような日本晴れとなった地域も多く、絶好の初詣日和となった。
(中略)
多くの人は出口を右折する。左折すれば富岡八幡宮だが、右折した先にあるのは深川不動尊だ。
 記者も人波の後をついていこうとするが、深川不動尊の参拝客で地下鉄出口周辺は大混雑。誘導担当の係員が大声で整列を呼びかける姿を尻目に、記者は雑踏の中で逆に左折、富岡八幡宮に踵を返すと、次第に人が少なくなっていくのが分かる。
そして富岡八幡宮の境内に到着。「閑散としている」というのは言い過ぎだが、混雑とは程遠い状況だ。記者は公道上から写真を撮る。何度も繰り返すが、写真だと混み合った感じが出てしまう。とはいえ実際は、住宅街に位置する無名の神社に近隣の参拝客が訪れている、というぐらいの人混みだ。
 賽銭箱に向かって、一応は行列ができている。だが、並んでみるとスカスカだ。

<宮司殺害事件の「富岡八幡宮」元日の初詣客、最終的には「ガラガラ」の現実 デイリー新潮 より一部引用>
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/01011750/?all=1

「渋谷」から「門前仲町」への移動は下記の通り。
 きっぷ運賃 200円(2018/01/01現在)
 IC運賃  195円(   〃   )

●東京メトロ半蔵門線「渋谷」駅2番ホーム
 押上[スカイツリー前]行 乗車
   (11分)
●「九段下」駅で乗り換え
 東京メトロ東西線2番ホーム
 西船橋行 乗車
   (11分)
●「門前仲町」下車

こちらは世界遺産である、広島県の厳島神社にある大鳥居。
いつからか『柱に硬貨を刺せば願いが叶う』という噂が広まってしまい、現在はこのように柱に無数の硬貨が埋め込まれています。
この大鳥居は1875年に建立されたもので、柱の根元に無数の硬貨が刺さっていることによって深刻な老朽化が進んでいるとのこと。
神社側も定期的に取り除いているそうですが、すぐに別の硬貨が差し込まれ、いたちごっこと化しています。
フジツボの間に挟まれている硬貨は鳥居を直接傷つけているわけではありませんが、この硬貨も神社の人が一つひとつ回収しなくてはなりません。

<後を絶たない間違った参拝方法 厳島神社や出雲大社がしている注意喚起 – ライブドアニュース より一部引用>
http://news.livedoor.com/article/detail/14101789/

大鳥居の「柱に硬貨を刺せば願いが叶う」。
そもそも「神道に教義はない」と神道の人たちが言ってるわけで、
「鰯の頭も信心から」、その非論理性こそがむしろ相応しいのではないか?

厳島(安芸の宮島)付近でもう一つ、人が集まるところ。
大野瀬戸を挟んだ本土側の対岸。

「(昨年は)しんどい年だった。G1以上のレースで1度も優出できなかった。来年は年男なので、いい年にしたい」と巻き返しへ意欲満々。しっかり逃げて、初笑いといきたい。

<山口剛がボート界18年最初の優勝に王手/宮島 – ボート 日刊スポーツ より一部引用>
https://www.nikkansports.com/public_race/news/201712310000493.html

三鷹 淳 – 宮島競艇マーチ
作詞:石本美由起、作曲:猪俣公章、編曲:佐伯 亮

♪人生は いつも レースだ 競走だ…
そういう部分もたしかにある。
が、何が勝ち負けかは了わってみなけりゃ分からないのもまた人生ってやつさ。

 2017年5月に警視庁が摘発した児童ポルノ販売サイトの関係先から、約7200人分の購入者リストが押収されていたことが捜査関係者への取材でわかった。
 検事や警察官、医師、地方議員、人気漫画家らの名前があり、同庁などは客のうち約200人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検した。18年以降も容疑が固まった客を順次、書類送検する方針だ。
 18歳未満の児童ポルノは所持・保管する「単純所持」も禁止され、1年以下の懲役または100万円以下の罰金。16年の1年間の摘発件数は56件で、今回の事件は単純所持が禁止された15年7月以降、最大規模となる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171231-OYT1T50075.html

これは続報。
少なくとも上級の国家公務員は公人であるし、取得した国家資格で生計を立てている者もそれに準じた扱いだ。自分らだけ匿名なんて、ズルくネ?

お笑い芸人のアキラ100%が1日、『第51回爆笑ヒットパレード2018』(前7:00~)内の「新春レッドカーペット」コーナーに出演。生放送での裸ネタ中に股間を隠す小道具を落としてしまい、土下座するように局部を隠しながら退場する一幕があり、スタジオが騒然となった。
 この日もおなじみの銀盆などを用いてネタを披露したが、最後、シガーボックスで股間を隠すくだりで3つのボックスの真ん中が落下。アキラは“露出”しないよう瞬時に土下座の姿勢でうずくまり、そのままスライドにのってステージ右手にはけていった。

<アキラ100%、生放送でネタ失敗し騒然 “土下座”で股間隠し退場 ORICON NEWS より一部引用>
https://www.oricon.co.jp/news/2103506/full/

母校の体育教師が臨海学校の余興でこの芸をやってたっけ。
あれは1970年代の前半のことだ。

推測するに、記事のアクシデントは99%「やらせ」、
いやいや「やらせ99%」だ。

マネージャーの責任だろうね。

 世界各地でも次々と新年を迎えています。
 地球の裏側のブラジルでは日本から遅れること11時間、真夏のお正月を迎えました。リオデジャネイロのコパカバーナビーチには200万人もの観衆が集まり、泳ぎながら花火を眺める人もいるなど独特のお祝いムードです。
一方、北朝鮮の平壌でも国のシンボル「主体(チュチェ)思想塔」の周辺で祝賀イベントが開かれました。集まった市民らはスマートフォンを掲げて歓声を上げました。
ニューヨークのタイムズスクエアには氷点下の寒さのなか、世界各地から約200万人の観光客が集まって盛大に年越しを祝いました。去年、ニューヨークで相次いだテロ事件やラスベガスでの銃乱射事件を受けて、数千人の警察官が配置されました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000117860.html

New Year 2018: celebrations around the world
視聴回数 193,897 回
The Telegraph
2017/12/31 に公開

Watch 2018 New Year Celebrations Around The World | NBC News
視聴回数 61,819 回
NBC News
2018/01/01 に公開

テロとか起きず、無事にカウントダウンを終えたようだ。

以下、「正月」関連投稿。

追加記事

背後に見える軸は「瑞氣滿堂」。たぶん以下の禅語を元にしたものだろう。

【瑞氣滿高堂】
瑞氣ずいき高堂こうどう滿
[禅語]めでたい雰囲気が立派な家(またはその茶室)に満ちているの意。
出典不詳
類義表現:和気満高堂(和気高堂に満つ)、佳気満高堂(佳気高堂に満つ)
     「瑞気、門庭に満つ」(夏目漱石『漱石詩集』)
 

(2018年1月2日)

追加記事

(2018年1月2日)

追加記事

(2018年1月5日)

追加記事

(2017年1月6日)

追加記事

「耳順」は、六〇歳。「論語」の「六十にして耳順(したが)う」による。修養を積んで他人の言葉を素直に受け入れられるようになる年、の意。

「華甲」は、数え年六一歳。「華」の字は、六つの「十」と一つの「一」に分解され、「甲」は、「甲子(きのえね)」の略で、十干と十二支のそれぞれ最初をさすところから。次の「還暦」の方が一般的。

「還暦」は、数え年六一歳。陰暦で、六〇年たつと生まれたときの干支(えと)に再び還るところから。
「父の――の祝いに赤いちゃんちゃんこを贈る」

<還暦(かんれき)の類語・シソーラス – 類語辞書 – goo辞書 より一部引用>
https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/4524/meaning/m0u/

うらみ失せエロも消え去り通帳の残もなかりし六十の秋  英二

(2018年9月24日)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です