2015/11/05
温暖化の影響でとけて減少してきたとされている南極の氷について、NASA=アメリカ航空宇宙局は、実際には増えていたとする研究結果を公表し、今後議論を呼びそうです。
南極の氷を巡っては世界各国の科学者で作る国連のIPCCが、おととし、温暖化の影響でとけて失われ、海面が上昇していると発表していました。
しかし、NASAが衛星を使って南極を観測して分析したところ、1992年以降、西部では氷が減少していたものの、東部などでは増加していて、南極全体では氷は増えていたということです。また、増加の要因は、1万年前から降雪が増え続け、それが圧縮されて氷となったとしています。
こうした結果から、NASAは、海面の上昇は南極の氷がとけたためではなく、別の場所で想定以上に氷がとけていたなど別の要因があったと指摘しています。ただ、南極の氷の増加のペースは、1992年から2001年にかけては毎年1120億トンだったものの、2003年から2008年にかけては毎年820億トンに落ちているということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151105/k10010294761000.html
2015/11/06
気象学者たちはこれまで、南極での氷の融解が、過去数十年間でわずかながら海面上昇に寄与してきたと報告している。正確な量は激しい議論が続いているが、そのスケールはおそらく数センチの幅だとされる。
(中略)
スカンボス氏によると、仮に西南極の氷が全て解けて海に流れ込めば、数メートルもの海面上昇を招く可能性があるという。「東南極の高地で何が起ころうと、このプロセスはすでに始まっており、今後数世紀で現実のものとなるかもしれません」
「1本の論文で揺さぶりをかける」には、異なる証拠や有効な調査が多すぎるとスカンボス氏は語る。多くの点で重大な氷の融解が南極大陸で起こっており、今後数世紀で海面上昇に寄与する度合いはさらに大きくなるというのが、研究者たちの一致した見解のようだ。<「南極大陸の氷が増えている」は本当か ナショナルジオグラフィック日本版サイト より一部引用>
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/110500311/
地球温暖化は、地表・海水・大気等の温度が一律に上昇するわけではなく、温暖化の傾向により気象や海流の有機的循環システムが崩壊していくプロセスであるので、一部がある時期、極端に寒冷化することもある。
しかし全体としては温暖化はもはや止めようもないし、止まらない。
<参考>
2015/11/11
スイスのアルプス山脈の高峰、ユングフラウ(4158メートル)で10日、気温が11月としては観測史上最高の7.2度を記録した。気象学者らが発表した。
スイスの気象情報会社メテオニュースの声明によると、この穏やかな「異常」気温は、ユングフラウ山の標高3580メートルに位置する気象観測所で正午ごろ測定されたという。同観測所で1992年に測定された従来の最高記録の4.7度は、あっけなく破られた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3066172
