間違い判決連発の一日

 肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐり、西日本の生存患者1人と、死亡患者3人の遺族10人の計11人が、輸入を承認した国と輸入販売元アストラゼネカ(大阪市)に計約1億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。渡辺安一裁判長は、国とア社双方とも責任はないと判断。ア社に賠償を命じた一審・大阪地裁判決を取り消し、原告側の全面敗訴を言い渡した。
http://www.asahi.com/national/update/0525/OSK201205250049.html

完全に間違った判決。
薬を承認する国が責任を取らないなら承認など初めから必要ないではないか。

建築現場でアスベスト(石綿)に接して肺がんなどを患った神奈川県の元建設労働者や遺族計87人が、危険性を認識しながら対策を怠ったとして、国と建材メーカー44社に総額28億8750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日午後、横浜地裁であった。江口とし子裁判長(青木晋裁判長代読)は原告側の請求を棄却した。
http://jp.wsj.com/Japan/node_448842

完全に間違った判決。
「危険性を認識しながら対策を怠った」のは事実で、これもまた官僚による緩慢なる殺人だ。

 三重県名張市で一九六一年、農薬入り白ぶどう酒を飲んだ五人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」の第七次再審請求差し戻し審で、名古屋高裁刑事二部(下山保男裁判長)は二十五日午前、弁護側が提出した新証拠は「毒物がニッカリンTではないことを示すほどの証明力はなく、確定判決に合理的な疑いは生じない」として、検察側の異議を認め、奥西勝死刑囚(86)の再審を開始しないと決定した。いったんは再審を開始すると判断した名古屋高裁刑事一部の決定(二〇〇五年)を取り消した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052502000260.html

科学的知見に基づかない、完全に間違った判決。
人の生き死にがかかった裁判であるから、疑義があるなら徹底的に究明し白黒つけるべきである。
とくに昔は体面を優先したり差別や偏見で捜査が行われることが多かったのだから、なおさらだ。
警察・検察が検証を恐れているとしか思えない。人としてあってはならない態度である。

兵庫県内の1歳11カ月の男児が平成20年9月、こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて死亡したのは、口の中で崩れにくいなど商品としての欠陥のためだとして、両親が製造元の「マンナンライフ」(群馬県富岡市)などに総額約6240万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。八木良一裁判長は原告側敗訴とした1審神戸地裁姫路支部判決を支持、原告側の控訴を棄却した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000557-san-soci

著しくバランスを欠いた判決。
噛む力や嚥下力の乏しい人や老人・幼児・病人に対する注意喚起を怠った会社側の責任、
幼児にあの大きさのゼリーを食べさせた親の不注意。
もし裁判官に常識があるならどちらも認定すると思う。
責任は9対1、8対2程度ではないか?

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