高度成長期前夜の鋳物の町 川口
「キューポラのある街」の作者、早船ちよさん死去
早船ちよさん(はやふね・ちよ=作家)8日、老衰で死去、91歳。故人の遺志により通夜、葬儀とも行わない。後日、「お別れ会」を開く予定。日程は未定。
夫で教育運動史家の故・井野川潔氏と共に、戦後一貫して児童文学活動を続ける。59年から、雑誌「母と子」で、埼玉県川口市の鋳物工場を舞台にした小説「キューポラのある街」を連載。62年に日活で、吉永小百合さんの主演で映画化された。
http://www.asahi.com/obituaries/update/1009/002.html
(右)理論社刊『キューポラのある街 ―定稿版―』1965年6月第14刷。
月刊『母と子』は現在も刊行されている息の長い雑誌ですね。
発行元は東京のその名も『母と子社』で創刊年は1955年6月とのこと。
この会社は雑誌『母と子』以外にも教育関係の本を数多く出版しております。
- 福岡市総合図書館 - 蔵書検索システム:母と子
- 母と子社書誌情報ブログ
- www.7andy.jp - 母と子社の書籍を買う
- 埼玉の文学―現代篇―
- KAWAGUCHI ART FACTORY
- KMY:川口の街
¶postscript―*
昨日たまたま通った場所で、『キューポラのある街』の映画看板を見つけました。
ただ掲示されてる場所がひどく無粋ですねぇ。せっかくのレトロなフンイキが台無しです。
日活・大映の映画しかないのは、両社に関連の深いところだということでしょうか?
(2005年10月9日)