ジス・イズ・ザ・新JIS
混乱大丈夫?次期ウィンドウズで漢字150字形を変更
マイクロソフト社は、来年発売の次期パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」で使用する日本語の漢字約150字の形を変えることを決めた。
新しいJIS漢字の字形を反映させたためで、今の「ウィンドウズXP」で使われている「葛」「辻」「飴」「蝕」「逗」などは基本的に表示・印刷できなくなる。業務用、家庭用OSで9割のシェア(占有率)を誇る最大手が新JIS漢字の採用に踏み切ったことで、名前に変更漢字を含む自治体や企業などは新たな対応を迫られそうだ。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050729i306.htm
JIS漢字コード表の改正について−報道発表−経済産業省
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004964/
を、見ますと、私の好きな本来の字体に直されているようなので、基本的には賛成です。
ホームページでの表示については『今昔文字鏡』などでUnicodeの漢字コードを調べ、HTMLソースに入れればほぼ表示されますから問題ないでしょうが、ワープロの場合は大変ですね。
¶postscript―*
例えば「葛」の下の部分は「ヒ」ではなく、「人」の「カズラ」に変わる。この結果、「東京都カツ飾区」は簡単に打てるようになる。(「カツ」は葛の下の「ヒ」を「人」に替えたもの)
反面、昨年10月の合併で生まれた「奈良県葛城(かつらぎ)市」は、正式な市名に「葛」の字を使ったため、何らかの手当てをしない限り、市の名前を正確に印字できない事態に追い込まれる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000306-yom-soci
Unicodeによる指定でもWindows XPでは「人」+「L」型が出ませんでした。
(2005年8月1日)