低音の魅力
「男のブルース」三船浩さんが死去
「男のブルース」などのヒット曲で知られる歌手の三船浩(みふね・ひろし、本名森田肖三)さんが8日午前7時48分、心筋梗塞(こうそく)のため東京都府中市の病院で死去した。75歳。新潟県出身。自宅は東京都三鷹市。葬儀・告別式は11日午前10時から府中市の多磨葬祭場日華斎場で。喪主は長男森田直樹氏。
戦後、新潟のラジオ番組制作を経て上京。1956年、「男のブルース」で歌手デビュー。豊かな低音の魅力で大ヒットし、その後も「夜霧の滑走路」などのヒット曲を出した。 95年に最後の作品「大地よ」を発売。生涯に526曲をレコーディングし、91〜95年には日本歌手協会理事長を務めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000032-nks-ent
三船氏は昭和4年生れで、新潟県高田の出身。「男のブルース」「東京だより」「夜霧の滑走路」「黒帯の男」などのヒット曲を持っておられます。
デビュー当時、氏の所属するキングレコードには高音の三橋美智也、キーの高い春日八郎の二人がおり、三船氏は相対的に低音というイメージがありました。
やや遅れてビクターのフランク永井が低音のクルーン唱法ということで話題になり、そのブームに乗っかる形で三船氏も「東京だより」以降のヒットを飛ばしていきましたが、ご本人はあまり「低音」を意識してなかったそうですよ。
邦楽のリリースを開始したばかりの東芝にも大江洋一という“低音歌手”がおりました。「遊星王子の歌」はこの人の隠れたヒットでしたね。もう遠い昔の話です。