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逢う時はいつも他人

エド・マクベインさん78歳=米国のミステリー作家

 「87分署」シリーズで警察小説のジャンルを確立した米国のミステリー作家、エド・マクベイン(本名エバン・ハンター)さんが、6日、喉頭(こうとう)がんのため米コネティカット州の自宅で亡くなった。78歳。7日付のニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。
 ニューヨーク生まれ。海軍勤務後、教師などを経て執筆活動に専念。科学小説やサスペンスなど、筆名を変えて執筆。1954年、教師経験を基に高校生の非行を描いた「暴力教室」で一躍人気作家となった。56年、エド・マクベインの筆名で「87分署」シリーズの第1作「警官嫌い」を発表。従来の探偵小説とは異なり、社会や警察組織をリアルに描写しつつ刑事たちが近代捜査で事件を解決する推理小説の新たな型を作り上げた。ほかに「ホープ弁護士」「酔いどれ探偵カート・キャノン」シリーズなど。「キングの身代金」は、黒沢明監督の映画「天国と地獄」の原作となった。また、アルフレッド・ヒチコック監督の「鳥」の脚本も担当した。86年に米探偵作家クラブ賞の巨匠賞を受賞している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000048-mai-peo

050708_01.jpgハヤカワ・ポケット・ミステリー 681 エヴァン・ハンター著、井上一夫訳『暴力教室』

エド・マクベインEd McBainは、エヴァン・ハンターEvan Hunter、ハント・コリンズHunt Collins、リチャード・マースティンRichard Marsten、カート・キャノンCurt Cannon、ジョン・アボットJohn Abbott(同名異人の作家がいる)等々、執筆名義の多いことでも知られている作家、シナリオ・ライター。
カーク・ダグラス、キム・ノヴァク、バーバラ・ラッシュらが演じた不倫話の映画『逢う時はいつも他人(STRANGERS WHEN WE MEET)』は、エヴァン・ハンター名義で原作と脚本の両方を書いてます。日本でもヒットしましたね。

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