アルプスの少女はハイジ、鳥肌実は・・・
「軍艦島」保存検討へ 長崎市の委員会発足
かつて炭鉱の島として栄えた長崎市高島町の「端島」(通称・軍艦島)の保存を検討する同市の保存活用技術検討委員会が30日、発足した。
(中略)
委員会は大学教授など7人で構成。島の建造物が風化しているため、現地調査を行い、その結果を基に保存工事の可能性を検討する。今年中にも検討結果をまとめ、伊藤一長(いとう・いっちょう)市長に報告する。
30日の第1回委員会で委員長の宮原和明(みやはら・かずあき)・長崎総合科学大教授は「閉山から30年がたち、傷みも進む中で、何とかして観光資源にできないか保存修復方法を考えたい」と述べた。
http://www.sankei.co.jp/news/050630/sha090.htm
私は廃墟というか、かつてそこに人が生活していた痕跡、その時代性のあとかた(寂び)とでもいうべきものが大好きでして、この「軍艦島」もぜひ見てみたいとかねがね思っておりました。
今回のプロジェクトは、廃墟を廃墟の状態のままで保存できうるのか、遺跡や古址のように観光地化することは可能か、というヒジョーにまたムツカシい問題を含んでおりまして、ある意味、時間を止めるという無謀な試みにも等しいわけでございます。
これは共産主義の指導者の遺体を防腐処理してガラスケースの中に収め展示するよりも、さらに困難を要する話であろうと思われます。