時には母のない子のように
生誕70周年、甦る寺山修司
69年にカルメン・マキが歌って大ヒットした「時には母のない子のように」が36年ぶりによみがえることが29日、分かった。天性の明るい声を持つ新人歌手なつこ(24)がしっとりと歌い上げる。今年は作詞した故寺山修司さんの生誕70周年にあたり、演劇、出版、展覧会などの記念イベントがめじろ押しだが、そのシンボリックなカバーになりそうだ。
(中略)
CDには寺山さん作詞の「戦争は知らない」も収録されている。坂本スミ子が歌い、ザ・フォーク・クルセダーズがコンサートで歌ったことから学生の間で広く認知されるようになった名曲だ。
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6月22日発売。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050430-00000016-nks-ent
なぜかジャズメンに人気のある黒人霊歌「Sometimes I Feel Like a Motherless Child」。その日本的読み替えがこの「時には母のない子のように」ですね。
右のCDはソニーミュージックエンタテインメントが1998年10月に「アーリー・シリーズ」の1つとしてリリースした2枚組『カルメン・マキ ベスト&カルト』。私の持っているのはサンプル盤で、ちゃんと買うと2913円+税でした。
「時には母のない子のように」がヒットした当時、「この歌は身につまされるので放送しないでくれ」という声がテレビ・ラジオ局に寄せられました。その多くは戦争孤児、あるいは戦時中や戦後の混乱期に子を亡くした親たちだったそうです。