与太郎戦記
ちくま文庫 春風亭柳昇著『与太郎戦記』780円+税。
私の大好きな落語家でした。噺家というとどこか芸術めいていて偉そうなので、やっぱり落語家って呼びたい。
芸はもちろん人間的にも立派な方で、日本演芸家連合会長、落語芸術協会理事長までつとめたエラい人なのに、エラそうなそぶりをまったく見せない、というところがリッパなんですよ。小朝が惚れた師匠だというのも解ります。
日本文芸社刊『荷風!』Vol.3 特集「レトロな“浅草”」880円。
なんだかんだいって第3号まで出ましたね。少しずつ特集とは関係ない記事も増えてきました。このシリーズどこまで行くか、行けるのか。荷風というタイトルが逆に足かせになってしまう可能性もありますよ。
学習研究社刊 歴史群像シリーズ『図解 誰かに話したくなる社名・ロゴマークの秘密』952円+税。
社名の由来やロゴマークの変遷を扱った書籍はこれまでもありました。このムックはそこから一歩も出るものではありませんが、体裁といい活字の大きさといい、たいへん読みやすいということはあります。
講談社刊『Rock In Golden Age ロック栄光の50年』Vol.1 480円。
以前、同社は『日録20世紀』シリーズを出して、大量の返品を抱えたことがあったようですが、今回はそこそこ行けそうです。団塊世代のみならず、古典を知ろうとする若い人にもアピールしてる感じです。まぁ、狙いどおりといったところでしょう。レコード会社の広告がバッチリ入りますしね。
できれば、「まとめ」ではなく、新しいネタも入れて欲しいところですが、取材費とかかかってしまいそうですね。ムリですかね。
60〜70年代ロック復権!ムックが次々発売 オトナが熱狂「ビートルズ、クイーンがきっかけ」
http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_03/g2005031708.html
『謀殺下山事件』と『三鷹事件』が文庫本になってました。
どちらもすごく分厚くて、買おうかどうか迷ってしまいます。