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蔦谷喜一さん死去

愛らしい少女のぬりえ、蔦谷喜一さん死去

 昭和2、30年代に愛らしい少女像で一世を風靡(ふうび)した「きいちのぬりえ」の画家、蔦谷喜一(つたや・きいち)さんが24日午前8時33分、老衰のため死去した。91歳だった。
 東京・築地の紙問屋に生まれ、川端画学校で日本画を学んだ。1946年、新聞用の紙の断ち落としに「きいち」の名でぬり絵を印刷して発売すると、たちまち人気を集め、50年代半ばにはひと月に100万部以上が売れるほど、爆発的なブームとなった。
 2002年、荒川区にぬりえ美術館が開館。レトロブームに乗って再び注目されていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050225-00000406-yom-soci

050225_01.jpgお元気な間に再評価され、その後もご活躍なさいましたね。
左画像は草思社刊、蔦谷喜一著『きいちのぬりえ メリーちゃん 花子さん』(1978年7月15日第二刷発行。当時の定価980円)。再評価間もないころの本です。
書店で見つけすぐに買いました。ぬりえ作品のほか、ご本人のエッセイ、ぬりえ問屋の未亡人による思い出話、田辺聖子、虫明亜呂無、竹宮恵子各氏の文章が掲載されております。
きいちのぬりえは子供のころから知ってましたが、真正面から向き合ったのはこの時が初めてでした。

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