昭和33年の東京
「三丁目の夕日」実写で映画化
西岸良平氏の人気漫画「三丁目の夕日」を実写で映画化する「ALWAYS 三丁目の夕日」(監督山崎貴)の製作発表が2日、東京・成城の東宝スタジオで行われ、吉岡秀隆(34)堤真一(40)ら主要キャストが顔をそろえた。
漫画は73年から「週刊ビッグコミックオリジナル」に連載中で、昭和33年の東京に暮らす人々の姿を描く。面積1325平方メートルのスタジオに、4億円をかけて当時の町並みを再現した巨大セットを製作。主演の吉岡は「両親やその時代に精いっぱい生きた人たちが喜んでくれたらいい」と意気込み。05年11月5日公開。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041203-00000021-spn-ent
ひところ終戦直後を描く映画がはやりました。今度は昭和30年代でしょうか?
このテの映画でなにが時代錯誤かって、出てくる人間ほど甚だしく時代錯誤な存在はありません。
まァあの時代を全く知らない、今の若い人気者が演じるのですから、無理からぬところではあります。
髪型、化粧、起居・動作・口跡・一挙手一投足すべてにおいて、およそあの時代の人間らしからぬ人物が登場する、そういう可能性がかなり高いですね。
そもそも演出もカメラワークも「今現在」そのものですし、技術はあの頃からすれば、雲泥の差があります。
『飢餓海峡』ではドキュメンタリーフィルムのようなリアル感を出すため、わざと16mmで撮影し、35にブローアップしたことはよく知られております。今回は趣旨が違いますが、それに匹敵するくらいの大胆な「工夫」で、あの時代の空気を再現してもらいたいものです。