お富さんのカバー
さっき、南青山5丁目のコンビニ『ポプラ アンティック通り店』へ入ったら、妙な店内BGMがかかってました。
春日八郎の『お富さん』のカバーですごくインチキっぽい。
検索したらすぐに出てきました。
★★★ミスゴブリン★★★
http://www.missgoblin.com/
MISSGOBLIN
http://missgoblin.cocolog-nifty.com/
この人はまた違うんですね。
Umekichi official site
http://www.daipro-x.co.jp/umekichi/
『お富さん』のカバーで思い出されるのは1978年のエボニー・ウェッブ盤(右)です。
開店10年目の赤坂『MUGEN』に出演しておりましたっけね。
この人たち、LPでは『フジヤマ・ママ』までやっちゃってましたよ。
エボニー・ウェッブに刺激されたわけじゃないでしょうけど、春日八郎自身が1984年に『お富さん』の続編を歌ってます。
題して『その後のお富さん』(左)。
B面も『再会お富』と、まさにお富さん一色。
A・B面ともに、作詞:伊藤アキラ、作曲:森田公一、編曲:竜崎孝路。
花柳流の振り付けまでついてます。
ジャケットのイラストはこっちのほうがちょっとヘタかも。
◇ ◇ ◇
ザ・ゴールデン・カップスの映画完成…舞台挨拶
R&Bバンド、ザ・ゴールデン・カップスの軌跡を追ったドキュメンタリー映画「ワンモアタイム」の完成披露試写会が26日、東京・丸の内プラゼールで行われ、デイヴ平尾(59)らオリジナルメンバー5人が舞台あいさつした。
昭和41年の結成、46年の解散、そして昨年横浜で1度だけ行った再結成ライブの模様など同バンドの歴史を綴った内容。平尾はビールを飲みながら登場し「自慢は日本で初めてのバンドとしてのドキュメンタリー映画。音楽の歴史に残る作品になる」と豪語した。
東京・テアトル新宿で11月20日公開。同17日に同バンドのベスト盤「ブルース・オブ・ライフ」とライブ盤「ワンモアタイム」が発売される。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200410/gt2004102709.html
GSの人で、ブーム終焉以降も音楽の世界でクリエイティヴな活動を続けてきたという人は、数えるほどしかおりません。むしろGS直後に出てきたニューミュージック系統の人が頑張ってたりしますね。
だからといって、その価値を比較することはできません。なんにせよ、出来上がってしまった音楽は本人たちを離れて一人歩きしていくものです。
寿命の長い歌もあれば短いのもあります。その価値もまた単純に比較すべきではない、と思います。
◇ ◇ ◇
¶postscript―*
今日買っちゃいました(写真上左)。
キングレコードなんですね。どーりで「哀愁列車」「憧れのハワイ航路」「さよならはダンスの後で」も歌ってます。
ほか、ポピーズ、麻里圭子とリオ・アルマのカバーとか演(や)ってます。
ボーカルのmiwaさん、歌が巧いですね。ほんとはプロのスタジオシンガーかな?
ジャケットの表が竹久夢二、裏が川崎ゆきおの、“偽絵”というのはこの人たちらしいと感じました。
UMEKICHIさんのも同じ日に買いました。3タイトルありましたが、とりあえず一番安いやつを(写真上右)。
ミス・ゴブリンのmiwaさんに較べると、意あまって力足りずの観は否めませんが、素直に歌っているところは好感が持てます。
サウンドの豪華さはブライアン・セッツァー並ですね。
(2005年1月8日)
¶postscript―*
「お富さん」はいかにも沖縄出身の渡久地政信らしく琉球音楽の色彩が濃厚だ、という指摘は昔からありました。タモリが実際にそれを音で証明してましたっけ。
元チャンプルーズの平安 隆がCD『かりゆしの月』で「お富さん」を歌ってるそうです。近々買う予定です。
(2005年5月7日)
¶postscript―*
郷土の誇り・春日八郎さん無残 スプレー塗料でいたずら
5日午前4時ごろ、福島県会津坂下町のJR只見線会津坂下駅の駅舎や、駅前広場にある町出身の歌手、故春日八郎さんの銅像などに、スプレー塗料でいたずら書きがされているのを駅員が見つけた。
(中略)
春日さんの銅像は台座を含め高さ約1.6メートル。2003年10月、13回忌の法要に合わせて町の有志らが建立。全国各地のファンからも寄付が集まった。町職員と駅員らが5日、洗浄作業を行い、大部分は消した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000008-khk-toh
やった連中は春日八郎という歌手を知らないと思いますよ。
春日八郎記念公園・おもいで館
http://www.kasugaomoidekan.jp/
(2005年10月6日)