麺をすすると必ずむせる僕、ってヘンですか?
本場で「うどん」熱唱 東京のロックグループ
讃岐うどんで知られる香川県出身の男性をドラマーに擁するロックグループが同県内のうどん店でデビュー曲「うどん」のライブを開催し、うどんブームに乗って知名度を上げたいと意気込んでいる。
グループは東京を拠点に活動する「ばんどえんど.」で、元営業マンや現役のシステムエンジニア、音大卒業生ら20―40代の男性4人で2000年に結成。一時活動を休止したが、昨年再開し、今年7月にCD「うどん」を発売した。
「うどん」は都会で就職したが夢破れ、あす故郷に帰るサラリーマンがうどん店で吐露する切ない気持ちを歌詞にした。うどん製品のキャンペーンソングに選ばれ、都内のスーパーなどで流されているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040814-00000029-kyodo-soci
うどんの歌は珍しいですね。
真正面からうどんを扱った歌では、1968年9月にミノルフォンから出た三原チコの「けつねうどん」(写真左)があります。
しかしまったくヒットしていません。
歌詞の主旨としては「私にとって、けつねうどんは失恋の味だ」ということのようです。
博多では「うろん」ですか。こっちの方が本家かもしれませんね。
「うろーん、、、夜なきうろーーん」「おっさん頼むで」「へぇおおきに」「なんや、あんたも大阪かいな」
江戸ッ子の心中は品川、駆け落ちなら八王子か葛飾、と相場が決まってますが、関西人の落ち行く先は関門海峡の先というイメージでしょうか。
関東ではそばです。そばといえば杉野十兵次次房。
「営業部の杉野はうどん屋になっているのだ」「えっ!? そば屋ではないのですか」「近年、江戸ではうどんが流行っておる。明日の集合場所もうどん屋の二階じゃ」
サラリーマン忠臣蔵じゃないっちゅーの。
蕎麦の歌は知りません。なんかありますかね? 都々逸にその例を見るだけです。
「時そば」のオリジナルは上方落語の「時うどん」だそうです。
あまりに有名なオチなんでチョイと捻る噺家もおりますね。
「ひぃふぅみぃよぅいつむぅななやぁ、、いまなんどきだい?」
「四つですよ」
「いつむぅななやぁ、、いまなんどきだい?」
「だから、四つだってば」
「(泣きながら)いつむぅななやぁ、、いまなんどきだい?」
「もういいよ、ちょうど十六文だ」
この下げは三遊亭小遊三さんで聞いたことがあります。
「ひぃふぅみぃよぅいつむぅななやぁ、、いまなんどきだい?」
「たしか9時半ごろだと思いますが」
「すると死亡時刻の直前ですな」
これは、時そば殺人事件の発端ですか?
ラーメンの歌は多いですね。
チャルメラそば屋/美空ひばり
ラーメン節/白根一男
涙のラーメン/こまどり姉妹
東京ラーメン娘/三村和子
母娘チャルメラ/深津文子
ウマウマラーメン/橋本潮(NHK「みんなのうた」)
ラーメン人生/田中慎夜
ラーメン大好き小池さんの歌/シャ乱Q
ラーメンパワー/嘉門達夫
ラーメン・ブルース/青江三奈、清水アキラ
ほかにもあるでしょう。
日清カップヌードルの最初のCMソング「ハッピーじゃないか」を笠井紀美子が歌ったことはけっこう知られております。小林亜星・作曲のこの歌は大阪MBS毎日放送の人気番組「ヤングおー!おー!」でやってましたね。麺類では、ほかに
やきソバの唄/三宅バンド
冷麺で恋をして/小滝詠一(しょうたき・えいいち)(写真左)
なんてのがあります。