« END OF REEL(一巻の終わり) | メイン | ロックンロール・マクド »

不良の音楽だと排斥したのはNHKでした

ビートルズに関するお宝が詰まったスーツケースが、オーストラリアののみの市で50豪ドル(約4000円)で売られていたことが分かった。中身は、写真や「非公開」と書かれたオープンリールのテープなど約400点。マネジャーだった故マル・エバンズ氏が収集し、行方不明だったエバンズ・コレクションの可能性もあり、専門家は、数億円の価値があるとみて驚いている。
 13日付英紙タイムズによると、スーツケースはメルボルン近くで開かれたのみの市で50豪ドル(約4000円)で売られていた。中には、400枚に及ぶ写真やレコード、コンサートのプログラムのほか、封をされたオープンリール数本も入っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040714-00000024-nks-ent

ビートルズが1966年に日本公演を行った際の未公開の写真が、16日からロンドンで公開され話題となっています。
 今回公開されたのは、ビートルズの専属カメラマンがとった41枚の写真です。1966年6月、ビートルズのメンバーは台風を避けるため、アンカレッジ経由で東京に到着。午前3時半だったので、出迎えたファンは20人しかおらず、警官に警備されながら東京のホテルに入りました。
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_ headline998797.html

私が、FM大阪ほかで、東京ビートルズ結成18周年記念番組『SONO-COLOアワー いャいャいャ東京ビートルズがやっていた!』を流したのは、1982年7月2日のことでした。当時はまったく反響がありませんでしたね。
そのときは確かインストも含めて東京ビートルズを7曲、曲間にディック・クラークの声や、ビートルズがテーマの楽曲などを挟み込んだ、と記憶しております。

ビートルズそのものがテーマの楽曲というのは結構ありますね。
ざっと思いつくだけでも

シングル「夢みるビートルズ」ドナ・リンシングル「私のビートルズ」常田富士男

  ビートルズに首ったけ(We Love You Beales)/ケアフリーズ(The Carefrees)
  夢みるビートルズ/ドナ・リン
  ビートルズへの手紙/ザ・フォア・プレップス、ピカソ・トリオ
  ウエルカム・ビートルズ/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
  私のビートルズ/常田富士男
  ビートルズがお好き/にれ さちこ
  ビートルズはもう聴かない/ガロ
  ビートルズが教えてくれた/吉田拓郎
  ビートルズの優しい夜/竹本孝之
  ビートルズをおぼえていますか/小坂明子
  僕が見たビートルズはTVの中/斉藤和義
  レノンの夢も/斉藤和義
  ビートルズ・イン・ボッグ/ウォー
  あいつとビートルズ/菊地章夫(日本エンカフォン/所属=カレントテクノコーポレーション)
  ビートルズを知らない子供たち/9→5(ナイン・トゥ・ファイバー)
  拝啓、ジョン・レノン/サンボマスター

――などなど。

シングル「ビートルズがお好き」にれ さちこシングル「ビートルズをおぼえてますか」小坂明子

かつてライノがそうした曲を集めた「BeatleSongs!」というオムニバスLP(1982年リリース。全12曲)を出しておりますので、CD化されていれば、あるいは今も入手可能かもしれません。
そうそう、あの時代とあのころの若者について歌っている中原理恵の「抱きしめたい」も、竹内まりやの「マージービートで唄わせて」なんかに較べるとちょっと地味なんでついつい見過ごされてしまいがちですが、私は秀逸だと思いますよ。

シングル「噛みつきたい」ムーンドッグスシングル「イエローサブマリン音頭」金沢明子

ビートルズ現役時代にはその年々変化していくサウンドをフォローするアーチストが続出しました。もちろんサウンドのみならず、そのイメージやファッション、髪型やパフォーマンス、生きざままでがずいぶんと真似されたものです。

たとえばP.J.プロビーの「ホールド・ミー」やリボルバーのアルバム「NOTHERN SONGS」などを聞きますと、一般人とはまた異なる、ミュージシャンならではの熱中ぶりが感ぜられます。

シングル「ビートルズなーんちゃって」カフェ・クリーム個人的にはピクシーズ・スリー(PIXIES THREE)の「WELCOME TO THE PARTY」が昔からお気に入りでした。この歌は当時流行のサウンドのオイシいところを、ちょうどORANGE RANGEが「ロコローション」でやったあの手法で織り込んだところの、ダンス・チューンでして、初期のビートルズがアメリカのティーンエイジャーにどのように受容されていたかが窺える興味深い作品となっております。

カバーではミセス・ミラー、スリー・ファンキーズ、クールキャッツ、そして英国エキゾティカ・レコードによるオムニバスCD「THE EXOTIC BEATLES - PART ONE」(1993年リリース。全26曲)にも収録された金沢明子の「イエローサブマリン音頭」がやはり面白いですね。

1980年代後半から90年代にかけてビートルズ楽曲の使用料がひどく高くなったことがありました。そのため、カバーが作りにくくなったり、CM・映画等で使いたくても予算上使えない、といった事態が起こりました。その後はある程度まで下がったようですね。それでも、ビートルズ・メドレーのようなものを出そうという剛毅なレコード会社は見かけなくなりました。
写真左上のシングルは東芝EMIが1977年にリリースしたメドレー(どうやらフランス音源)で、A・B面合わせてなんと34曲のビートルズ曲が演奏されております。

All I Want For Christmas Is a Beatle
http://www.psycho-jello.com/beatles/beatsongs.html
BRAVO! BEATLES (The Beatles Relations)
http://www2.gol.com/users/davidr/aside/asidebeatles.html
beatles-discography.com
http://www.beatles-discography.com/
World of the Beatles novelty songs
http://monstr66.narod.ru/
ビートルズを知らなかった紅衛兵
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/26/2/2600090.html

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://pointex.biz/eiji/blog/mt/mt-tb.cgi/93

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)