浮世あまから峠道
山手通りが第二京浜とぶつかるちょっと手前を右折して坂を上っていきますと、中原街道に入ります。
最初の十字路、26号線通りとぶつかる交差点が、東急目蒲線「武蔵小山」駅前から伸びている巨大アーケードのある商店街「パルム」の、一方の端となります。
武蔵小山商店街パルムホームページ
http://www.t3.rim.or.jp/~palm/
本日午後3時すぎ、私はそこに居りました。
写真のとおり、そのドーム型の屋根は3階くらいの高さがあります。
かなり長い商店街で、店舗数も多く、生活に必要なものはここだけでほとんど手に入ってしまいます。
私は2度往復する間に、書店を3軒、古本屋を2軒、仏壇屋を2軒確認しました。もっとあるのかもしれません。つまりはそういう規模の商店街なのです。今日は土曜日だったせいかかなりの人出で、渋谷の某デパートなんかよりよっぽども混んでました。
せっかく来たので周辺もブラつこうと思ったのですが、あいにく出かけたのが遅かったため今日はもう時間切れ。ザンネンです。
中原街道を挟んで「パルム」とは反対側、戸越銀座の入口に古書肆「小川書店」があります。
軍事、演芸、映画関係が充実しており、文庫本も作者別にまとめられている、かなりマジメな古本屋です。洋雑誌ではなぜか「ポピュラー・メカニクス」「ポピュラー・サイエンス」が積まれていて、SFファンのまとめ買いを待っている状態だったりします。
私はそこで、廣済堂出版刊・榎本よしゑ著「浮世あまから峠道 エノケンと泣いて笑って五十年」(1986年)を1500円で買いました。エノケンはお酌するのもされるのもキライだったそうです。私と同じですね。
ほかにもロッパの「悲食記」(復刊)や改造バイク写真集など、欲しいのが数冊あったのですが、重たくなるので諦めました。次回行った時まだあったら買うかもしれません。