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2004年06月30日

懐メロCD付ウイスキー

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サントリーが
ウイスキー『膳』
http://www.suntory.co.jp/whisky/zen/
レギュラー瓶(640ml)に懐メロのCDを付けるキャンペーンをしているんですね。
懐メロといってもそんな昔の歌じゃありません。

2004年06月26日

オートクチュール

パリオートクチュール(高級注文服)コレクションからの撤退を表明したファッションデザイナーの森英恵さん(78)は25日、「27年間続けてきたパリでの活動をやめるのは残念。苦渋の決断だった」と胸の内を語った。
 森さんがパリ・オートクチュール組合に加盟したのは1977年。職人の雇用や作品の発表点数などについて厳しい条件があるにもかかわらず、東洋人として初めて正会員に認められたが、経営難に陥り、一時代を作った「ハナヱモリ」ブランドを2002年、三井物産などに売却。その後はオートクチュールに絞って作品を発表してきた。
 「テロや戦争の影響もあって顧客は減った。職人の手仕事に頼る高級注文服は、商業的な意味で時代遅れになってしまった」と撤退の理由を語る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040625-00000416-yom-soci

個人ブランドはデザイナー個人の才能に依拠しているのですから、78歳ともなれば撤退は当然でしょう。全ての名声を手中にし、あと何がお望みか。

2004年06月25日

水野晴郎シネマ館

名作映画を丸ごと収録した「DVD付お菓子」が発売に!!
発売は7月13日を予定しているそうです。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=6883

●『水野晴郎シネマ館』ラインナップ
  ・『キリマンジャロの雪』 (1952年)
  ・『ふたりの女』      (1960年)
  ・『マクリントック』     (1963年)
  ・『愛のアルバム』    (1941年)
  ・『片目のジャック』   (1961年)
  ・『アンナ・カレニナ』   (1948年)
  ・『バリ島珍道中』    (1952年)
  ・『キング・ソロモン』   (1937年)
  ・『古城の亡霊』     (1963年)
  ・『黄金の腕』       (1955年)

安価な菓子のおまけに出来るくらいなら、ちゃんとしたDVDソフトをもっと安くしてくれませんかね。
名作映画は人類共通の財産です。できるだけ多くの人がそれらの作品群に常時アクセスできる状態が望ましいと思いますね。

カバヤ食品
http://www.kabaya.co.jp/

2004年06月23日

通販商品「三人娘ソングブック」

50年代に絶大な人気を誇った故・美空ひばりさんと故・江利チエミさん、雪村いづみ(67)の「三人娘」の幻の楽曲が、4枚組アルバム「ひばり・チエミ・いづみ 三人娘ソングブック」(コロムビアミュージック)として初めてCD化された。3人が共演した東宝映画「ジャンケン娘」(55年)などで使用された楽曲の音源がこのほど発見されたもので、ひばりさんの命日の24日に発売される。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/ kiji/2004/06/23/02.html

映画出演では、ひばりは東映、チエミは松竹、いづみは東宝が多かったという印象です。
いわゆるプログラム・ピクチャーなので、現代劇では当時の風景・風俗が楽しめますね。
今回は音だけということですが、映画で使われた楽曲のマスターテープなら、映画のビデオテープやDVDのソフトより、音質がいいかもしれません。

2004年06月19日

005 これが青春だ

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シングル「これが青春だ」布施明 作詞:岩谷時子、作曲・編曲:いずみたく、歌:布施明、発売:1967(昭和42)年、キング。
 アタシはいかなる人間か。他人(ひと)は一部分の印象や半面の識で判断するわけですが、当然それが全てではない――アタシがどういう奴か、マァ興味のある人もないでしょうけど、もしも知りたけりゃ実に簡単なことです。この歌を聴けばいい。
 私はこの歌のように生きてきたのであり、今後変更することはなく、したがって有難いお経や高邁な哲学などは、まったく必要ないのです。“私を作った歌”といえば、すなわち一も二もなく『これが青春だ』なのです。この歌一つがあれば私は生きていけるのであり、また死にもできるのです。……と言ってもそれほどご大層な人生だったわけじゃありませんけどねー。
 TV版『これが青春だ』の主題歌であるこの盤(さら)のB面はTV版『青春とはなんだ』でも使われた応援歌『貴様と俺』。クラスの女子に歌ってもらうとガゼンやる気が出るんですよね。
 『これが青春だ』に続けてもう一曲かけるとしたら、キャロル・キングの『君の友達』(You've Got A Friend)でしょう。私の二大友情ソングです(笑)。

単行本「青春とはなんだ」 さて、時系列的なことも書いておきましょうか。
 右の石原慎太郎著『青春とはなんだ』単行本は1965年2月16日に講談社から出版されたものです。『坊ちゃん』や『青い山脈』の流れをくむ青春小説で、1968年、角川文庫に収録されています。
 本が出た年、これを石原裕次郎主演で日活が映画化します。おそらく小説は映画化を前提に書かれたのでしょう。下のジャケットはその主題歌シングルで、裕次郎自身が歌ってます。この日活作品は、しかし残念ながら若い人たちからそっぽを向かれてしまいました。演出側のセンスが古すぎたのです。シングル「青春とはなんだ」石原裕次郎生徒がまるで戦前のバンカラ学生のように描かれていて、さすがに“昭和40年”ともなると、日活映画を見るたぐいの客でさえ、そのアナクロさに居心地の悪さを感じてしまうほどのものだったのです。主題歌も寮歌のようで面白くありませんでした。(同じバンカラを描くのでも『けんかえれじい』のようにセンスが良ければいいんでしょうけどね)

 TV版『青春とはなんだ』は東宝が制作、日活映画版と同じく65年、NTV系列で10月24日から放映され、丸1年続く人気ドラマとなりました。
 東宝はさらに劇場用として、1966年暮に『これが青春だ!』、67年に『でっかい太陽』を製作。両方とも夏木陽介・藤山陽子の主演です。『これが青春だ!』は怪獣映画『南海の大決闘』との併映で、松森 健の第一回監督作品となりました。67年の正月映画です。矢野間啓治、木村豊吉、岡田可愛など、TV版でおなじみの顔が登場しますが、松本めぐみは出ておらず、その役どころをTV版『青春とはなんだ』でレギュラーだった土田早苗が演じていました。それと重要なことですが、映画版『これが青春だ!』の主題歌はシングル「青春とはなんだ」布施明『これが青春だ』ではなく、TV版『青春とはなんだ』と同じく『若い明日』(布施明)だったのです。TV版『これが青春だ』(竜雷太主演)の放送開始は66年11月20日でしたから、約1ヶ月、TVの方が早かったわけですが、準備期間からすれば映画の方が日にちがかかるわけで、その辺の理由により、今回取り上げた歌が間に合わなかったのでしょう。
 ちなみにTV版『これが青春だ』は脚本チームのリーダーだった東宝のベテラン・ライター須崎勝彌によってノヴェライズされ3冊が刊行されています。

 石原慎太郎の原作・原案を、みずみずしい現代的タッチで、明るく楽しい、いわゆる東宝カラーで翻案・展開していくことで、その後も連綿と続く一連の青春学園ドラマは大いに人気を得たわけですが、岩谷時子作詞・いずみたく作曲の主題歌『これが青春だ』一曲のすばらしさからすれば、それらのドラマはしょせん現実ばなれしたお気楽な娯楽作品であって、「教師と生徒」のふれあいを描く青春ドラマとしては、たとえば『金八先生』シリーズに一歩も二歩も譲っていることは否めません。
ビデオソフト東宝「これが青春だ!」 私はTV版『青春とはなんだ』とほぼ同じころNET(現在のテレビ朝日)が東映テレビプロダクションに作らせ放映していた連続ドラマ『青空に叫ぼう』のほうが、まさに現実の青春群像をよく捉えていると感じたものです。これは東映東京撮影所の現代劇の伝統とかそういうことではなく、ひとえに脚本家 小山内美江子氏の力量によるものだったのです。のちに同氏が『金八先生』シリーズを書いて、父兄はもとより学校関係者にも大いに注目され、また賞賛されたのはむしろ当然で、第1シリーズ主題歌『贈る言葉』とともに、金八ドラマ自体も後世に残っていることを思えば、東宝の青春学園ドラマというものがやはり高度経済成長のあの時代ならではのある種の気流に乗ったものであったことを認めざるを得ないのです。
(2003年1月1日)

 

 ¶postscript―*
 2001年3月24日、テレビ映画で活躍した土屋統吾郎監督がお亡くなりになりました。私は1978年当時、土屋監督や斉藤光正監督らが担当していた青春ドラマ『青春ド真中!』のスタッフをしていた関係で、土屋監督ともお話しさせていただく機会がありました。しかしこちらもあちらもあまりに忙しく、TV版『これが青春だ』のスタッフテロップにある助監督・土屋充がすなわち土屋統吾郎であるのかどうか、直接確かめることはついに出来ませんでした。
(2003年1月5日)

 ¶postscript―*
 2003年8月9日放送のNHK『第35回 思い出のメロディー』で、布施明が『これが青春だ』を歌いました。布施がこの歌をうたうのはきわめて珍しいことです。
(2003年8月9日)

 ¶postscript―*
 現在、私のケータイは、メールが届くと伊集院校長こと西村晃の声で「ああ、若いもんはいいのう……青春とはいいもんだ」と喋るようになってます。コレ、すこし自慢です。
(2004年3月27日)

 ¶postscript―*
 2004年7月31日、キリンビバレッジのクエン酸ドリンク『903』の新CM『夏のシズル篇』で、『貴様と俺』(CM用に再録された男声コーラス・行進曲風テイク)が使われているのをテレビで見ました。
(2004年7月31日)

 ¶postscript―*
 2004年8月24日、テレビ朝日『旅の香り時の遊び』で、夏木陽介が『甲州ドライブ旅』。
途中で、
――あれ(青春とはなんだ)が学園物の元祖でしょ?
夏木「一番始め勝沼の駅から始まったのよ」
――ああ、山梨の、どっかそのへんで撮ったんですね。
夏木「勝沼の駅に汽車が着くところから物語が始まって、勝沼の駅前で地元のヤクザと大ケンカをして、それから学校へ行って、先生になるって話」
との会話。
(2004年8月24日)

¶postscript―*

小山内美江子さん脚本降板。TBS系ドラマ「3年B組金八先生」。がんの病気療養で、7日放送分(第11話)から。
http://www.sankei.co.jp/news/sokuhou/sokuhou.html#12:28

(2005年1月19日)

¶postscript―*

1993年12月23日放送の『第3回 爆笑!オールスター歌う同窓会スペシャル』で、モト冬樹が『これが青春だ』を、野口五郎が『貴様と俺』を、それぞれ歌いました。

(2006年2月10日)

2004年06月15日

SF殿堂博物館

SF関連の資料を専門に展示する「SF殿堂博物館」(Science Fiction Museum and Hall of Fame)が18日(米国時間)、ワシントン州シアトルにオープンする。米マイクロソフトの共同創設者で億万長者、またSFマニアとしても知られるポール・アレン氏が約2000万ドルの私財を投じて建設した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/computing/news/ 20040615org00m300020000c.html

Science Fiction Museum and Hall of Fame
http://www.experiencesciencefiction.com/

中学・高校のころ、ハインライン、アシモフ、フレドリック・ブラウン、アーサー・C・クラーク、クリフォード・D・シマック、レイ・ブラッドベリなど、読みまくってました。
50歳になったら、いよいよフィリップ・K・ディックを読み込んでいこうと考えてます。

2004年06月12日

DOWN TOWN

シュガー・ベイブの名曲『DOWN TOWN』がホンダNEW FitのCMに使われてますね。
ただしこのCM用に新たに録音されたものだそうで、そのうち歌っている人の情報も小出しに出されるんじゃないでしょうか。
http://www.honda.co.jp/Fit/cm/

2004年06月10日

華氏451度を摂氏で云うと?

米WNBCテレビ(電子版)によると、米のSF作家レイ・ブラッドベリ氏は、スウェーデン紙「ダーゲンス・ニュヘテル」とのインタビューで、映画監督マイケル・ムーア氏の新作「華氏911」を、「自著『華氏451度』の題名を断りなくまねた」と非難したという。
 インタビューは先週、同紙に掲載された。ブラッドベリ氏は、「タイトルを盗んで数字だけを変えた」「恐ろしい人間だ」などとムーア氏に憤慨し、「華氏911」の内容は自分の政治的な見解とはまったく相いれない、と語った。法的手段を取るかどうかには触れていないという。
http://www.asahi.com/culture/update/ 0610/006.html

天才作家も耄碌するということでしょうか。その政治的な見解をぜひお伺いしたいものです。

伊集院光選曲 おバ歌謡

タレントの伊集院光(36)が、TBSラジオ「日曜日の秘密基地」(日曜後1・00)の中で紹介してきた“おバ歌謡(歌詞がおバカで笑える歌謡曲)”がCD化される。
 番組で紹介した歌のうち12曲が1枚に収められ、「おバ歌謡」のタイトルで16日に東芝EMIから発売される。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/ kiji/2004/06/05/03.html

『伊集院光選曲 おバ歌謡』
VARIOUS
TOCT-25389 ¥2,000
http://www.toshiba-emi.co.jp/domestic/artists/200406/toct25389.htm

類似商品に較べ、価格に割安感がある。

2004年06月06日

Gin and Tonic

英国屈指のコメディー集団、モンティ・パイソンのメンバーだった故グラハム・チャップマンの生涯を描く映画「Gin and Tonic」の主演俳優を募るオーディションが5日当地で開催され、騎士や女装の木こりといった奇抜な格好の俳優やファン約1000人がタイムズスクエアに集まった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040606-00000124-reu-ent

Gin & Tonic Movie
http://www.ginandtonicmovie.com/

モンティ・パイソンは筒井康隆と並ぶ私のフェイヴァリットです。とはいえその全貌を私はまだ理解(わか)っていないのです。
日本初放送の時は忙しくてごく一部しか見ていません。LDで発売された時も高くて買えませんでした。
いづれ全作品をじっくり堪能したいと思い続けて、この歳になってしまいました。

2004年06月05日

杉田かおる

女優の杉田かおる(39)が歌い、1981年にヒットした「鳥の詩」が、23年ぶりに7月14日にシングル発売されることが3日、分かった。当時のオリジナルのほかに、杉田が新たに録音した「2004バージョン」も収録。日テレ系の名作ドラマ「池中玄太80キロ」の挿入歌として視聴者の涙を誘った名曲を、すっかり“無頼派タレント”となった杉田がどう歌い上げるかにも注目だ。
(中略)
 ◆杉田 かおる(すぎた・かおる)本名・橋本薫。1964年11月27日、東京・新宿区生まれ。39歳。子供のころから劇団に所属し、72年10月放送のドラマ「パパと呼ばないで」のチー坊役で人気を得る。79年のドラマ「3年B組金八先生」では妊娠する中学生を演じ、話題となった。98年にヘアヌード写真集、99年に自伝を発売した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040604-00000024-sph-ent

07sh-1187ユニオン映画制作の一連のドラマは非常に印象に残ってます。のち、仕事として同社作品に関わるようになりましたが、杉田かおると出会う機会はついにありませんでした。
(写真左)シングル「ある晴れた日に」

 

050205_01.jpg ¶postscript―*
1999年4月1日初版 小学館文庫書き下ろし 杉田かおる著『すれっからし』514円+税。
発行当時は人気低調だったせいか、本書はいまだに再版されていないようです。
大人をナメきった典型的な子役だったらしく、その辺の反省の弁が興味深いですね。

(2005年2月5日)

 

2004年06月03日

肉弾相搏つ

 女優の中谷美紀(28)が韓国映画「力道山」(ソン・ヘソン監督)でヒロインを演じることが2日、分かった。中谷が演じるのは力道山が愛した芸者・綾役。せりふはすべて日本語だが、スタッフと通訳なしでコミュニケーションを取れるまで韓国語を勉強。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040603-00000011-sph-ent

ロバート・ホワイティングの本などを見ますと、成功後の力道山は政界や闇社会と深く関わり、自らもある意味、身を持ち崩すような部分があったようですね。この映画ではそのあたりをどう描くのでしょうか?

日本で映画館にレスリングのシャシンがかかるようになったのは昭和29(1954)年あたりでしょうか。
この年、次のような記録映画と劇映画が上映されております。
驚くべきことには私の邦画ベスト1である『女の園』の併映作品がなんとプロレス映画でした。

松竹   『日米プロレス世界選手権・肉弾相搏つ』 出演:力道山、シャープ兄弟、ダッグ・チームレスリング
      『太平洋岸選手権・続肉弾相搏つ』 出演:ハンス・シュナベル、ルウ・ニューマン
      『力道山大いに怒る』 出演:力道山、遠藤幸吉、沖識名、ハンス・シュナベル
      『力道山逆襲す』 出演:力道山、駿河海、ハンス・シュナベル、ルウ・ニューマン
      『世界女子プロレスリング・紅の激闘』 出演:ミルドレッド・マーク、メイヤング、グロリアほか
      『プロレス日本選手権・力道山に挑む木村』 出演:力道山、木村政彦
新東宝 『レスリングチャンピオン・日本の虎』 主演:二本柳寛、長谷川裕見子、中山昭二
      『力道山の鉄腕巨人』 主演:力道山、小畑やすし、松島トモ子、柳家金語楼

カリプソとロックンロールの出会い

昨日、TXで『ビートルジュース BEETLEJUICE』をやっておりました。
たまたまある場所でそのラストシーンを見て、長年の思い違いに羽田孜!と気づいたのでした。
それはラストの音楽=ハリー・ベラフォンテ Harry Belafonteのジャンプ・イン・ライン(シェイク・シェイク・セニョーラ)Jump In Line (Shake, Shake Senora) についてで、それを私はずーっと、ナット・キング・コール Nat King Coleの1957年のヒット『When Rock 'n' Roll Come To Trinidad』と勘違いしていたのでした。
ナット・キング・コールの同曲はいまだ聞いたことがなく、私にとっては幻の曲だったのです。

2004年06月02日

三代目襲名

レコード会社「日本コロムビア」(当時)の看板歌手として昭和27年に登場した「コロムビア・ローズ」。その“三代目”がシングル「出航五分前」(コロムビア、23日発売)でデビューすることになり、“後見人”の女優、泉ピン子に付き添われお披露目された。
 三代目コロムビア・ローズ(21)=本名・野村美菜=は、仙台育ちで、「目標は『紅白』。まずは顔と名前をみなさんに知ってほしい」と初々しくあいさつ。
(中略)
 コロムビア・ローズは27年デビューの初代、37年の二代目が活躍した。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_06/ g2004060209.html

この会社のズレ方はhipだ!

2004年06月01日

カヴァー&トリビュート

040601_01.jpgあおい書店四谷店にて
(株)音楽出版社刊『カヴァー&トリビュート A級傑盤セレクト100』1400円+税
を購入しました。「資料買い」です。
ローカル盤の時代ならいざ知らず、現代においてカバーやトリビュートという形で商品化する意味というのはあまりないのではないか、と思っております。

カバーといえば、メロン記念日が、あの「ぎーらぎーら」の『涙の太陽』をカバーしてますね。けっきょくエレキのあの時代だからこそ生まれたという歌の「出自」「器質」を全て洗い流して、いかに賑やかに粉飾しても訴えるところが少ない気がするのですが、あなたはどう感じますかね?

ちょうど今、CX『めざましテレビ』を見ながら書いております。テーマ曲は『手のひらを太陽に』。
このテイクの、「とぅぇーのひらうぉー、とぅぁいようぬぅぃーー」の部分に代表されるような歌い方。
サザンの桑田あたりを嚆矢とする「唱法」なワケですが、あれは私はいまだにダメです。
私が“現代”と折り合いが悪い・そりが合わない、というこれもひとつの事例ではあります。
こういうことって、数え上げたらきりがありません(笑)。