西ドイツ録音だよピーナッツ!
新宿のHMVで久しぶりに散在してしまいました。
SOUVENIRS AUS TOKIO/DIE PEANUTS(輸入盤)2999円+税。
西ドイツ時代から内外のオールディーズを復刻し続けているドイツのベア・ファミリー・レコードが2003年に出したドイツ録音の「ザ・ピーナッツ」集です。こういうのはここで遭遇(おう)たが百年目、何も考えずに即、買いですね。
ブレンダ・リーも当時、自分のヒット曲のドイツ語版を大量に録音しております。西側からの音楽の援助物資というところでしょうが、それとはまた別に、世界的な人気歌手が自身のヒット曲の各国語版を出すのが流行っていた、そういう時代でもありました。
ピーナッツのドイツ語ってどんな感じでしょう。聞くのが楽しみです。
「ハッピー・ヨコハマ」「ナガサキ・ボーイ」「フジヤマ・ムーン」といった曲名が、一生日本に行くことも無いであろう当時のドイツ人の、そのエキゾチズムをいたく刺激したことは想像に難くありません。
フィルズ・スペクトル フィル・スペクターの時代(P-VINE)2500円+税。
輸入したCDの現物に日本語の解説パンフをセットしたスタイルです。日本盤を作るよりもずっと安上がりなんでしょうね。買う側としては別に問題はありません。
内容はタイトルどおり、「ウォール・オブ・サウンド」を取り入れた楽曲のオムニバスとなっています。
ビーチ・ボーイズ、シュープリームス、ライチャス・ブラザース、ウォーカー・ブラザース、ソニー&シェール、ジーン・ピットニーといったおなじみのほかに、聞いたこともないようなクレジットがあったりして、買わずにゃおれんッてカンジです。スペクターが関与していない作品ばかりなところがミソですね。大瀧詠一は入っておりません。ザムネンッ
LOVE/伊東ゆかりとグリーンジンジャー(VIVID SOUND)2600円+税。
そろそろ店頭在庫がなくなりそうなので買っておきました。1971年の録音。
ご本人にとっては公私共に激動の時代であったはずですが、なんとすばらしい出来でしょうか。
伊集加代子がバックシンガーとして参加しているようです。そういえば前々から気になっているのですがウチのマンションに伊集加代という方が住んでおります。同一人物でしょうか? なんかドキドキします。
朝丘雪路 ゴールデン☆ベスト 筒美京平を歌う(ソニー)1886円+税。
次の東芝盤と共同企画のようです。キャリアからするとこちらがVol.2になるべきなのですが・・・。
「雨がやんだら」「お別れしましょう」のヒットのほかに「ブルー・ライト・ヨコハマ」「何があなたをそうさせた」「グッバイ・マイ・ラブ」(アン・ルイスではなく岡崎広志)といった他の人のヒット曲も入っております。
CBSソニー時代、大信田礼子という色っぽい歌手(女優)がいたために、かえって朝丘さんの企画は過激に走ることなく踏みとどまって、品格をキープした形となりました。ご本人もこのころはむしろ三枚目を楽しんで演じておられたようです。
朝丘雪路 ゴールデン☆ベスト Vol.2(東芝)1886円+税。
こちらはソニー以前の東芝時代の録音から、オシャレなフンイキのものをチョイスしています。オリジナルのヒット曲はあえて除いてあるようです。店頭では確認できませんでしたが、あるいは東芝でのベスト盤がVol.1として別個にあるのかもしれません。
いづれにせよ東芝での録音はかなりの量ですから、何パターンかアンソロジーが編めるのではないかと思います。
https://pointex.biz/eiji/blog/mt/archives/2004/04/18235332.htmlへ続く・・・