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2004年03月30日

黒い画集・証言

040330_01.jpg松本清張の『黒い画集・証言』(写真左=1959年12月光文社刊・初版)が東山紀之主演でドラマ化され、先日放映されました。
この原作は、東宝『黒い画集・あるサラリーマンの証言』、テレビ朝日『松本清張の証言・私の愛人』と2度、映像化されています。そのほかにあるかどうかは私は知りません。
小心者の男が保身のためについた小さなウソ。そのウソが崩れそうになり、さらにウソをつくはめに。
それが取り返しのつかない事態を引き起こし、やがて男は地位も家庭も失う……。
もうひとつの柱は刑事の執拗な“追及”。この刑事がいいんですよ。東宝作品では西村晃。主人公の小林桂樹をネチネチと追い詰めていき、「あの時も映画、今度も映画、あなたはいつも映画を見ておられる!」と皮肉たっぷりになぶるサディスティックな取調べシーン。
こういう責め場の快感は浄瑠璃や歌舞伎にも見られるものですね。
今回のドラマ化ではショーケン。現代の話としてはそれでいいのかもしれません。

2004年03月24日

プレスリー家

「ロックンロールの王様」として世界中を沸かせた米歌手、故エルビス・プレスリーのルーツが、実は英スコットランドの小さな村だったとの調査結果がこのほど明らかにされた。
 調査したのはスコットランド在住の作家アラン・モーリソンさん(61)。約6年かけてエルビスの家系を追跡したところ、先祖に当たるアンドルー・プレスリーさんが1745年、スコットランドから米ノースカロライナ州に移住していたことが判明した。
 さらに、アンドルーさんの両親が1713年、スコットランドのアバディーンシャーにある村ロンメイで結婚していた事実を示す記録も見つかった。
http://www.asahi.com/culture/update/0324/002.html

プレスリーというのは珍しいファミリー・ネームなのでしょうか。
ミュージシャンのエルヴィス・コステロ、英国生まれの俳優ケリー・エルヴィスなどは有名ですが、(娘のリサ・マリー・プレスリーは別として)、本名でも芸名でもともかく姓がプレスリーの有名人というのはなかなか見つかりませんね。

2004年03月20日

着うた

伊藤忠商事は、au(KDDI)の携帯電話向けに70〜80年代などのヒット曲やフォークソングなどの音楽配信事業「タイムスリップ音楽館」を始めた。対象は、動画メールのやりとりができる第3世代携帯で、着信音「着うた」として設定することもできる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040321-00000019-mai-bus_all

着うたって、オリジナル音源そのものを使うわけでしょ?
いやー、ちょっとなぁ、満員電車の中で突然、神楽坂はん子ねえさんの『こんな私じゃなかったに』が轟きわたったら、ちょっとマズいもんなぁ・・・

24日にリニューアルするアサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」は、原料から甘味料などの人工物を排し、果実を始めとする天然由来成分に切り替える。飲みやすさを左右する水の「硬度」も、工場ごとの微妙なばらつきを抑え、爽快(そうかい)感と味を引き出すように統一した。
 初代は、1884年に売り出された、炭酸を含んだ鉱泉水「三ツ矢印平野(ひらの)水」。1907年に、ほぼ現在の味になった。飲みやすさやさわやかさといった伝統は守りつつ、甘さを抑えるなどの細かな工夫を重ねてきたが、今回は「健康」を前面に打ち出して購買層の拡大をはかる。
 一方のカルピスは、水などで薄めて飲む原液タイプの基本商品を今週から一新。甘さを抑えて後味のさっぱり感を強め、「カロリーが気になる人にも手にとってもらいやすくした」という。容器には伝統である水玉模様をよりくっきりさせ、1919年の発売から85周年のシンボルマークを入れ、「世代を超えて飲みつがれてきた」実績をアピールする。
http://www.asahi.com/business/update/ 0320/012.html

安全なものを飲ませてクダサイ。それ以外望みまセン。

2004年03月19日

大満洲帝国の亡霊

「満州国」のラジオ、録音盤2200枚を吉林省で発見

 太平洋戦争中、「満州国」の首都・新京(現・長春)の放送局で録音されたラジオ番組の録音盤約2200枚が中国・吉林省の公文書館に保存されていることが、NHK職員によって確認された。 http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20040318i305.htm

いまさらそんなものを出されては困る人々が、まだまだご健在ですヨ。

2004年03月17日

The Great Escape

 脱走不可能といわれたナチス・ドイツの捕虜収容所を脱走し、スティーブ・マックイーン主演映画「大脱走」のモデルともなった連合軍の元兵士らが今週、ロンドンに集まり、60年前の大冒険を振り返った。
 1944年3月のある月のない夜、捕虜の連合軍兵士ら76人はトンネル「ハリー」を通って、ポーランドのルフト第三収容所を脱走した。
 そのうちの一人、ジミー・ジェームスさんは、自由を目前にトンネルで待機していた時の興奮を今でもはっきりと覚えているという。
 ジェームスさんは、ロンドンの帝国戦争博物館で記者団に対し「脱走作戦が成功したことに対する驚きとともに、恐怖の入り混じった極度の緊張を感じた。とても興奮していたと思う」と語った。
 一方、79番目の脱走者となるはずだったケン・リースさんは「トンネルの出口まであと少しというところで銃声を聞いた」と話した。リースさんはあわてて引き返し、その後、独房「クーラー」に入れられた。映画の中でマックイーンが壁に向かってキャッチボールをしていたあの独房だ。
(中略)
この史実を追ったドキュメンタリー「The Great Escape: Revealed」は17日、英国のテレビ局チャンネル5で放映される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040317-00000845-reu-ent

戦争映画なのに見た後、これほど爽快感に包まれる作品も少ないのでは?
主演のマックィーンほか、脇役、端役にいたるまで、みなさん実に印象的な演技をしてました。
音楽もすばらしい。
折りしもサッポロが発泡酒『麦100%生搾り』のCMでこの音楽を使用しております。偶然ですが私は今さっきこの発泡酒を飲みました。これも、縁かいな、というところです。

口笛をフューチャーしたヒット曲

040316_03.jpgタカラの『ザ・昭和テレビジョン』にも心動かされましたが、今度はバンダイが味な商品を発売しました。
名づけて『8(エイト)盤レコード』(写真右=パンフレット)。
直径8cmの専用アナログ盤を専用プレイヤーで再生するという、よくぞ出したナという商品。開発費にカネをかけた割りには売れねぇんじゃないか、という気がいたします。
ダイジョウブなのでしょうか。
040316_04.jpgパンフレットによりますと、オールディーズも5月には16タイトル出るそうです。(写真左)
まーなんでしょうかねー・・・

その16タイトル中に『青春の光と影』が入っているようですね。そういえば最近、JT(タバコ産業)のCMでザ・シンガーズ・アンリミテッド風の『青春の光と影』が流れております。
あの時代、私自身の青春の、まさに光と影が目くるめく錯綜した、確かに私の生きていた時間があったのでした。

あ、三井住友銀行が『いつまでもいつまでも』を新録でCMに使ってますね。今、テレビでやってました。
CMでは使われてませんが、口笛が入ると、いかにも“青春”って感じがします。
口笛が入る楽曲って、けっこうあるみたいですね。
すぐに頭に浮かぶだけでも、、、

いつまでもいつまでも/ザ・サベージ
上を向いて歩こう/坂本九
風/はしだのりひことシューベルツ
風船/ミッキー・カーチスとサムライ
口笛吹けば/小坂一也
悲しき口笛/美空ひばり
口笛の聞こえる波止場/美空ひばり
ブルースを歌おう/ガイ・ミッチェル Singing The Blues / Guy Mitchell
雨に歩けば/ジョニー・レイ Just Walking In The Rain / Johnnie Ray
みんななかよし(作詞:北川幸比古、作曲:桑原研郎/NHK教育テレビ番組〔1962〜85〕のテーマ)
クワイ河マーチからボギー大佐/ミッチ・ミラー・オーケストラ The River Kwai March; Colonel Bogey / Mitch Miller and His Orchestra
口笛ジャック/ザ・カーナビー・ストリート・セット I Was Kaiser Bill's Batman / The Carnaby Street Set
口笛ジャック/口笛ジャック Whistling Jack Smith
  ※競作盤。日本ではザ・カーナビーツがカバー。
マティルダ/ハリー・ベラフォンテ Matilda / Harry Belafonte
ドック・オヴ・ベイ/オーティス・レディング The Dock Of The Bay / Otis Redding
ショート・ファット・ファニー/ラリー・ウィリアムス Shot Fat Fannie / Larry Williams
口笛で恋しよう/(レ・シフレ・デ・コパン)/シェイラ Le Sifflet Des Copains / Sheila
ジェラス・ガイ/ジョン・レノン Jealous Guy / John Lennon
マイク・オールウェイズ・ダイアリー/カヒミ・カリィ meke alway's dialy / kahimi karie

口笛を表現した楽曲では
口笛吹きと犬/スタンリー・ブラックほか録音者多数 Whistler and His Dog
が有名ですね。
この曲はなんとあの寺内タケシとブルージーンズがアルバム『レッツ・ゴー・エレキ交響曲』で取り上げています。津軽三味線からクラシックまで、何でもやりますねあの人は。
スーザ・バンドの「伝説的トロンボーン奏者」だったという作者アーサー・プライアー自身の演奏はあるのでしょうか?

灰田勝彦の『アルプスの牧場』では♪口笛吹けば…という歌詞が出てきますが、ハワイアン・ヨーデルばかりで口笛は出てきません。

口笛をフューチャーしたヒット曲、
あと何がありましたっけ?
一昔前に『詩少年』という口笛を吹くグループがいたように記憶してますが、けっきょく音は聞かずじまいでした。


◇    ◇    ◇

¶postscript―*

 口笛が入っているかどうか気になって、かまやつひろし「どうにかなるさ」の元歌=ハンク・ウイリアムス「ロンサム・ホイッスル」を聞きなおしたのですが、やっぱり入ってませんでした。
(2004年5月9日)

¶postscript―*

LaLa口笛吹いて行こう/BON-BON BLANCO
フジテレビ「めざましテレビ」5月度テーマ曲「手のひらを太陽に」を歌ったグループの8枚目シングル(2004年9月1日発売)。曲中に口笛が入っているかどうかは未確認。
(2004年8月26日)

¶postscript―*

トルコのイスタンブールから東へ約1500キロにあるクシュ・キョイ(トルコ語で鳥の村の意)では、口笛で会話する人々がおります。
アルプスの羊飼いがヨーデルで数キロ離れた場所の仲間と会話するのと同じで、彼らもまた牧羊を移動するときに用いるのだそうです。
(2006年8月18日)

2004年03月16日

ら・あさくさ

040316_01.jpg浅草公会堂の「スターの広場」です。
http://www.taitocity.net/taito/koukaidou/annai.html
サンバ・カーニバルといい、スターの手形といい、どうも発想にオリジナリティーが感じられぬとこが、いかにも浅草の実相を反映しているような気がしました。
そこがまたいいとこなんでしょうけど。
040316_02.jpg写真左は美空ひばりの手形。
ほかの人のより一回り小さいので、逆に目立ってます。スケールの大きい人なのに手のひらは小さかったんですね。

二枚目さん? イーエ、あっしゃとんだ三枚目、てへへへ

 表参道駅から浅草駅まで地下鉄に乗りました。
 銀座線ですと一直線ですが、今回は半蔵門線に乗り、三越前駅で銀座線に乗り継いでいくというコースにしました。片道230円です。
 三越前駅で、ちゃんとオレンジ色の乗り継ぎ専用の自動改札を出て、地下通路を長いこと歩きました。
 銀座線三越前駅で自動改札を通ろうとしたら、なんとバタッと扉が閉まって、入れないではありませんか。違う改札で試しても同じです。
 私は頭にきて、切符を引きちぎり、おもいっきり踏んづけてやりました。
むふ、、、むぐううううううぅううう〜〜!!!  コニャロ!コニャロ!コニャロ!

 そのあと、160円出して新たに切符を買うハメに。とほほ。


 浅草へついて野暮用をひとつ片付けてから、久しぶりに浅草の町をぶらつくことにしました。
 ROXのあたりがまたまたきれいになって、ずいぶんと昔と違います。
 宮田レコード新仲見世店で、探していたマイナーな演歌のCDを買うつもりでしたがあいにくと休み。
 本店へ行くと店員の若い衆がおらず、老店主が店番をしておりました。
 5、6年ぶりくらいでしょうか。以前と違ってなにか店内が広く感じられます。
 中古レコードが減り、新品のシングルCDが並んだせいでしょうか・・・。
coca11784.jpg ドーナツ盤4枚と、CDシングル『なぁ…友よ/坂上二郎』(写真左)、そしてCD『トミー藤山/カントリー・ヒット』(写真右下)を買いました。
 宮田レコードで驚くことは中古レコードのジャケットに直接、価格シールを貼り付けていることです。きれいに剥がすのにベンジンが必要でした。まぁ昔は値段を書いた紙をホッチキスでジャケットに止めていた中古レコード屋もありましたから、それに較べりゃマシなのかもしれませんけど・・・。
coca11784.jpg 二郎サンの曲、これは名曲ですね。『なぁ…友よ』は『誰か故郷を思はざる』や『緑の地平線』の曲調で、実に気持ちよく、また丁寧に歌ってます。ギリギリのところで抑えてやりすぎてないところがミソです。カップリング曲『昔なじみ』はコロムビア時代の岡晴夫、特に『逢いたかったぜ』あたりを髣髴とさせる渋さ。こちらも捨てがたい魅力があります。2000年4月のリリース。当時たしか1、2度、テレビで歌ってるところを見ていることを思いだしました。
 トミー藤山は女性でウエスタン・ヨーデルをやる珍しい人でした。そろそろ店頭在庫がなくなりそうなので、たまたまこの店にあったのを買うことにしました。マーク・ダイニングの『ティーン・エンジェル』を歌ってたりするんですよね。『ヘイ・グッド・ルッキン』のローカル盤発売時の邦題が『二枚目さん』だった、というのには笑っちゃいました。

2004年03月15日

002 どこかでだれかに

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シングル「どこかでだれかに」 作詞:大橋巨泉、作曲:杉原 淳、編曲:渋谷 毅、歌:木元 泉、コーラス:大橋巨泉とザ・サラブレッズ。
 日本ビクターから発売されていた頃のフィリップス盤でリリースは1970(昭和45)年7月。私が中古盤として入手したのはその数年後でした。
 木元 泉については、ポリドール音源の『風の子ジョニー』(きもといづみ名義)が収録されたCD『ソフトロック・ドライヴィン スノー・ドルフィン・サンバ』のライナーでつぶさに、
 演奏・コーラスの大橋巨泉とザ・サラブレッズについては、東芝(EXPRESS)音源の『都会をあとに』が収録されたCD『ソフトロック・ドライヴィン 恋人中心世界』のライナーに粗々述べられておりますので、機会があればぜひそちらをご参照いただきたいと思います。
 ポリドールにおける きもといづみ(木元 泉)のシングル盤は、
DR-1642 『風の子ジョニー』『笑わないでね』 1971(昭和46)年11月発売
DR-1697 『オレンジ色の夢』『神話』       1972(昭和47)年 8月発売
 の2枚だけのようです。
 『風の子ジョニー』は由紀さおりの『初恋の丘』と酷似しているため、あたしゃ同じ歌かと思ったくらいです。実はレコード会社こそ違え両方とも渋谷毅の作曲・編曲で、発売も同年同月。こりゃ一種の自己模倣というべきですかね。そういえば木元 泉と由紀さおりは声質まで似ています。
 あ、そうそう、翌72年6月に出た麻丘めぐみ『芽ばえ』もほとんど同系統のムードですけど、こっちは筒美京平の作品でした。

 さて、今回採りあげた『どこかでだれかに』はその木元泉のデビュー・シングル『お願いがあるの』のB面曲で、A・B面ともに木元が歌っております。
 個人的にはこのB面曲にベタ惚れでして、かつて私のラジオ番組『SONO-COLOアワー』でも昭和元禄を代表する曲のひとつとして取り上げたことがありました。
 本格的な歌謡ボサノバで、小品ながら実によくあの時代の都会の空気を封じ込めています。パパパヤのスキャット、ココンコンコンのリズムショット、……まぁ悲しきチェンバロの調べこそありませんが、60年代の掉尾を飾る万博の年(1970年)の、更けゆく東京は南青山あたりのリッチな高揚感が横溢していて、私のように音楽で〃60年代三昧〃をする人間には、実に珍重すべき逸品なのです。
 せっかくですから、ジャケット裏のライナーノーツ(筆者不明)とメンバー紹介を転載しておきましょう。

 大橋巨泉のもとに集った音楽界のサラブレッド……ザ・サラブレッズがレコード界にデピューします。
 大橋巨泉とザ・サラブレッズは、TV番組(11PM、巨泉にまかせろ等)で既に皆様に御馴染ですが、パンドの紅一点・木元泉の唄を中心にして、まとまったクールなサウンドはヤングエイジからオールルドエイジに至る迄非常に巾広いファンの支持を受けておりレコードの発売が長い間待たれておりました。
★「お願いがあるの」は非常に甘い夢のある曲で恋する女性の美しい感情がよく表現されていますが、それもそのはずTVラジオ等の司会で大活躍の一谷伸江が大恋愛中に満ち足りた気持を何とか表わしたいと云う純粋な乙女心から書いた詩をもとにして作られたものだからです。その上一谷伸江の旦那さんである大柿隆一が編曲を担当・アツアツムードの二人による作品なので甘い曲に仕上がるのも当然の事かもしれません。
★「どこかでだれかに」は、大橋巨泉が作詞したもので、ボサノバの軽快なリズムに乗せて、スキャトが印象的なザ・サラブレッズならではの爽やかな曲です。
★メンバー紹介
■木元泉(ヴォ一カル)
  昭和24年3月8日生
  広島市立鈴峰女子短期大学外国学部卒
  趣味 絵を画く事 星を見る事
■大橋巨泉(コーラス)
  昭和5年3月22日生
■杉原淳(テナーサックス)
 昭和11年8月6日生
  東京教育大学 理工学部 卒
■根市タカオ(ベース)
  昭和10年5月1日生
  慶応大学経済学部 卒
■池貝まさとし(ドラム)
  昭和12年3月27日生
  成城大学 経済学部 卒
■中島一郎(ピアノ)
 昭和14年5月15日生
  横浜国立大学 学芸学部 卒

シングル「おれは天下の百面相」
 大橋巨泉自身が歌っているこんな歌もありました。
 フジテレビ『巨泉のスター百面相』主題歌『おれは天下の百面相』。B面は『こりゃまたみなさん百面相』。どちらも作詞:井上ひさし、作曲:筒美京平。1969年の発売です。
(2002年9月26日)

 

 ¶postscript―*
 『どこかでだれかに』は2002年10月に発売されたオムニバス・アルバム『JAPANESE BOSSA NOVA 今宵歌わん』に収録されました。
(2002年12月15日)

2004年03月11日

カリプソとドドンパ

cbsa82083.jpgレコファン渋谷BEAM店にて、中古シングル『想い出のサンバーナディーノ』(写真左)を買いました。750円+税。
『イエロー・リバー』の一発屋クリスティーのセカンドシングルです。
当時『イエロー・リバー』は買ってましたが、これは知りませんでしたねー。ちょっとレアです。

レコファンのレゲエ・コーナーに、トロージャンがリリースしたオムニバス3枚組が何種類もおいてあり、買おうかどうか大いに迷いました。けっきょく買いませんでしたけどね。
曲目に『ファット・マン』というのがあり、ココロ揺さぶられました。ファッツ・ドミノの名曲をスカにしたらしいのです。そのうち買っちゃうと思われます。

vicl61210.jpg渋谷HMVにて、以下の2枚を購入。
浜村美智子のベスト盤CD『カリプソ娘』(写真右)。
1970年代、この人のSP盤を何枚か購入しています。歌や演技はご愛嬌で、やはりモデルと称すべき人でした。

coca15626.jpg氷川きよしのシングルCD『きよしのドドンパ』(写真左)。
『ひばりのドドンパ』をベースにした楽曲。
ドドンパがはやったのは1961(昭和36)年。この人のご両親は生まれていたのでしょうか?

2004年03月07日

キャリー・オン

逮捕:米バンドCSN&YのD・クロスビー マリフアナ所持で

 AP通信によると、人気バンド、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)などのメンバーとして活躍したロック歌手デービッド・クロスビー容疑者(62)が6日、ニューヨーク・マンハッタンのホテルで、マリフアナや短銃などの不法所持の容疑で逮捕された。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/ 20040308k0000m040031000c.html

マリファナと短銃を持っている人間は全米にゴマンといるはずで、そうした現状においては「運が悪かった」というべきでしょう。それにしてもマリファナとピストル、持っていてどちらが罪が重いのでしょうか?

2004年03月05日

夢見るツィッギー

1960年代のミニスカートブームの火付け役で、日本中の若者を魅了したツイギーさんが4日、東京都内で、自身の名前が付いたファッションブランドの発表会に姿を見せた。17歳で初来日して以来、仕事では37年ぶりの来日という。
http://www.sankei.co.jp/news/040304/bun072.htm

宮益坂を上りきったところにマリークヮント コスメチックス ジャパンのショップがあり、その前を通るときは、ツィッギーのことが脳裏をかすめます。
往時、まさに小枝のような足で、日本を通り過ぎていった外人でした。
per0001.jpgそれ以来、いろんな外人が日本で人気となって金を稼いでいきましたっけ。
写真右は何年か前に買ったこの人の日本盤CD。昔の録音です。
1970年代の中ごろ、この人のヒット曲『夢見るツィッギー(ビューティフル・ドリームス)』と、レモンレモンズによるそのカヴァーのシングル(1967年)をそれぞれ買っております。
映画『ボーイ・フレンド』たしか1度は見ていると思うのですが、内容を思い出せません。
初来日が17歳、今、54歳だそうです。