風を感じていた7年間
閉館した万博記念公園の「国立国際美術館」=18日、大阪府吹田市
大阪府吹田市の万博記念公園内にある「国立国際美術館」が18日、閉館した。老朽化や地下の湿気が作品保管に向かないことが理由で、今年9月には解体工事が始まる。1970年に開催された日本万国博覧会で造られた建物がまたひとつ姿を消す。
同館を設計した建築家、川崎清さん(71)による「美術館建築とその周辺」が最後の特別展。最終日も多くのファンが訪れ、建物の前で記念写真を撮るなどして別れを惜しんだ。
同館はピカソの「道化役者と子供」など約5000点を所蔵。今年11月には大阪市北区中之島に移転し、完全地下型の美術館として生まれ変わる。
http://www.sankei.co.jp/news/040118/ 0118sha060.htm
私は千里万博に行っております。東京オリンピックから万博までの7年間に、私という人間が凝縮されております。私を「昭和の子供」というのはあまり正確ではありません。過不足無く申し上げれば、あの7年間にこそ生きた人間だったのです。