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2004年01月30日

これまでの消失投稿をまとめて振り返る

旧臘、サーバの事故により、それまでの記事を全て消失してしまいました。
Internet Archive: Wayback Machine
http://www.archive.org/
にほんのわずかだけ、痕跡がありました。残りは全滅です。それでも掲載写真だけはローカルに残っていたので、それをネタに、昨年の消えた投稿をここでまとめておきたいと思います。

◆一瞬にして四万齣消失! [ 昔の名前で出ています ]

ケネディ暗殺から40年 未公開写真集が話題に

 01年5月に71歳で死去したロウ氏は、大統領とケネディ一族を撮影したフィルム計約1200本分(約4万こま)をニューヨークの世界貿易センタービルにあった銀行の地下金庫に保管していた。だが、同時テロでビルは倒壊、フィルムも灰に。
http://www.sankei.co.jp/news/031119/1119kok066.htm

Book Review 
Posted By eiji Posted At 04:32 AM, November 20, 2003


◆美樹克彦デビュー50年 [ Diary ]
今朝の日本テレビ『ザ!情報ツウ』で、「美樹克彦デビュー50年 長男7歳と初共演!」という話題をやってました。
5歳でデビュー、目方誠から美樹克彦へ、そして作曲家デビュー……。
気になったのは、歌っているシーンの曲名スーパーが『Inner Trip〜心の旅路〜』とあったこと。「心の旅路」といえば、トレイドウインズ「MIND EXCURSION」、いやそっちではありません。Inner Trip(インナー・トリップ)といえば霊友会。すると美樹克彦は……? 分かりませんけど可能性は高そうですね。
Posted By eiji Posted At 09:26 AM, November 25, 2003


gimme.jpg ◆『シビレさせたのは誰』のカヴァーはなるべく買うようにしておりましたところ、ネットでギミギミズのこのCD(写真左)の存在を知り、さっそく買いに行ったのでした。
 このアルバムではディラン、ビーチボーイズ、ビートルズなど60年代のヒット曲をリプレイしておりまして、私はなかなか好感が持てました。


Blow In The Wind / Me First And The Gimme Gimmes (2001)
Originally dubbed "Cocaine On A Breezy Day", this third record really displays how far Me First and the Gimme Gimmes have come with their songwriting.
This time around the Gimmes butcher the hits of the 60's, so turn on, tune in, and rock out to Blow In The Wind!
  01 Blowin' In The Wind
  02 Sloop John B.
  03 Wild World
  04 Who Put The Bomp
  05 Elenor
  06 My Boyfriend's Back
  07 All My Loving
  08 Stand By Your Man
  09 San Francisco
  10 I Only Want To Be With You
  11 Runaway
  12 Will You Still Love Me Tomorrow
  13 Different Drum

031128_2.jpg そしてこちらはカートゥーンズの2in1CD(写真右)。
『シビレさせたのは誰』のほか『ウィッチ・ドクター』『サンタが町にやってきた』なんかを演ってます。
ガレージパンク風のギミギミズとまったく異なり、オールディーズをテクノサウンドで、それも子供が喜びそうなPOPなテイストで料理しております。


ici_tokyo.jpg ◆海外のサイト
http://xxlplan.ovh.net/~bondage/2.5/index.php
で見つけたV/AコンピレーションCD(写真左)。
 『ICI TOKYO』というくらいで日本のアーチストを集めております。
 サンディの『上を向いて歩こう』が入ってますね。
 サイトを見たらまだ販売中だったので、ついさっき注文しちゃいました。

Compilation
Ici Tokyo
Prix promo : 7 Euros au lieu de 14 Euros
Découvrez dans cette compilation Bond Age étonnante l'Asia Mix=Culture
un nouvel esprit musical issu du mix de la culture musicale asiatique avec celle du reste du monde.
+ Un livret 32 Pages Couleur (100 % japanese street culture)
+ Une partie CD-ROM (Mac/Pc) video inedites, cours, manga...
  01- Tokyo Champloo - Nanyodoya_mp3
  02- Compilation - Jun Miyake - Eastern Twins
  03- Compilation - Wakai Bon - Reggae Kawachi Ond
  04- Compilation - Demi Semi Quaver - Love Maniac
  05- Compilation - Kakashi - Kukupin
  06- Compilation - Jun Miyake - Third Eye
  07- Compilation - Tokyo Champloo - Pore pare hek
  08- Compilation - Sandii - Sukiyaki
  09- Compilation - Haruomi Hosono - Angkor Wat
  10- Compilation - Goddess in the Morning - Flowe
war_is_over.gif  11- Compilation - Keisuke Sakurai - cease my lov
  12- Compilation - Tokyo Cult House - Oriental Wo


 ◆フィル・オークスだったら、9・11やイラク戦争について、どう歌っていたでしょうか?
 アメリカ人はすっかり変わってしまいましたねぇ。
 上がアホだと下もアホになるんでしょうか。

The War Is Over: The Best Of Phil Ochs(写真右上)
http://www.cs.pdx.edu/~trent/ochs/war-is-over.html

The War Is Over : The Best Of Phil Ochs
Producer
Larry Marks, Van Dyke Parks, Lee Housekeeper
Releases
Date Label Number Country Format Comments
---- ----- ------ ------- ------ --------
1988 A&M USA CD
  Tape From California (6:46)
  Flower Lady (6:03)
  Half A Century High (2:50)
  The Scorpion Departs but Never Returns (4:14)
  The War Is Over (4:22)
  One-Way Ticket Home (2:35)
  Rehearsals for Retirement (4:11)
  Chords Of Fame (3:30)
  Gas Station Women (3:29)
  Outside Of Small Circle Of Friends (3:41)
  Pleasures of the Harbor (8:07)
  Kansas City Bomber (2:27)
  White Boots Marching In A Yellow Land (3:31)
  Jim Dean Of Indiana (5:01)
  No More Songs (4:15)
  I Ain't Marchin' Anymore (4:31) Live version, There and Now - Live in Vancouver 1968 contains the remainder of the concert.

All things Phil: Phil Ochs on the Web
http://philochs.pitas.com/


oriental.jpg ◆懐かしの『オリエンタルカレー』。
 そのレトルト復刻版(写真左)です。
 食べてみたら、甘くてどーにもイケません。
onetouch.jpg

 お子ちゃま向きですね。
 かわってこちらはグリコ『ワンタッチカレー』(写真右)。
 このパッケージ、この顔、懐かしいなァ。
 こっちも食べましたが、いやー、どーすかね……


natumero.jpg ◆ブルボンのCD付菓子『懐メロクッキー』(写真左)が2003年4月22日からローソンで発売になりました。
一番近い店に行ったら店長以下全員、「聞いたこともない」なんて返事。
大の大人が「お菓子、お菓子」というのもヘンなので、もう一軒のローソンへ行ったらありました。全9タイトル。


  (1)夢の途中
  (2)グッド・ナイト・ベイビー/ザ・キングトーンズ
  (3)また逢う日まで/尾崎紀世彦
  (4)ラブ・イズ・オーバー/欧陽菲菲
  (5)ダンシング・オールナイト
  (6)ひとり寝の子守唄/加藤登紀子
  (7)ロマンティックが止まらない
  (8)さらば青春/小椋 佳
  (9)花/喜納昌吉&チャンプルーズ
私が買わなかったのは1、5、7。
9はわりと新しい曲ですが嫌いじゃないので買いました。

031105_01.jpg このあと、グリコ『タイムスリップチョコ』、ブルボンの『J'sポップスの巨人たち』(写真右)にもついつい手を伸ばしてしまいましたが、『タイムスリップチョコ』は中身が判らず、欲しくなかった『セクシャルバイオレットNo1』が出てきてちょっとゲンナリ、中身の判る『J'sポップスの巨人たち』では、
  ジョニイへの伝言、五番街のマリーへ/ペドロ&カプリシャス
  17才、潮風のメロディ/南沙織
  風/はしだのりひことシューベルツ、花嫁/はしだのりひことクライマックス
 を選びました。


hokoritakaki.jpg ◆昨年(2003年)、私の邦画ベスト1である『誇り高き挑戦』がようやくDVD化されました(写真左)。
世間的にはマイナーな作品なので、今回買っておかないと、もう生涯、お目にかかれないかもしれません。ホントーです。

『誇り高き挑戦』
品番 : DSTD-2188
定価 : 4,500円
発売日 : '03/05/21
発売・販売元 : 東映
監督 : 深作欣二
出演 : 鶴田浩二、丹波哲郎、梅宮辰夫、大空真弓、中原ひとみ、小沢栄太郎
製作年 : 1962
映像特典 : フォト・ギャラリー/予告編


kinjito.jpg ◆ベテラン演歌歌手・尾崎一夫さん。2002年で芸能生活なんと40周年の節目を迎えられたとのこと。
 レコードデビューは石原裕次郎や歌手時代のジェームス・三木、かまやつヒロシらが所属していたテイチクで、そのテイチク時代の吹き込みを集大成したのがこのCD『演歌の金字塔』(写真右)です。
 どれも素晴らしい歌ですが、なかでも私はドドンパ調の『東京バンザイ』にホレました。
 このCD、
http://kymla.hp.infoseek.co.jp/
で通販されてますので要チェックです。


031123_1.jpg ◆ブルービート [ Book Review ]
リットーミュージック刊『スカ・ディスク・ガイド』(写真左)、2003年11月20日初版です。
 世代的には「マイボーイ・ラリポップ」ですから、マッドネスとかスペシャルズなんかは骨董趣味の若者みたいに感じてました。
 その後、ラジオ番組でスカ、スクスク、ドドンパなどの特集をシリーズで放送したことがありました。個人的には気に入ってたんですが、反響はなかったですね。
 それにしてもスカってのは分かりやすい音楽ですなぁ。
Posted By eiji Posted At 07:03 PM, November 23, 2003


031127_1.jpg ◆新宿ACB [ Book Review ]
講談社刊、井上達彦著『新宿ACB 60年代ジャズ喫茶のヒーローたち』(写真右)。2003年11月25日発行。2571円+税。
1958〜70年の間、ロカビリー、GSなどの揺籃となった伝説のジャズ喫茶ACB、その元支配人が振り返るジャパニーズ・ポップスの黄金時代。
貴重な資料と多数の写真を収録。資料価値甚大。見ていて楽しい!
 これはスゴい内容です。よくぞ出してくれました。こういう本は即、買いです。
Posted By eiji Posted At 08:45 PM, November 26, 2003


040105_01.jpg ◆オリジナルCD特別提供の企画があるので、切手1000円と応募券を同封してさっそく送ってみました。
 届いたのは12月の中頃でしたか(写真左)。

 ちょっと残念なのは、オリジナルテイクではないのが収録されていること。平尾昌晃の『恋の片道切符』などは、アイザック・ヘイズかと思いましたよ。
 録音日とかどういうテイクかとか、表示が欲しいところですね。


031128_1.jpg◆かつて此処に新宿ACBありき [ Diary ]
 ところで、かつて新宿ACBが入っていたビルはまだちゃんと存在しております(写真右)。
 当時は繁華街のはずれで寂しげな場所だったようですが、現在は再開発の影響でしょうか、かなりにぎやかな感じです。
Posted By eiji Posted At 06:29 PM, November 28, 2003


◆日本のコメディアン「チャップ」はいずこへ? [ 昔の名前で出ています ]

レノンのあのアルバム、5750万円で競売へ

 妻のオノ・ヨーコさんと出した最後のアルバム「ダブル・ファンタジー」(80年)で、殺害される5時間前に犯人のマーク・チャップマン服役囚に請われてサインした。カバーには同服役囚の指紋も付着しているという。
http://www.zakzak.co.jp/top/top1129_1_04.html

 博物館入りが相当でしょう。
 反戦平和を訴えるレノンと、プレスリーを愛する不良少年のレノンが同居しているところに、この人の面白み、複雑性があるように思います。
Posted By eiji Posted At 03:46 PM, November 29, 2003


◆希望者殺到で追加公開 大阪万博「太陽の塔」内部
http://www.sankei.co.jp/news/031129/1129sha048.htm
いいなー、オレも入りたいナー。
Posted By eiji Posted At 03:46 PM, November 29, 2003


rock_roll.jpg ◆大昔のことですが、ロックンロール誕生以前の、先駆け的楽曲を集めてカセットに録音し、『岩と巻物』というタイトルで、数人の知人に贈呈したことがありました。
 ロック・アンド・ロールを直訳したつもりで岩と巻物としたわけなのですが、アメリカ人にとってロールといえば生地を丸めて焼いたロールパンのことで、巻物だったらscrollでないとピンと来ないらしいのです。
 1957年に出たLPのジャケット(写真左)でも、ちゃんと岩とロールパンになってました。まことに不明の行ったり来たりでございます!

♪模索ゥ、もぉ〜さぁ〜くぅ〜♪、、、ってそりゃ与作デショ!

米の人気ソウル歌手、ジェームズ・ブラウン容疑者(70)が28日、家庭内暴力の疑いでサウスカロライナ州の警察当局に逮捕された。
 37歳年下の妻と口論となり、妻の右足を蹴るなどした容疑で、妻は足と尻にアザと切り傷を負った。世界の音楽シーンに“キング・オブ・ソウル”として君臨するブラウン容疑者は、15歳の時に窃盗で捕まったのを手始めに、1989年には銃不法所持で禁固6年の実刑判決、98年には大麻所持で懲役6年の実刑判決を受けている。また、94年に今回同様、3人目の妻に暴力をふるい逮捕されたことがある。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200401/ gt2004013013.html

040130_01.jpgこの人、売れるまでが長く、いろんなスタイルを研究していたようです。ドゥーワップ、ダンスミュージックのほか、リトル・リチャード、アイズレー・ブラザースのスタイル等々、はやりの物は何にでも手を出しております。自分のオリジナルのスタイルを確立するまで、もがいて、苦しんで、模索していたのでしょう。
私がその全貌を知ったのはずいぶんと遅く1989年、ポリグラム(ポリドール)から出た2枚組CD(写真右上)によってでした。
それにしても米国男性には昔から暴力男が多いですね。肉の食い過ぎでしょう。ミュージシャンではアイク・ターナーが有名です。それで悩んだティナが宗教に走ったというワケですかねぇ。

2004年01月29日

豊多摩郡

040129_01.jpg面積のわりにパソコン関係が充実している、あおい書店四谷店にて、
草思社刊・アイランズ著『東京の戦前 昔恋しい散歩地図』1600円(写真右)
PARCO出版『ビックリハウス 131号』800円(写真左下)
を購入。
040129_02.jpg『東京の戦前 昔恋しい散歩地図』。
昭和6年の地図をつかっていますが、その地図でもウチの住所は赤坂区ではなく「豊多摩郡渋谷町」のはずれ。つまり青山ではないのでした。とほほほ…。
『ビックリハウス』
当時私は『宝島』派で、それもごく初期です。シロートの投稿で盛り上がるなんて深夜放送みたいだな、と感じておりました。

応募してみようかな

「トリスを飲んでハワイへ行こう!」。サントリーは2月、愛飲者にハワイ旅行が当たる企画を26年ぶりに始める。43年前、流行語になった作家山口瞳氏の名コピーが復活する。
 ハワイ企画は61年、78年に続いて3回目。初回は100人が当選。海外渡航の自由化を待って3年後に4人がハワイへ。残りの当選者のうち名乗り出た約60人が代金約40万円を受け取った。 http://www.asahi.com/business/update/ 0129/001.html

私はまだハワイに行ったことはありません。ハワイチェーンにも(まだあるのかしらん?)。

2004年01月28日

戦後政治のタニマチたち

040128_01.jpg店内にモダンジャズが流れる渋谷の山下書店にて、今日は、
週刊エコノミスト 創刊80周年記念『戦後日本企業史 経済大国を築いた人々』1200円
040128_02.jpgちくま文庫 なぎら健壱著『日本フォーク私的大全』760円
を買いました。
あの時代のフォークは苦手なのですが、『戦後日本企業史』だけだと払いが中途半端なので、ついでに買っちゃいました。(なぎらさん、ごめんね)

つぎは『戦後日本政治史』の発刊をキボー…します。

2004年01月24日

テイタム、ファーマー、ブレイキー、ペッパー、引越センター

ロイター通信などによると、米ニューヨーク州警察当局者は22日、米人気デュオ「サイモン&ガーファンクル」のメンバー、アート・ガーファンクル容疑者(62)を、マリフアナ所持の現行犯で逮捕したことを明らかにした。
 同容疑者は17日、乗っていたリムジンをスピード違反で警察に止められた際、上着のポケットに少量のマリフアナを所持していたのが見つかった。
 逮捕された際、ガーファンクル容疑者は身分証明書を提示したうえで自分は有名人だと主張したという。
http://kyoto-np.co.jp/news/flash/2004jan/23/ CN2004012301001066J1Z10.html

実はエヴァリー・ブラザース〜S&Gの“音”は、イマイチ好きじゃありません。
歌詩のほうではS&Gはユダヤ系らしく、当時のフォークの枠に収まらない哲学的な内容であったようですが、あたしゃ英語がワカラないので、当時も今もそのへんのニュアンスがまったく理解できてません(苦笑)。

2004年01月18日

風を感じていた7年間

閉館した万博記念公園の「国立国際美術館」=18日、大阪府吹田市

 大阪府吹田市の万博記念公園内にある「国立国際美術館」が18日、閉館した。老朽化や地下の湿気が作品保管に向かないことが理由で、今年9月には解体工事が始まる。1970年に開催された日本万国博覧会で造られた建物がまたひとつ姿を消す。
 同館を設計した建築家、川崎清さん(71)による「美術館建築とその周辺」が最後の特別展。最終日も多くのファンが訪れ、建物の前で記念写真を撮るなどして別れを惜しんだ。
 同館はピカソの「道化役者と子供」など約5000点を所蔵。今年11月には大阪市北区中之島に移転し、完全地下型の美術館として生まれ変わる。
http://www.sankei.co.jp/news/040118/ 0118sha060.htm

私は千里万博に行っております。東京オリンピックから万博までの7年間に、私という人間が凝縮されております。私を「昭和の子供」というのはあまり正確ではありません。過不足無く申し上げれば、あの7年間にこそ生きた人間だったのです。

2004年01月16日

プリーズ・リクエスト(ウィ・ゲット・リクエスト) by O・ピーターソン

<音楽>廃盤レコード、CDで復刻 SME

 ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、すでに廃盤になったかつてのアイドルやフォーク歌手などのレコードアルバムをCDで復刻、販売する新サービスを30日から始める。オンライン上でリクエストを受け付け、一定数以上に達したら製品化する仕組み。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00000010-mai-bus_all

ネット投票はちゃねらーの餌食でしょう。そもそも話題作りでしかない、と思われます。あるいは企画盤セクションのディレクターが企画会議で説得の補強材料として使うくらいですか。
ソニー音源じゃ「廃盤」といっても、その古さはたかが知れてますからね。
今後はすべてのタイトルについて、ネット経由で随時ダウンロードできる環境を目指すべきでしょう。

2004年01月14日

覆水盆に返る?

当ブログのindex.html(2004/01/13付)のデザインは
http://www.blogskins.com/preview.php?sid=4195
を改造したものです。
MainIndex単独で表示されるようになっていたのですが、分割したデカい画像をテーブルを使わず並べていたり、入れ子部分にCSSで同じプロパティ・同じ値を何重にも設定したりと、不審に思われる部分が多々あり、結果としてかなりいじくりました。
それでも全体の構成は維持できたと思います。

前の5-6-7 WEBLOGは03/10/23に始まり、03/12/06に消滅しました。その間の記事は原稿の保存やバックアップをしてなかったので、もう何も残ってません。影も形もない。“気化”しちゃったようなもんです。
それはマァある程度予想してたんですが、ナ、なんと、、、『わたしをつくった101枚』のデータもきれいさっぱりと無くなっていたのでした。
原稿もありません。バックアップも取ってませんでした。すべては私の怠慢であり、注意不足です。これが会社なら左遷・降格は当たり前、悪くすればクビになっても文句は言えないような、そういう非常事態なのです。
フール・サッチ・アズ・アイ(なんて馬鹿な僕)、ですね!
かくなる上は最後の頼みの綱、WebArchiveに希望をつなぐしかありません。
さっそくチェックしたら、、、ン、来てますね。きゃつメらのスパイダーはこれまで4回ほど拾っていたようです。一番新しいのは03/06/26付。それより後のはありません。
それらはすべて、5-6-7WEBLOGに転載する以前の、POINTEXトップページからリンクしていたページでした。それでも無いよりマシです。
私はさっそくダウンロードしました。ジャケット写真だけはのローカルに残っていたので、これでどうにかこうにか7割がた復旧させることができる見通しとなりました。
エガッタ、エガッタ、早慶レガッタ!
ということで、これから順次UPしていきたいと、かように思っております。

2004年01月13日

癡者猫(チェシャーキャット)だって未萌(みほう)に見る。

can.gifごめんくださいまし。
アタシでございます。お忘れでございましょうか?
今を去ること一ヶ月と六日前、ふいにこのウェブログが消えたのでございます。
いいえ、ウェブログのみならず、サイト全部が神隠しにあったように、すっ・・・と消えちゃったのでございます。
原因? 存じません。
全てのログを失いました。アハハハハ。
なんの、かまいやしやせん。人間本来無一物ですから。
アタシはそういう男です。
♪生ッまれたとーきがひっとりならァー、死んでいくのもひっとりぢゃなーいーかァー♪
ヤケッパチぢゃないですよ。一遍上人のテーマソングです、これは。

でも、いいぢゃないッすか。ね。また始まるんですよ、これが。
仕切り直しです。初心に返って、また一から出直しです。
始まりの終わりがようやく終わり、これから終わりの始まりの始まりが終わりかけているところにさしかかろうとしているのです。
すなわち、終わりは始まりであり、始まりは始まり、終わりはしょせん終わりです。どこから始まっても、またどこで終わっても、それは始まりであり、同時に終わりであるのです。スタートはエンドであり、レッツ・ビギンはレッツ・フィニッシュなのです。
察しのいいアナタならもうおわかりでしょぉ?
アソコはここでここはアソコなんです。
ぢゃぁ、アナタとアタシは同じなのか? そりゃ、そりゃァははは、違いますよぉ。
誤解を懼れずに申し上げれば、過去は未来であり、未来は過去なんですぅ!
違う?! あ、違う? ぜんぜん違いますって?
う〜む、そうかもしれん、また、そうでないかもしれん。
そうとも云えるし、そうでないとも云えます。

よいのです。それで、おおむねよろしーのです。善きかな善きかな、でアリマス。
現実を肯定的に観るということは必ずしもオノレが保守化しているということではありませんね。逆もまた然り。
昔はヨカッた、などとは申しません。今の方がずっと良いこともたくさんある。そうでしょう? そしてその逆もある。
しかして、同時代の空気と折り合いの悪い者にとっては、たとえば60年代の“Now !”を持ち込んだり、来るべき懐かしい未来(レトロ・フューチャー)を引き寄せたりすることは、手の込んだ延命処置であり、さまよえる死者への鎮魂・慰霊・回向に他ならない、ということ。
ちなみに――、
今回付した題名“register movement”は印刷用語で云うところの「見当ずれ」、いわゆる版ズレのことでございますよ。out of registerとも申します。print gapというのもマァ似たような意味でしょうね、きっと。
「パパ、ズレてるぅ!」……って、べつにズラがズレてるわけぢゃござんせん。
昨今の作法と、ひっきょう現代感覚と、ズレちゃってる。ね。ズレまくっちゃってる。
人見明が思わず「調子くるっちゃうなー」とつぶやいてしまうような、そんな版ズレ野郎のウェブログですよ、という意味なんです。

このウェブログで何が言いたいかといえば、フランキー・ヴァリのことではない。およそ考えられるヴァリエーションが出そろってしまった以上は、時間軸にそった生成・発展という見方は歴史としての知識でしかなくなり、すべてのヴァリエーションの、そのテイストは現在(座標軸ゼロ)から等距離、または等距離に等しい距離にある、、、のだろう、ということなんです。
わっかンないかナーァ。
たとえばねー、ジャズの歴史でニューオーリンズ・スタイル、シカゴ・ジャズ、スイング、ビバップ、モダンジャズ、フリージャズ、クロスオーヴァーとかいろいろあって、それらは一応は時代とともに発展してきたのだけれども、では、最新のジャズがデキシーランド・ジャズより価値があるのかといえばそうぢゃァない。それは違う。
三国伝来のブディズムなんかもそう。古い・新しいだけが尺度ぢゃないし、恣意的なソートの結果を規範として押しつけるべきぢゃないんです。文化ってやつァそーゆーもんなんです。
そしてそうしたヴァリエーションは、インターネット時代にふさわしく、データとして随時アクセス可能であり、個々人に固有であるところの“現在(座標軸ゼロ)”が無限に異なるように、その価値判断もまた、もはや無限に相対化されるに至った、と宣言すべき「時」がついについに訪れたのだ、ということ。
それはパンドラの箱を開けるようなもので、いったんそのような状態に至ったら、一切合切すべてを抹消するか、システムを含めて復元不可能なまでに破壊するか、しか逆戻りの方法はないのである。いわば文化の最終ステージ、もう後は、日の下に新しきものは無し、ってコトであります。

それでも創造に較べればまだ易しいかもしれない。…いえネ、今後は発見は困難でしょうという話。もちろん、知ってる者は知らない者より知っている、とか、あー先に言ってくれりゃいいのにぃ〜、といった程度の発見はいくらでもある。けれども人類史上の、みたいな発見はムズかしい。
一人の人間が一生のうちに世界中すべてのホームページを見ることはムリでしょう。それにその必要はない。相呼ぶ魂が無言の裡に引き合う、価値観の似通った者がコミュニティを作るということもある。アタシャそういうのは好きぢゃないが。
だから、知ってる者は知らない者より知っている程度の発見をしたけりゃ、インターネットはうってつけの玩具ですな。
――えーっと、、、なんの話だったっけ?

とにかくね、またやるんです。始まります。
プロローグにしてエピローグ、イントロにしてアウトロ、プレリュードにしてポストリュード、序にして跋、キューにしてタグ、高貴にして卑賤、先駆けにしてどん尻、中心にして周縁、最新流行にして時代遅れ、マクロコスモスにしてミクロコスモス、鶏口にして牛後、……ま、ほとんどオバケです。よ、よろピク。


眼鏡をかけたMedievalist 菅佐原 英二
(cf.“THE CAVES OF STEEL” http://www.625.org.uk/cavesofs/sb21cofs.htm